今回はカロナール(アセトアミノフェン)について効果や副作用・飲み合わせについて解説します。

また、アセトアミノフェンの成分を含む市販薬などについては別記資料を参考にしてください。

参考記事:アセトアミノフェンを含む市販薬

 

カロナールの効能・効果

頭痛、耳の痛み、腰痛、筋肉痛、打撲、捻挫、月経、分娩後の痛み、がんによる疼痛、歯の痛み、急性上気道炎、小児科領域における解熱・鎮痛となっています。

市販されているお薬でもアセトアミノフェンを含むお薬はありますが(タイレノールなど)、
医師の診断次第で飲む量が大きく変わるお薬になりますので市販のお薬を2〜3日飲んでも良くならないようであれば医師への受診を推奨します。

参考までに市販のお薬だと基本的には1回あたり200mg〜300mgの成分量を1日3回に分けて飲みますが、
医師の指示により1回1000mg程度までの増量はあります。
また幼児・小児の場合には基本的に200mgよりも少ない量で飲みますので、気軽にお子様には飲ませないよう注意しましょう。

 

カロナールの頭痛時の利用

カロナールは頭痛の時などによく医師から処方されるお薬になり、カロナールというお薬をご存知の方も多いのではないでしょうか?

ただカロナールは比較的軽度の頭痛にしか効果があまりなく、中程度以上の頭痛に対しては効果が薄くなっております。

なのでカロナールは比較的安全と言われていますが、自分の判断で増量したりはしないでください。効果がないと感じた場合は必ず医療機関に受診して医師に相談しましょう。

 

カロナールの効果が出るまでの時間及び効果の持続時間

個人差はありますが、効果発現までは15〜60分程度で
持続時間は2〜6時間程度となっています。

関連記事参照:カロナールが効くまでの時間・持続する時間

 

カロナールの副作用(アセトアミノフェンの副作用)

カロナールの副作用はほとんど報告されていません。
しかし吐き気や食欲低下などが副作用の発現頻度は不明というくらい低い確率ですが報告はありますので気をつけて下さい。
また同じくほとんど発生しませんが以下のような重大な副作用がまれに起こることが報告されていますので、下記の重大な副作用の初期症状などが見られた場合は、カロナールの服用を中止して速やかに医療機関で医師の診療を受けるようにしましょう。


・ショック、アナフィラキシー様症状
全身的な皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識が遠のくなどがあります。

・中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
高熱、目の充血、目やに、唇がただれる、のどの痛み、皮膚の広範囲に発疹や発赤ができて続いたり悪化します。

・喘息発作の誘発

・肝機能障害、黄疸
全身のだるさ、食欲不振、黄疸(おうだん:皮膚や白目の部分が黄色くなる)、尿が褐色になる、発熱、かゆみ、発疹など。

・顆粒球減少症
基本的に無症状のためほとんど気付けないですが発熱が起こる場合があります。

・間質性肺炎
階段を上ったり、少しの動きで息切れや息苦しさがでる、空咳、発熱などが急に現れたり続いたりするなどします。

・腎障害:急性腎不全、間質性腎炎など
発熱、発疹、尿が減る、全身がむくむ、だるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢などがあります。

・チアノーゼ
爪や口唇のあたりが青紫色に変色するなどがあります。

・血小板減少,血小板機能低下
出血した際に血が止まりづらくなる。

 

併用注意の薬(飲み合わせがよくない薬)

・リチウム製剤(リーマスなど)
リチウムと一緒に飲むことによりリチウムの血中濃度が上昇し(薬が効きすぎて),リチウム中毒を呈したとの報告がある。

・チアジド系利尿剤(フルイトランなど)
チアジド系利尿剤の効き目が弱くなることが報告されている。

・アルコール
多量にお酒を飲んだ人がカロナール(アセトアミノフェン)を飲んだところ肝不全を起こしたとの報告がある。

・クマリン系抗凝血剤(ワーファリンなど)
クマリン系抗凝血剤の効き目を強くしてしまうことがあるので、減量するなどの調節が必要。

・抗生物質、抗菌剤
過度の体温下降を起こす可能性が高くなることから,一緒に飲む場合には体調変化に気をつける。

 

妊婦さん、授乳中の方

妊娠中は基本的にはあまり使われることはないです。
しかし治療上必要と医師が判断した場合などは処方されることもあります。
またお子様でも使用されることもあるお薬ですので授乳中には比較的安全に使用することが可能です。しかし使用する場合は念のため医師にに相談した方がいいでしょう。

 

その他

・高齢者
高齢者では副作用があらわれやすいので、いきなり多い量が出ていた場合などは医師に確認しましょう。
以前から飲んでいる場合などはその限りではないです。

・インフルエンザ時の使用

インフルエンザの際はあまり解熱剤は使われないのが一般的ではありますが、この薬は使用しても比較的安全ということで使用されています。ただ用法用量等は医師の指示に従って使用しましょう。