アロパノールの効果は?成分・値段について解説:緊張・不安・イライラを抑える市販薬も紹介

アロパノールは漢方薬の抑肝散(よくかんさん)を成分にする市販薬です。緊張、不安、イライラを抑える効果や、市販されている値段・価格について解説します。

心の応援薬「アロパノール」の特徴・効能効果・使い方を現役薬剤師が解説

「仕事中に不安や緊張で気分が悪くなる」
「受験のプレッシャーで気持ちが押しつぶされそう」
「日常的にイライラしたり不安になってしまう」

ストレスが溜まりやすい現代社会を生き抜く私たちは、こんな悩みを一人で抱えている方も多いのではないでしょうか。

不安や焦りやイライラ感があって寝つきにくい日もあるけど、病院に相談にいくほどじゃないな・・といったとき、ちょっとした「緊張」や「イライラ感」や「不安」を和らげてくれる市販薬があるのです。

その名も「アロパノール

アロパノールは第2類医薬品で、漢方薬を主体としたお薬です。

この記事では、漢方薬の抑肝散(よくかんさん)を成分に含むアロパノールについて、緊張、不安、イライラを抑える効果や、市販されている値段・価格について解説します。

 

アロパノールの正体は漢方薬「抑肝散(よくかんさん)」

 

アロパノールは第2類医薬品であり、正当な治療薬(市販薬)として販売されています。サプリメントなどではなくれっきとした薬なのです。

アロパノールの主成分は「抑肝散(よくかんさん)」という漢方薬成分です。

抑肝散は子どもや赤ちゃん向けの漢方薬

抑肝散はもともとは子どもの夜泣きの治療などに古くから使われていた漢方薬です。いまでは、子どもに限らず、さまざまな精神・神経疾患に「補助薬」として病院で処方されています。

抑肝散の効果の範囲は広く、神経症・不眠症・認知症・統合失調症・躁うつ病・てんかん・パーキンソン病などの症状に、それぞれの治療薬と合わせて補助薬として使うことの多いお薬です。

 

アロパノールの効能効果

アロパノールの効能効果は「体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症:神経症、不眠症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症」となっています。

販売元である全薬工業では「こんな方向け」と紹介しています。

​こんなストレスによる症状に悩んでいませんか?

・不安からくる緊張やイライラで気分が悪くなる
・気持ちが押しつぶされそうになる
・対人関係などで過度な緊張や不安が続いている
・夜中や朝早く目がさめる、熟睡できない
・支えてあげたいのにうまくいかず、イライラしてしまう
・ささいなことでも、イライラしたり、不安になる

アロパノール - 全薬工業

アロパノールの成分

アロパノールの成分内容である抑肝散は「柴胡(サイコ)」「釣藤鈎(チョウトウコウ)」「白朮(ビャクジュツ)」「茯苓(ブクリョウ)」「当帰(トウキ)」「川きゅう(センキュウ)」「甘草(カンゾウ)」といった7つの天然生薬からなる「神経の高ぶりをしずめる働きがある」漢方薬です。

それぞれの生薬成分には以下のような作用があります。

【茯苓(ブクリョウ)】
気分を落ちつける作用や動悸(ドキドキ感)をしずめてくれる作用があるといわれます。
効能:不眠・むくみ・食欲不振・消化不良・動悸など

【甘草(カンゾウ)】
緊張を緩和してくれる作用があります。
効能:鎮痛・下痢・動悸など

【柴胡(サイコ)】
筋肉の緊張をゆるめる働きがあるほか、解熱や炎症を抑えるの働きもあります。
効能:解毒(げどく)・解熱・鎮静など

【当帰(トウキ)・川きゅう(センキュウ)】
血行をよくして貧血症状を治す働きがあります。
効能:貧血・月経不順・月経痛・腹痛・冷え性・頭痛・筋肉痛など

【釣藤鈎(チョウトウコウ)】
脳の血流・循環をよくする働きがあるとされています。また、手足のふるえやけいれんなどにも効果的とされています。
効能:不眠・めまい・高血圧・けいれんなど

