ガスコンとは?

ガスコンは、主に腸内のガスを取り除くときに処方される医薬品です。

ジメチルポリシロキサン(別名:ジメチコン)を主成分とし、ガスコン40mg錠・ガスコン80mg錠・ガスコン散10%(粉薬)・ガスコンドロップ内用液2%の4タイプがあります。

ガスオール錠40mg「陽進」、ガステール錠40mg、ポリシロ錠40mg、ポリシロ錠80mg、バリトゲン消泡内用液2%、バロス消泡内用液2%などが、ガスコンのジェネリック医薬品になります。

ガスコンの効果

ガスコンの成分であるジメチルポリシロキサンは、胃や腸などの消化器官に存在する動きの鈍いガス気泡を流れやすくして、げっぷやおならとして体の外へ出しやすくする効果があります。

ジメチルポリシロキサンには表面張力を低下させる働きがあります。たとえば石鹸でできる泡やシャボン玉も表面張力によって保たれており、表面張力が低下すると泡は破裂します。これとほぼ同じことが胃や腸などで起こり、破裂したガス同士が集合して大きくなることによって、体外に排出されやすくなるのです。

ガスコンでおならが出る?

ガスコンを使用すると通常よりげっぷやおならが出やすくなる場合があります。これは、ガスが体外に排出されやすくなる作用によるものです。

どんなときに処方される?

ガスコンは、主に胃や腸のガスを原因とする腹部の張りなどの改善のために処方されます。

その他にも、胃の内視鏡検査時に胃の中を綺麗に写すため、胃粘液の気泡を除去するのに使用する場合と、腹部のX線検査時にもガスを除去するために使用される場合があります。

ドロップ内用液には甘い味がついており、子どもに処方されるケースや胃内視鏡検査時に使用されるケースなどが多くみられます。

ガスコンの副作用

ガスコンは子どもや妊娠中・授乳中も問題なく使用でき、命に関わるような副作用も確認されておらず比較的安全な医薬品だと言えます。

添付文書に記載されている副作用としては、軟便、胃の不快感、下痢、腹痛、吐き気、食欲不振、頭痛があります。すべて発生頻度が0.1〜5%未満であり副作用があらわれるのはまれなケースですが、万が一上記のような症状が見られた場合は医師や薬剤師に相談してください。

ガスコンと他の薬の飲み合わせ

ガスコンは基本的に、他の薬との併用が可能です。念のため、使用中の薬がある場合は医師に相談するようにしてください。

ガスコンの市販薬はある?

2017年8月現在、ガスコンと同じジメチルポリシロキサンが単一成分の市販薬は販売されていません。ただし同じ成分が配合された市販薬でもっともガスコンに効果が近いものとして、ガスピタンaがあります。

ガスピタンaは、ジメチルポリシロキサンに加えガスの原因になる食物繊維を分解する消化酵素と、腸の調子を整える乳酸菌も配合されており、整腸(便通を整える)、腹部膨満感、軟便、便秘に効果があります。

 

おわりに

胃や腸の働きには普段の生活習慣が大きく関わってきます。消化器は生きていく上でもっとも重要な部位のひとつでもあるので、日頃から健康的な生活を意識しましょう。