はじめに

「高血圧」「高脂血症」「糖尿病」は3大生活習慣病と呼ばれ、「がん」「脳卒中」「心臓病」といった死亡率ワースト3の3大成人病になるリスクを高めるなど社会的にも解決が課題となっています。

3大生活習慣病のうち「高脂血症」は悪玉コレステロールが悪さをして発症するケースがあり、コレステロールにまつわる問題を解決していくことが大切です。

「エパデールT」はスイッチOTCと呼ばれる市販薬で、今まで処方薬でしか手に入れる事の出来なかった「高脂血症」用の薬と同じ成分のものをドラッグストアや薬局でも買うことができます。

この記事では、エパデールTの効果や価格などについて解説します。

エパデールとは

エパデールの成分は、EPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれるものです。EPAは、イワシを始めとした青魚に多く含まれ、エパデールはその青魚の油を濃縮したものになります。

この油は、体内ではほとんど作る事ができませんが、欧米化した食生活の中で、健康維持には、不可欠なものです。

エパデールにはどんな効果があるの?

エパデールの成分であるEPAは次のような効果を発揮します。

1脂肪を減らす
2動脈の弾力性を維持し、血管の老化を予防する
3血液をサラサラにし、流れをよくする

このような効果があるため、エパデールは、メタボリック症候群、脂質異常症、動脈硬化、心筋梗塞などに使用されます。

エパデールTと処方薬の違いは?

「エパデールT」は処方薬のエパデールを、ドラッグストアで購入出来るようにしたものです。

「エパデールT」は、要指導医薬品であり製薬メーカーの講習を受けた販売認定薬剤師のみが扱える商品のため、限られた店舗のみでの販売となっています。

処方薬であるエパデールSと、市販薬であるエパデールTの違いは次のようになります。

◼︎エパデールS(処方薬)
・成分:イコサペント酸エチル
・飲み方:1日3回食直後(但し、900mgは1日2〜3回)
・薬の量:300mg1包39.9円(約12円)/ 600mg1包73.2円(約22円) / 900mg1包105.4円(約32円)※ カッコ内は、保険適応で3割負担の価格
・効能:血液の流れを良くする、高脂血症

◼︎エパデールT(市販薬)
・成分:イコサペント酸エチル
・飲み方:1日3回食直後
・薬の量:600mg(42包)5,800円 ※メーカー希望小売価格
・効能: 高脂血症

※薬の価格は2016年12月現在のものです

同じ600mgを購入した場合、処方薬は1日219.6円(保険適用の場合約66円)、市販薬が1包138円となるため1日414円となり、保険が適応された場合、約6倍以上の価格差になります。ただし、処方薬には病院での診察費用、薬局での調剤費用などが上乗せされます。

また、処方薬のエパデールSにはジェネリックもあり、その場合、さらに価格は安くなります。

市販薬の場合は、1か月あたり12000円程度と高額になります。

エパデールT購入後の注意点

エパデールは油のため、空腹時にはほとんど吸収されません。食後すぐ服用し、空腹の場合、何か食べてから服用してください。

副作用は少ない薬ですが、吐き気・肝障害には、注意が必要です。気になる症状が現れたら、薬を一時中止し、医師、薬剤師に相談しましょう。

また、血液をサラサラにする効果があり、抜歯や手術の予定がある場合、必ず前もって、医師に伝える必要があります。

出血性の疾患をお持ちの方も、薬の服用は出来ません。

おわりに

市販薬になって、より身近になったエパデール。

なかなか魚を摂る機会がなく、食生活が乱れている方、お腹周りが気になりだした方などは医師・薬剤師に相談しながら、エパデールを活用してみてください。