酸棗仁湯

東洋漢方製薬

市販薬 煎剤

基本情報

副作用

■以下のような症状が持続する場合や悪化が見られた場合は、使用を中止し、医師、薬剤師などに相談してください。
・下痢

■以下のような症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師、薬剤師などに相談してください。
[関係部位:症状]
消化器:吐き気、食欲不振、胃部不快感

■稀に以下のような重篤な症状が現れることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
[症状の名称:症状]
・偽アルドステロン症:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛。
・ミオパチー:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。

使用上の注意点

■以下のような方は医師、薬剤師などに相談してください。
・医師の治療を受けている方
・胃腸の弱い方
・下痢または下痢傾向のある方
・高齢の方
・次の症状のある方:むくみ
・次の診断を受けた方:高血圧、心臓病、腎臓病
・長期にわたって使用したい方。
・今までに薬により発疹・発赤、かゆみなどを起こしたことがある方

■煮だした煎じ薬は腐敗しやすいため冷蔵庫などに保管し、使用する際は再加熱するようにしてください。

■酸棗仁湯を煎じたときにでるかすは熱いうちに取り去るようにしてください。

■酸棗仁湯は必ず1日分ずつ煎じるようにし、数日分をまとめて煎じないようにしてください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

■妊娠中の方、または妊娠している可能性のある方は医師、薬剤師などに相談してください。

■授乳中の使用に関しては特別な注意は必要ないとされています。どうしても心配な場合は授乳中であることを医師、薬剤師などに伝え確認をとってください。

■15歳未満の子供は使用しないでください。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

■酸棗仁湯との飲み合わせで注意が必要な薬は基本的にはありません。

薬効・薬理

【チモ】
ハナスゲ(ユリ科)の根茎を原料とするチモには、解熱、止瀉、利水、鎮静効果があります。
関節や皮膚に生じる炎症を緩和する他、体液を潤すことにより疲れすぎで生じる気分の高揚を鎮める働きをします。

【センキュウ】
センキュウ(セリ科)の根茎を原料とし、鎮静・鎮痛作用に加え、体を温め血の巡りをよくする効果があります。冷えによる痛みや頭痛、鼻づまりなどを改善する他、末端まで血液を循環させる作用にすぐれていることから、月経困難などの婦人科系疾患や関節痛、四肢のしびれなど幅広く用いられます。

【ブクリョウ】
アカマツやクロマツの根に生息する菌核が原料となっています。体内に滞った水分を改善する利尿作用にすぐれる他、止瀉(ししゃ)、鎮静作用が働き、めまいや胃の不快感、むくみなどに効果があります。また、消化機能のバランスを整え、精神の安定にも有効です。

【カンゾウ】
甘草(マメ科)の根を原料としています。のどの痛みなどに効果がある他、筋肉の緊張などを緩める作用があります。また、甘草には甘味成分があり、苦い薬を飲みやすくする働きや処方された成分の作用を調和する働きがあることから70%以上もの漢方薬に使用されています。

【サンソウニン】
サネブトナツメ(クロウメモドキ科)の種子を原料としています。成分にサポニンを含み、鎮静作用や眠気を誘う催眠作用があります。
※催眠作用とは眠気を催す働きのことをいいます。

【酸棗仁湯】
酸棗仁湯は、安心作用を含むサンソウニンと、清熱や潤いをもたらすチモが組み合わさることで、大脳の興奮を鎮静させ眠気を誘う働きをします。さらにブクリョウ、センキュウ、カンゾウを加えることで不眠に対する効果を高める構成になっています。酸棗仁湯は精神不安や不眠、動悸、神経過敏などを改善するための代表的な漢方薬です。