リチオマール錠100mg(処方薬)

概要

気分の浮き沈みをおさえます。

どんな症状に効くの?

使い方

成人は、1日4〜6錠(400〜600mg)より開始し、1日2〜3回に分けて服用します。以後3日ないし1週間ごとに、1日12錠(1,200mg)まで徐々に増やしていきます。 改善がみられたら症状を観察しながら、1日2〜8錠(200〜800mg)に徐々に減らしていき、1日1〜3回に分けて服用します。

特徴

特に気をつけること

決められた用量を必ず守ってください。この薬は、量が少ないと効きませんし、逆に多すぎると中毒を起こします。そのため、血液中の濃度を測定して、その人に合った量を決めなければなりません。ふつう、少量より開始し、血中濃度を測定しながら急速に増量します。症状がよくなったら、徐々に減量し維持量を続けるようにします。 よく効いてくるのに、1~2週間かかることがあります。自分だけの判断でやめないで、医師の指示どおり続けるようにしてください。 手のふるえ、吐き気、下痢などリチウム中毒が疑われる症状みられたら、医師と連絡をとり早めに診察を受けるようにしてください。

どう効くのか

このお薬は、「気分安定薬」とも呼ばれ、気分の波をおさえ、躁状態になるのを防ぎます。効いてくるまでに1~2週間かかります。

飲み合わせの注意

一部の利尿薬や降圧薬、鎮痛薬、解熱薬、安定剤などと併用すると、中毒症状や副作用がでやすくなります。使用中の薬は必ず医師に報告してください。また別の病院で診察を受けるときも、この薬を飲んでいることを伝えてください。 抗うつ薬との併用により、セロトニン症候群という神経症状が増強されるおそれがあります。いっしょに飲む場合は、体調の変化に注意してください。 お茶に含まれるカフェインは、この薬の効果を弱めるかもしれません。日本茶、コーヒー、紅茶、コーラはほどほどにしましょう。

使用上の注意点

生活上の注意

脱水はリチウム中毒の引き金になります。嘔吐や下痢が続く場合、大量の発汗時など要注意です。激しい運動、高温での重労働、入浴、発熱時、さらには無理な減塩や減量(ダイエット)なども危険要因です。適度な水分摂取を心がけ、規則正しい食生活を守ることが大切です。 眠気やめまいを起こしたり、注意力が低下することがあります。車の運転をふくめ危険な作業は避けてください。

主な副作用

気をつけなければならないのは「リチウム中毒」です。初期症状として、手のふるえ、吐き気、めまい、言葉のもつれ、下痢などが現れます。このような症状が現れたら、すぐに医師に連絡してください。ご家族の方も注意しましょう。 中毒でなくても、手が細かく震えることがあります。血中濃度が適正範囲でしたら心配ないと思いますが、気になるときは医師とよく相談してみてください。対症療法的に震え止めの薬(β遮断薬)で対処できるかもしれません。 ほかにも、リチウム誘発性腎性尿崩症が知られています。とくに服用期間が長くなると発現率が高まります。のどが異常に渇く、水をガブ飲みする、尿量が著しく多いといった症状があらわれますので、そのような場合は受診するようにしてください。

ピックアップ特集