この記事ではイナビルの効果や副作用・使い方について記載していこうと思います。

これから使われる方の参考になれば幸いです。

 

イナビルの効能・効果

インフルエンザA型またはB型の治療と予防に使われます。

C型インフルエンザには効果はありません。

 

1、イナビルを治療で使う場合

成人

ラニナミビルオクタン酸エステル(イナビルの成分)として40mgを一回に吸入します。

小児(10歳未満)

ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを一回に吸入する。

小児(10歳以上)

ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを一回に吸入する。

 

また治療に使う際には症状発現後できる限り早く使用することが好ましく、症状が出てから48時間以上経過して使用した場合の有効性は確立されていないです。

なので薬局でお薬をもらったらすぐに吸入するようにしましょう。

 

2、イナビルを予防で使う場合

成人及び10歳以上の小児にしか使用は認められておらず、ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを1日1回で2日間吸入します。

 

予防で使う際の注意点

  • インフルエンザ感染者と接触してから2日以内に吸入する
  • 予防効果は約10日間継続します。服用してから10日以降の予防効果は確認されていません。

 

また予防で使う場合は原則として、インフルエンザを発症している方の家族もしくは同居人で下記の条件に当てはまる方になります。

  • 高齢者(65歳以上)
  • 慢性呼吸器疾患もしくは慢性心疾患の方
  • 代謝性疾患(糖尿病など)の方
  • 腎機能障害の方

 

また、イナビル含むインフルエンザ治療薬には特に解熱鎮痛作用はありません。よくイナビルやタミフルを使用したら熱が下がったとお聞きしますが、それは直接的なお薬の作用ではなく体がもともと持っている免疫力などからくるものになります。

なので、薬を服用しても熱が下がらないからといって薬の効果が出ていないというわけではありませんので安心してください。

 

イナビル服用による異常行動について

昨今、マスコミなどでもインフルエンザ治療薬による異常行動が取り上げられているのでご存知の方も多いとは思いますが、少し記載しておこうと思います。

 

イナビル(その他インフルエンザ治療薬も含む)と異常行動の因果関係は不明であるものの、イナビル服用後に異常行動などの精神神経症状が出た例が報告されています。

小児・未成年者については、異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として、イナビル等による治療が開始された後は、

1)異常行動の発現のおそれがあること

2)自宅において療養を行う場合、少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮すること

上記2点について患者・家族に対し説明を行うこととしています。

なお、インフルエンザ脳症等によっても、同様の症状があらわれるとの報告がありますので、上記と同様の説明を行うこととしています。

 

未だにインフルエンザ治療薬と異常行動の因果関係はわかっておりませんが、2014〜2015期のインフルエンザ治療薬と異常行動については関係性が認められないとして厚生労働省から発表がありました。

しかし異常行動が起きているのも事実ですので、お子様に服用させる場合は十分に注意してください。

 

イナビルの副作用

主な副作用として下痢・吐き気・胃腸炎などがあります。

なかでも下痢は臨床試験1571例中73例ありましたので症状が出るようであれば医師に相談しましょう。

 

イナビルの使い方

イナビルは1回吸入して治療終了となる今までにないタイプのお薬になっていて、しっかり吸入することが効果をしっかり出すためにも必要なこととなっております。

 

使い方については他の記事にて詳しく紹介させていただいておりますので、そちらを参考にしていただければと思います。

 

参考記事:イナビルの効果や使い方

 

終わりに

インフルエンザは高熱が出たり体がだるくなったり、高齢者や喘息などの疾患をお持ちの方などでは最悪死に至る病気ではありますが、早めに病院にかかってイナビル等のインフルエンザ治療薬をもらうことにより症状を最小限に抑えることができますので、「体調悪いけどこれってインフルエンザかな?」など少しでも気になるようであれば医療期間に受診しましょう。

それと、薬を服用するしないに関わらず熱が下がっても5日間ほどは体の中にウイルスがいますので他の人にうつしてしまわないよう出勤・通学などは控えましょう。