イボの種類

イボにはさまざまな原因と種類があります。

ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じやすいウイルス性の「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」、加齢によって生じる「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」、伝染性軟属腫ウイルス(でんせんせいなんぞくしゅ)の感染によって起こる「伝染性軟属腫」などがあり、それぞれ治療法が異なります。

イボの種類 できやすい場所 原因
尋常性疣贅 手足の指、手、背中、足底など ヒトパピローマウイルス
老人性疣贅 顔や頭、体幹など 加齢
水いぼ 全身 伝染性軟属腫ウイルス

尋常性疣贅にイソジン軟膏は効くのか?

【第3類医薬品】イソジン軟膏 5g

尋常性疣贅はウイルスが原因のイボです。

ウイルス性イボである尋常性疣贅は、『ヒトパピローマウイルス』が皮膚のごく小さな傷などから侵入し、角化細胞に感染することでイボが発生します。

イソジン軟膏と同じ有効成分・濃度で医療用に使われているイソジン液10%、イソジンゲル10%の添付文書には効果のあるウイルスの名前が記載されていますが、ヒトパピローマウイルス(human papilloma virus)の記載はありません。

医療現場でも尋常性疣贅にイソジンを使用することはありません。

尋常性疣贅の治療法は、レーザーや外科的切除、ブレオマイシンの局所注射、飲み薬ではヨクイニン(ハトムギ種子抽出物)、外用ではグルタルアルデヒドやモノクロル酢酸、活性型ビタミンD3を使用する方法があります。

老人性イボ(老人性疣贅)にイソジン軟膏は効くのか?

イソジン軟膏は、加齢が原因である老人性イボ(老人性疣贅)には効果がありません。

老人性イボは加齢が原因であり、ウイルスが原因ではないので人にうつることはありません。しかし、加齢とともに数が増えていくことが多いイボなので、見た目を気にする方は多くいます。

凍結療法やレーザー治療、あるいは外科的切除など、治療には病院の受診が必要です。

水いぼ(伝染性軟属腫)にイソジン軟膏は効くのか?

水いぼは、伝染性軟属腫ウイルスに感染することによって発生するウイルス性のイボです。子どもに多く大人ではまれな種類です。

水いぼもウイルス性イボのひとつですが、便宜上ウイルス性イボとはわけられることも多いです。

ウイルスが原因なので、皮膚の接触やタオルの共有で感染するおそれがあります。放っておいても治りますが、完治までには時間がかかります。

小児科や皮膚科などではイソジン液が効能外ではありますが、治療に使われることがあります。

ただし、イソジンによる治療は医師がイボの種類を水いぼと確定診断した後にイソジンでの治療が適切と判断した上で行われます。

市販薬のイソジン軟膏を自己判断で使用するのは控えましょう。

おわりに

イボは種類の判別が難しく、自己判断での治療は症状の悪化につながるため避けてくだい。

イボができた場合は自己判断せずに、まずは皮膚科の医師の診断を受けましょう。イボにあった治療を行うことが何よりも大切です。