オルメテックとは

オルメテックは、血圧を下げる薬です。高血圧症の治療に使用されます。

アンジオテンシンⅡの働きを邪魔することで、血管の収縮を抑えて血圧を下げる効果があります。アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬と呼ばれる種類の薬です。

オルメテックの特徴

オルメテックの使用は1日1回です。優れた降圧作用があり、24時間にわたって血圧をコントロールすることができます。

また、降圧剤にはグレープフルーツとの食べ合わせに注意の必要な薬もあります。しかし、オルメテックは食事の影響はほぼ受けないため、グレープフルーツとの食べ合わせも問題ありません。

オルメテックの剤形はOD錠のみ

オルメテックの剤形はOD錠のみです。5mg・10mg・20mg・40mgの4種類があり、年齢や症状に応じて量を調節して処方されます。

OD錠とは?

OD錠(口腔内崩壊錠)は口の中に入れると唾液によってすぐに崩壊するという特徴がある薬です。そのまま唾液で飲み込むか、水やぬるま湯と一緒に飲み込みます。水なしで使用できたり、飲み込むことが困難な方でも使用しやすいという長所があります。

高血圧症などの慢性疾患は、高齢者の割合が多い病気です。そのため、高血圧症の方が積極的に医師と共に治療方針を決定して薬をきちんと使用するためは、飲み込みやすいOD錠が役に立ちます。

普通錠は販売中止

オルメテックにはOD錠のほかに普通錠が発売されていましたが、オルメテック錠5mgは2017年11月、オルメテック錠10mg・20mg・40mgは2017年3月に発売中止となります。

なお、オルメテック錠5mg・10mg・20mg・40mgはすべて2018年3月末日までが経過措置期間として予定されています。

オルメテックの副作用

オルメテックには、そう痒、発疹、貧血、めまい、立ちくらみ、ふらつき感、頭痛、頭重感、下痢、全身倦怠感、咳嗽などの副作用があります。

また、まれに重大な副作用として下記の症状が起こる場合があります。これらの症状が現れたら、すぐに医師に相談してください。

・血管浮腫
・腎不全
・高カリウム血症
・ショック、失神、意識消失
・ 肝機能障害、黄疸
・血小板減少
・低血糖
・横紋筋融解症
・アナフィラキシー
・重度の下痢

オルメテックの薬価・ジェネリック医薬品

オルメテックの薬価は下記の通りです。

剤形 薬価(円/錠)
オルメテックOD錠5mg 31.50
オルメテックOD錠10mg 59.30
オルメテックOD錠20mg 112.80
オルメテックOD錠40mg 171.50

(2017年7月現在)

オルメテックのジェネリック医薬品は2017年7月現在発売されていませんが、2017年9月中旬に第一三共エスファ株式会社より発売予定です。

おわりに

オルメテックは効果の優れた薬ですが、降圧作用によってめまいやふらつきが起こる場合があります。そのため、高所作業、自動車の運転などの危険をともなう機械を操作する場合には十分な注意が必要です。

また、妊婦や妊娠をしている可能性のある方は使用できないため、オルメテックの使用中に妊娠がわかった場合はすぐに医師に相談しましょう。

さらに、併用に気を付けなければいけない薬もあり、ほかの医療機関を受診したり、ドラッグストアなどでほかの薬を購入するときには注意が必要です。必ず医師や薬剤師にオルメテックを使用していることを伝えてください。