大正漢方胃腸薬とはどんな薬?

・不規則な生活などで慢性的に胃腸の不調に悩まされている方にオススメ。
・安中散と芍薬甘草湯を混合した漢方処方の胃腸薬です。
・サラッと溶ける微粒タイプ

大正漢方胃腸薬に含まれている2つの漢方薬について

安中散:ストレス性の胃炎や胸やけ、胃もたれ、急性・慢性の腹痛に有効。胃腸を温めて痛みをとるので月経痛にも効く。

芍薬甘草湯:みぞおちやお腹、腰の筋肉が緊張によって痛むときに有効。急性の痛みにも高い鎮痛作用があり、月経痛にも効く。

胃が弱っている時にやってしまいがちな間違い3選

①胃が弱っている時におかゆはNG?!食べ方に要注意!

胃が弱っている時におかゆは定番ですが、食べ方を間違えると逆に胃腸に負担をかけてしまう場合があるのです。ポイントはひとつ「よく噛むこと。」

おかゆのようにサラサラと食べられるものは、つい噛まずに飲み込んでしまいがち。よく噛むことで唾液や胃液の分泌が促進されます。唾液にも消化を促進する成分がたくさん入っているのです。

よく噛んで細かくしてから胃に送った方が吸収がよくなります。おかゆを食べる際は気をつけて下さいね。

②牛乳はすこし温めて飲もう

「胃に膜をはるから牛乳を飲むといい。」とよく耳にします。これは牛乳が胃酸の中和し胃粘膜を保護する働きがあるからです。

しかし、冷たいままの牛乳だと冷たさで胃を刺激して負担をかけてしまいますので、少し温めてから飲むようにしましょう。

③食後の胃腸薬

「たくさん食べてお腹いっぱい!胃腸薬を飲んで消化を良くしよう!」と、食後に胃腸薬を服用する人もいると思いますが、胃腸薬は食前に服用する方が効果的です。
ではなぜ食前の方が効果的なのか次の項目で詳しく説明していきましょう!

大正漢方胃腸薬の服用のポイント!「食べる前に飲む」が効果的な理由

胃腸薬の漢方はほとんどが「食前・または食間」の服用になっていますね。これにはちゃんとした理由があります。その理由とはなんなのでしょうか?

漢方薬は胃の中が何もない状態のほうが薬効成分がよく吸収されるとされているため、大正漢方胃腸薬の服用時期も「食前又は食間」を推奨しています。

食欲不振や胃のもたれで服用するときは、食事の30分くらい前に、または、食事の後2~3時間を目安に服用すると効果的です。

大正漢方胃腸薬

効能・効果

胃のもたれ、胃部不快感、胃炎、胃痛、げっぷ、食欲不振、腹部膨満感、胸つかえ、胸焼け、胃酸過多、腹痛、はきけ(むかつき、悪心)

大正漢方胃腸薬の使用方法や内容成分

用法・用量

次の量を食前または食間に水またはぬるま湯で服用してください。

年齢 1回量 服用回数
成人(15才以上) 1包 3回
5~14才 1/2包
5才未満 ×服用しないこと

成分

1包(12g)中

成分名 分量
安中散
ケイヒ 200㎎
エンゴグサ 150㎎
ボレイ 150㎎
ウイキョウ 75㎎
シュクシャ 50㎎
カンゾウ 50㎎
芍薬甘草湯
リョウキョウ 25㎎
シャクヤク 280㎎
カンゾウ 280㎎

内容成分詳細

【安中散】

ケイヒ
胃の不快感の他、体を温める作用、のぼせにも効果があります。

エンゴグサ
鎮痛・鎮静・鎮痙作用があり、胃痛胸焼け、腹痛の他に女性の月経不通による下腹部の痛みにも効果的です。
ボレイ牡蠣の貝殻を焼いて粉砕した粉です。炭酸カルシウムが主成分でその他リン酸塩、マグネシウム、アルミニウム、ケイ酸塩、酸化鉄など含みます。
鎮静・鎮痛作用、収れん作用、解熱作用、鎮静薬として胃酸過多、精神不安症にも効果的です。胃腸薬では制酸薬の働きがあります。

ウイキョウ
西洋ハーブでいうフェンネルです。
芳香性の健胃作用や駆風(くふう)作用があり、胃部不快感や腹痛、嘔吐、お腹の張りが気になる時に用いられます。

シュクシャ
ショウガ科の植物の成熟した果実や種子の塊を生石灰で乾燥させたものです。
健胃整腸作用があり、下痢や食欲不振、嘔吐などし効果的です。

カンゾウ
健胃作用、鎮痛作用、鎮痙作用、去痰作用などが効能であり、腹痛、下痢、動悸、腫れものが出た場合に用いられます。
他の薬物の効果を高めたり、毒性を緩和する効果があるので多くの漢方薬で処方されます。

【芍薬甘草湯】

リョウキョウ
ショウガ科のコウリョウキョウの根茎を乾燥させたものです。
胃を温め、血行を良くします。健胃作用、解熱作用、発汗作用、鎮痛作用があります。

シャクヤク
筋肉のひきつり(こむら返りなど)に処方されることで有名な漢方ですが、内臓の筋肉(平滑筋)にも作用し、内臓の疼痛や痙攣を鎮めます。
胃腸の筋肉の異常な緊張をやわらげて胃痛や腹痛を鎮めます。

大正漢方胃腸薬の使用上の注意点や副作用

注意点

医師の治療を受けている人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

副作用について

皮ふ:発疹・発赤、かゆみ

まれに起こる重篤な症状

肝機能障害:発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振などがあらわれる。

1ヶ月くらいしても症状がよくならない場合は服用を中止し、添付の説明書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

おわりに

不規則な生活やストレス、偏った食生活も胃腸に負担をかけます。胃腸の不調を我慢し続けると、胃腸炎や胃潰瘍などを引き起こす危険もあります。普段からバランス良い食生活をこころがけてくださいね。