小青竜湯とは

小青竜湯(ショウセイリュウトウ)は、鼻炎や花粉症に使用される漢方薬です。

処方薬・市販薬ともにツムラやクラシエなどの各メーカーから、顆粒、細粒、散剤、錠剤タイプとさまざまな剤形で販売されており、自分の好みに合わせて飲みやすいタイプの薬を選ぶことができるのも特徴です。

小青竜湯の効果

効能又は効果

下記疾患における水様の痰、水様鼻汁、鼻閉、くしゃみ、喘鳴、咳嗽、流涙:

気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、感冒

ツムラ小青竜湯エキス顆粒(医療用) 添付文書

風邪(鼻づまり・咳・喉の痛み)への効果

小青竜湯はウイルスを撃退して風邪を治すのではなく、あくまで症状を和らげる対症療法として使用します。小青竜湯はアレルギー性鼻炎だけでなく、風邪のときに出る鼻水・鼻づまり・咳などの症状を緩和させる効果があります。

ただし、喉が痛い場合や乾いた咳が出る風邪の場合には、通常は使用しません。また、唾液を飲み込むと痛いような喉の痛みには効果はあまりありません。

小青竜湯の副作用

小青竜湯のおもな副作用には、発疹・発赤、かゆみ、吐き気、食欲不振、胃部不快感などがあります。

重大な副作用には、間質性肺炎、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害、黄疸があります。

副作用が起こる頻度は少ないですが、違和感を覚えたり異変を感じたらすぐに使用を中止して、医師や薬剤師に相談してください。

小青竜湯は妊娠中や授乳中も使える?

小青竜湯は妊娠中でも使用が可能な薬です。ただし、妊娠中は体調の変化が起こりやすいので、小青竜湯に限らず薬を使用する前にはかかりつけの医師に相談することをおすすめします。

また、小青竜湯は授乳中でも使用が可能な薬です。授乳中の薬の使用について心配なことがあれば、使用前に医師や薬剤師へ確認すると安心できます。

小青竜湯の子どもへの使用

処方薬の小青竜湯は、基本的には安全性が確立されていないため医師の判断によって処方されます。

市販薬のツムラの小青竜湯エキス顆粒の場合、2歳未満は使用不可ですが、2歳以上であれば年齢に合わせた用量で使用することが可能です。購入時に薬剤師へ相談してください。

小青竜湯と葛根湯の違い

小青竜湯・葛根湯ともに、風邪を引いたときに用いられる漢方薬です。それぞれの違いを確認しましょう。

寒気がある風邪のひきはじめには葛根湯

葛根湯は、風邪の初期などの頭痛・発熱・寒気などに効果があります。とくに体力がある人に向いている漢方薬です。

葛根湯は発汗を促すことで熱を下げ、鼻炎・頭痛など、炎症が起こって熱が出るような急性期に使用します。

鼻水・鼻づまりのある風邪には小青竜湯

葛根湯に比べると、小青竜湯は体力が中程度の人や体力がない人に向いています。

鼻水やくしゃみの出る風邪だけでなく、アレルギー性鼻炎、気管支炎や気管支ぜんそくなどに使われます。

おわりに

小青竜湯は、風邪の鼻水や鼻炎、花粉症などに使用する漢方薬です。漢方薬は症状と自分の体質によって選ぶ薬が変わるので、薬の効果をより実感するためにも、使用する際には医師や薬剤師に相談してから飲むことをおすすめします。