ワーファリン顆粒0.2%

エーザイ

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基本情報

副作用

主な副作用は、発疹、そう痒症、紅斑、蕁麻疹、皮膚炎、発熱、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等、悪心・嘔吐、下痢、脱毛、抗甲状腺作用です。


■下記の副作用はめったに起こりませんが、念のためご注意ください。お薬を使用していて下記のような初期症状が出た場合は、すぐに医療機関に行き飲んでいるお薬を医師に伝えて指示を仰いでください。
・出血
・皮膚壊死
・カルシフィラキシス
・肝機能障害、黄だん

使用上の注意点

■本剤には以下のような警告が出ています。

本剤とカペシタビンとの併用により、本剤の作用が増強し、出血が発現し死亡に至ったとの報告があります。併用する場合には血液凝固能検査を定期的に行い、必要に応じ適切な処置を行ってください。


■以下のような方は本剤を使用できません。

1.出血している患者(血小板減少性紫斑病、血管障害による出血傾向、血友病その他の血液凝固障害、月経期間中、手術時、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、流早産・分娩直後等性器出血を伴う妊産褥婦、頭蓋内出血の疑いのある患者等)
〔本剤を投与するとその作用機序より出血を助長することがあり、ときには致命的になることもある。〕

2.出血する可能性のある患者(内臓腫瘍、消化管の憩室炎、大腸炎、亜急性細菌性心内膜炎、重症高血圧症、重症糖尿病の患者等)
〔出血している患者同様に血管や内臓等の障害箇所に出血が起こることがある。〕

3.重篤な肝障害・腎障害のある患者
〔ビタミンK依存性凝固因子は肝臓で産生されるので、これが抑制され出血することがある。また、本剤の代謝・排泄の遅延で出血することがある。〕

4.中枢神経系の手術又は外傷後日の浅い患者
〔出血を助長することがあり、ときには致命的になることもある。〕

5.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

6.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人

7.骨粗鬆症治療用ビタミンK2(メナテトレノン)製剤を投与中の患者

8.イグラチモドを投与中の患者


■以下のような方は本剤の使用には注意が必要です。
症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もありますので医師に伝えておきましょう。

1.肝炎、下痢、脂肪の吸収不全、慢性アルコール中毒、うっ血性心不全、敗血症、遷延性低血圧症のある患者及び新生児のビタミンK欠乏時等
〔本剤の作用が増強されることがある。〕

2.ビタミンK摂取時等
〔本剤の作用が減弱されることがある。〕

3.悪性腫瘍の患者
〔悪性腫瘍の患者では、血液凝固能の亢進により血栓傾向となる一方で、腫瘍関連出血を生じることがある。また、全身状態や摂食状況の変化に伴う血液凝固能の変動を生じることがある。〕

4.産褥婦
〔出血しやすく、出血量が多くなることがある。〕

5.甲状腺機能亢進症、又は甲状腺機能低下症の患者
〔甲状腺機能異常の患者では、病態の変化又は治療過程で甲状腺機能が正常化し、血液凝固能が変化することがある。その結果として本剤の作用が見かけ上減弱、又は増強するおそれがある。〕

6.新生児

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

妊婦又は妊娠している可能性のある方、授乳中の方は使用しないでください。
新生児に対する安全性は確立していません。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

■以下のような薬を飲まれている方は本剤を使用できません。
・骨粗鬆症治療用ビタミンK2製剤:メナテトレノン(グラケー)
・イグラチモド:ケアラム、コルベット

■ 以下のような薬を飲まれている方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示を仰いでください。
・催眠鎮静剤:バルビツール酸系及びチオバルビツール酸系薬剤(フェノバルビタールなど)、抱水クロラール、トリクロホスナトリウム
・抗てんかん剤:カルバマゼピン、プリミドン、フェニトイン、ホスフェニトインナトリウム水和物、エトトイン、バルプロ酸ナトリウム
・解熱鎮痛消炎剤:アセトアミノフェン、セレコキシブ、トラマドール塩酸塩、ブコローム、メロキシカム、ロルノキシカム、アスピリン、イブプロフェン、インドメタシン、インドメタシン、ファルネシル、エトドラク、ケトプロフェン、サリチル酸類、ジクロフェナクナトリウム、スリンダク、テノキシカム、ナブメトン、ナプロキセン、ピロキシカム、フルルビプロフェン、メフェナム酸、モフェゾラク、ロキソプロフェンナトリウム水和物など
・精神神経用剤:トラゾドン塩酸塩、メチルフェニデート塩酸塩、三環系抗うつ剤(アミトリプチリン塩酸塩など)、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI:パロキセチン塩酸塩水和物、フルボキサミンマレイン酸塩など)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI:デュロキセチン塩酸塩など)、モノアミン酸化酵素阻害剤

ほかにも飲み合わせに注意が必要な薬が多数あるので、服用している薬がある場合は必ず医師・薬剤師に報告してください。

■以下のような食品等との併用には注意が必要です。

・アルコール:
本剤の作用を減弱又は増強することがあるので、本剤服用中の飲酒には注意すること。

・セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort, セント・ジョーンズ・ワート)含有食品:
本剤の作用を減弱することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。

・ビタミンK含有食品(納豆、クロレラ食品、青汁):
本剤の作用を減弱するので、上記食品を避けるよう、患者に十分説明すること。

・ビタミンK含有食品(上記以外のビタミンK含有食品):
一時的に大量摂取すると本剤の作用を減弱することがあるので、患者に十分説明すること。

薬効・薬理

本薬は、ビタミンK作用に拮抗し肝臓におけるビタミンK依存性血液凝固因子(プロトロンビン、第VII、第IX、及び第X因子)の生合成を抑制して抗凝血効果及び抗血栓効果を発揮します。
また、本薬によって血中に遊離するPIVKA(Protein induced by Vitamin K absence or antagonist:プロトロンビン前駆体)が増加することにより抗凝血作用及び血栓形成抑制作用を持ちます。