エビリファイ錠1mg

大塚製薬

処方薬 先発 錠剤

基本情報

副作用

■エビリファイは副作用がおこる可能性がある薬で、適応する疾患によって副作用に違いがみられます。どの疾患にも共通するのは、座ったままでいられない・じっとしていられない・下肢がむずむずするアカシジアなどがあります。また、眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあります。

【統合失調症の場合】
不眠、神経過敏、アカシジア、振戦、不安、体重減少、筋強剛、食欲不振、CK(CPK)上昇、プロラクチン低下、ALT(GPT)上昇など
【双極性障害における躁症状の改善の場合】
アカシジア、振戦、傾眠、寡動、流涎、不眠、体重増加、悪心、嘔吐、ジストニア(筋緊張異常)など
【うつ病・うつ状態の場合】
アカシジア、体重増加、振戦、傾眠、不眠、ALT(GPT)上昇、便秘など
【小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の場合】
傾眠、体重増加、よだれをたれ流す、食欲亢進、悪心、食欲減退、 倦怠感など

■重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、服用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・悪性症候群
・遅発性ジスキネジア
・麻痺性イレウス
・アナフィラキシー
・横紋筋融解症
・糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡
・低血糖
・痙攣
・無顆粒球症、白血球減少
・肺塞栓症、深部静脈血栓症
・肝機能障害

使用上の注意点

■エビリファイを使用することにより、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡が発言するおそれもあるため、糖尿病の方や過去にかかったことのある方、家族が糖尿病の方は、医師の指示をあおいでください。

■下記に当てはまる方はエビリファイを使用できません。
・昏睡状態の方
・バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響がある方
・アドレナリンを投与中の方
・エビリファイに対し過去にアレルギー反応を起こしたことのある方

■下記に当てはまる方はエビリファイ使用後の経過に注意が必要です。薬を使用後に体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。
・肝障害のある方
・心・血管疾患、低血圧またはそれらの疑いのある方
・てんかん等の痙攣性疾患の方、または過去にかかったことのある方
・糖尿病の方、または過去にかかったことのある方、もしくは糖尿病の家族歴、高血糖、肥満等の糖尿病の危険因子を有する方
・自殺念慮または自殺企図経験のある方、自殺念慮のある方
・脳の器質的障害のある方
・衝動性が高い併存障害を有する方

■高齢者は一般に生理機能が低下しているため、慎重に使用するようにしてください。

■エビリファイの使用により眠気や集中力の低下があらわれることがあるため、エビリファイを使用中は自動車の運転など危険をともなう機械の操作を避けるようにしてください。

■もともとの疾患による可能性もありますが、エビリファイを使用後に病的賭博(個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルを繰り返す状態)、病的性欲亢進、強迫性購買、暴食などの衝動抑制障害が現れる可能性があります。このような症状が現れた場合は医師に相談してください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

■妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。

■授乳中も同様に止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳は避けてください。

■統合失調症、双極性障害における躁症状の改善、うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)の場合、低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。

■小児期の自閉スペクトラム症にともなう易刺激性の場合、低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児に対する安全性は確立していません。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

■アドレナリン(ボスミン)を使用している方は血圧降下を起こすおそれがあるため使用できません。

■以下のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示をあおいでください。
・中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体、麻酔剤など)
・降圧剤
・抗コリン作用を有する薬剤
・ドパミン作動薬(レボドパ製剤)
・CYP2D6阻害作用を有する薬剤(キニジン、パロキセチンなど)
・CYP3A4阻害作用を有する薬剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシンなど)
・肝代謝酵素(特にCYP3A4)誘導作用を有する薬剤(カルバマゼピン、リファンピシンなど)

■アルコール(飲酒)と併用すると、相互作用で中枢神経抑制作用が強くなるおそれがあります。薬の使用中は飲酒を控えてください。