【蒼朮(ソウジュツ)・白朮(ビャクジュツ)】
利尿作用があり、ほてりやむくみに効果があり、体内の水分循環を改善してくれます。
効能:健胃・整腸・利尿など

これらがいっしょに働くことで、緊張や不眠やイライラ感といった心の状態を良くするだけでなく、緊張による筋肉のコワバリやツッパリをゆるめることで肩こりや歯ぎしりなども改善し体の状態も良くします。

アロパノール・抑肝散の飲み方のポイント

アロパノールや抑肝散をはじめとする漢方薬は「食前」に服用した方が効果が高くでやすいものが多いです。

しっかりと用法用量を確認し、「食前に」と記載されているものは食前に使うようにしましょう。食前に飲み忘れてしまったり、胃もたれなどで食前に飲むのが辛い場合は食中や食後に飲んでください。

なお、アロパノールの用法用量は「食前」または「食間」に服用することとなっています。食間とは食時と食事の間に服用することを指し、通常、前回の食後2〜3時間後に服用することをさします。

 

アロパノールの値段・入手方法

アロパノールには「錠剤タイプ」「顆粒タイプ」「内服液タイプ」の3種類があります。

いずれも第2類医薬品なので、もちろん薬局やドラッグストアでも購入でき、登録販売者がいればコンビニでも販売できるお薬です。そしてAmazonなどのインターネットでも購入が可能です。

参考までにAmazonでの2016年12月現在の価格は以下の通りです。時期などによって変動があることを予めご注意ください。

【錠剤タイプ】
63錠 ・・・約1800円
147錠・・・約2700円

【顆粒タイプ】
9包 ・・・約1750円
24包・・・約3000円

【内服液】
30mL×3・・・約1460円

アロパノール<錠剤タイプ>

アロパノールの飲み方は15才以上1回7錠、7才以上15才未満1回5錠、5才以上7才未満1回4錠を1日3回服用となっています。

1回7錠なので、1回あたりの価格は約130〜200円で、1日あたりの価格は約390〜600円ですね。割と手にしやすい価格帯と言えるかもしれません。

効能・効果

体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症(神経過敏)、歯ぎしり、更年期障害、血の道症

用法・用量

大人(15才以上)1回1びん(30mL)を1日3回食前又は食間に服用してください。15才未満は服用しないこと。

アロパノール - 全薬工業より

アロパノール<顆粒タイプ>

「錠剤を飲むのが苦手・・・」といった方には顆粒タイプ(粒状のタイプ)か内服液タイプ(液体のタイプ)をオススメします。
錠剤も顆粒も内服液タイプも同じ成分で、いずれも飲み薬で同じ効能効果を期待できます。

効能・効果

体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症(神経過敏)、歯ぎしり、更年期障害、血の道症

用法・用量

15才以上1回1包、7才以上15才未満1回2/3包、4才以上7才未満1回1/2包、2才以上4才未満1回1/3包、2才未満1回1/4包以下
1日3回食間に服用してください。

アロパノール - 全薬工業より

アロパノール<内服液タイプ>

なお、アロパノールは内服液(飲むタイプ)も発売しています。

アロパノール内服液

効能・効果

体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症:神経症、不眠症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症。

用法・用量

大人(15才以上)1回1びん(30mL)を1日3回食前又は食間に服用してください。15才未満は服用しないこと。

アロパノール - 全薬工業より

 

抑肝散の市販薬は?

「抑肝散」自体は色々なメーカーが販売しています。それぞれ配合している生薬に違いがあるので、ご自身の症状に合ったものを選択しましょう。

「クラシエ」漢方抑肝散加芍薬黄連錠

抑肝散に、胃腸炎や生理不順に効く「芍薬(しゃくやく)」と、不安や胃腸に効く「黄連(おうれん)」という2つの生薬を加えています。

抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒クラシエ

抑肝散に、吐き気を鎮めたり鎮静作用がある「半夏(ハンゲ)」と、リラックス作用がある「陳皮(チンピ)」という2つの生薬を加えています。

【第2類医薬品】抑肝散加陳皮半夏 エキス細粒 48包

おわりに

いかがでしょうか?

漢方薬は処方薬としてはあくまで「補助的」に使われることが多いものですが、漢方薬の多くが市販薬として販売されており、すぐに手に入れられるので私たちの生活にとってはとても便利なものだと思います。

漢方薬も効能や効果をしっかり確認して生活に役立ててみてくださいね!

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