プロヘパールは、慢性肝疾患における肝機能の改善で処方される医薬品です。

このプロヘパールは、二日酔いに効果を示すことがあります。

この記事では、二日酔いになる原因とプロヘパールの効果、同じ成分を含んだ市販薬などについて解説します。

※プロヘパールは、2016年5月に製造中止が発表されました。在庫終了をもって販売中止となります。

二日酔いの原因について

お酒を飲むと、アルコールは小腸で吸収されたあとに全身を巡ります。

そして、辿り着くのが肝臓です。

肝臓と腎臓で「アルコール→アセトアルデヒド→酢酸→尿へ」といった分解・代謝され、最終的に尿などから身体の外へ排出されます。代謝の過程で発生する「アセトアルデヒド」が頭痛などの悪影響を起こす二日酔いの元凶です。

そのため、アセトアルデヒドの代謝・分解を含むアルコールの分解を早めることが、二日酔い対策に有効です。

アルコール分解工場である肝臓の働きを手助けする事は、二日酔いを予防するカギになるのです。

プロヘパールはどんな薬?

プロヘパールは、「肝臓加水分解物製剤」と呼ばれるタイプの薬です。

これは牛や豚などの肝臓に、消化酵素を加え水と混ぜ合わせたもので、肝臓の働きを助ける援軍のような働きをして肝臓の処理能力を上げてくれます。

また、原材料が哺乳類の肝臓を元に作った薬なので、比較的安全性が高く安全に使えるのも大きなポイントです。

通常、慢性肝疾患における肝機能の改善のために処方されます。

プロへパールの市販薬

プロへパールは医療用医薬品のため、基本的には慢性的な肝疾患の方を対象に処方され、肝臓の血行を良くし、肝臓の働きを高める効果を目的として使われています。

薬局・ドラッグストアなどで市販されている「ヘパリーゼ」は、肝臓エキスが含まれており、プロヘパールと成分の一部が近い薬です。

プロへパールは、ヘパリーゼの強化版ともいえ、ヘパリーゼの「肝臓エキス」という成分をより濃縮し錠剤にしたようなイメージです。

ヘパリーゼプラスII

さいごに

プロヘパールは医療用の医薬品のため、医療機関に相談し必要に応じた提供を受ける必要があります。まずはお近くのクリニックなどに相談してみると良いでしょう。

都内の一部のクリニックなどでは「お酒に弱いが仕事上の付き合いで飲む場面がある」といったような悩みを相談できる外来もあります。

プロへパールは、完全に二日酔いを予防・治療できる薬ではありません。

事前の準備として「空腹で飲まない」「酔ってしまったら水分の摂取を多くする」「五苓散などの利尿作用があるものを使ってみる」などの対策もおすすめします。

二日酔いになってしまっても、朝食を抜かず、肝臓を働かせるため、エネルギーを摂取する事が大切です。スポーツドリンクで電解質を補うことも欠かせません。

お酒を飲む際は、薬以外の準備もして万全の体制でのぞみましょう。