アレグラ|フェキソフェナジン

アレグラ、フェキソフェナジンの効果、効果時間、副作用、飲み合わせなど

フェキソフェナジンという成分を含み、花粉症を始めとしたアレルギーなどの治療薬としてよく用いられる抗ヒスタミン薬です。アレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑え、鼻炎症状や皮膚のかゆみ、湿疹、アトピー性皮膚炎などの症状を緩和します。
特徴としては、優れた薬効がありながら他の花粉症の薬よりも眠気や口の渇きなどの副作用が比較的少ないことがあげられます。
錠剤の他にも粉薬であるドライシロップ(DS)剤や水なしで服用できるOD錠があり、小児から成人まで幅広く使用されています。
代表的な製品としてアレグラがありますが、ジェネリック医薬品としてもフェキソフェナジン塩酸塩やフェキソフェナジン塩酸塩DSなどの名称で販売されています。

効果・よく使われるケース

花粉症などの季節性アレルギー症状やダニ・ハウスダストなどによる通年性アレルギー症状で生じるアレルギー性鼻炎(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)などの改善、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の改善に用いられます。
使用される症状や疾患の詳細は以下のとおりです。

錠剤とドライシロップ剤

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹(じんましん)、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、 皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒

使用方法・用法用量

大人が使用する場合には1回60mg を1日2回の服用が一般的で、ドライシロップ剤も同じだけの量を服用します。
OD錠を服用する場合は、口の中で錠剤を唾液で溶かし服用する、もしくは水で服用します。寝たままの状態のときは水なしで服用しないようにしてください。
花粉症などの季節性のアレルギー症状に使用する際は、花粉が飛び始める前、又は症状がで始めてからすぐに服用を開始することが効果的とされていますが、医師の指示された服用期間に従うようにしましょう。
小児の場合は年齢に応じて服用する量が異なりますのでご注意ください。
使い方の詳細は以下のとおりです。

錠剤

通常、成人にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口投与する。
通常、7歳以上12歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mgを1日2回、12歳以上の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。

ドライシロップ剤

<成人>
通常、成人にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mg(ドライシロップとして1.2g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。

<小児>
通常、12歳以上の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mg(ドライシロップとして1.2g)、7歳以上12歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mg(ドライシロップとして0.6g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
通常、2歳以上7歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mg(ドライシロップとして0.6g)、6ヵ月以上2歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回15mg(ドライシロップとして0.3g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。

効果時間

血中での薬の濃度が最も高くなるのは、服用してから約1.5~2.2時間後です。
その後、約9.3~9.6時間で血中での薬の濃度が半分になります。
フェキソフェナジンの効果時間に関しての詳細は下記の記事をご参照ください。
アレグラ・フェキソフェナジンの効果時間は?効くまでの時間、持続する時間を徹底解説!

副作用

成人に出やすい主な副作用として頭痛、眠気、吐き気、腹痛、めまい、倦怠感(けんたいかん)などがあります。
小児では眠気、腹痛、胃腸炎、肝臓の機能の指標であるALT(GPT)上昇やγ-GTP上昇、喘息症状の悪化などの副作用があるとされています。
フェキソフェナジンを成分とする薬の副作用に関しての詳細は、以下の記事もご参照ください。
アレグラの効果・副作用について解説!

重大な副作用

頻度としてはごく稀ですが、以下のような重大な副作用も報告されているため、念のため以下の副作用初期症状にご注意ください。

副作用名 初期症状
ショッ ク
アナフィラキシー
身体がだるい、ふらつき、意識の低下、考えがまとまらない、ほてり、顔面蒼白、眼と口唇のまわりのはれ、しゃがれ声、眼と口唇のまわりのはれ、息苦しい、息切れ、動悸、蕁麻疹、判断力の低下
肝機能障害、黄疸 倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸、発疹、吐き気・おう吐、かゆみなど
無顆粒球症、白血球減少、好中球減少 発熱、のどの痛み、寒気など

その他の副作用

  頻度不明 0.1~5%未満 0.1%未満
精神
神経系
  頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、 神経過敏 悪夢、睡眠障害、しびれ感
消 化 器   吐き気、嘔吐、口の渇き、腹痛、 下痢、消化不良 便秘
過 敏 症 血管浮腫 そう痒 蕁麻疹、潮紅、発疹
肝 臓   AST(GOT)上昇、ALT (GPT)上昇  
腎臓・泌尿 器 排尿困難   頻尿
循 環 器     動悸、血圧上昇
そ の 他     呼吸困難、味覚異常、むくみ、胸痛、月経異常

飲み合わせ・食べ合わせの注意

制酸剤やエリスロマイシンなどの薬と​フェキソフェナジンとの飲み合わせには注意が必要です。
アルコールとの飲み合わせは、さほど影響はないとされています。しかし、アルコールは薬の作用を必要以上に強める場合がありますので、服用のタイミングと飲酒の間隔を空けることをおすすめします。
フェキソフェナジンとアルコールとの飲み合わせに関しての詳細は以下の記事をご参照ください。
アレグラ・フェキソフェナジンとお酒やアルコールとの飲み合わせは?
一緒に使用する際に注意が必要な併用注意の薬の詳細は以下になります。

併用注意

以下の薬は一緒に使用する場合は注意が必要です。
 

薬剤名等 代表製品名 注意内容
制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤) マーロックスマグラックス フェキソフェナジンの作用を減弱させ ることがある
エリスロマイシン
 
エリスロシン フェキソフェナジンの血漿中濃度を上 昇させる

妊娠中・授乳中・小児の服用について

妊娠中、授乳中、15歳未満の子供に対しては注意が必要なケースがあります。
妊娠中、授乳中の使用に関しては以下の記事もご参照ください。
アレグラの妊娠中、授乳中の使用はできる?間違えて飲んでしまった時は?
詳細は以下のとおりです。

妊娠中の使用

妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、医師の判断で使用されることもあります。妊娠中の場合は必ず医師や薬剤師に相談してください。

授乳中の使用

フェキソフェナジンの成分を使用する場合は授乳を避けることが適切とされていますが、医師の判断で使用されることもあります。

小児の使用

低出生体重児、新生児、乳児(6ヵ月未満)、幼児に対してはあまり使用されませんが、医師の判断で使用されることもあります。

生活の注意・注意すべき人

フェキソフェナジンの成分に対してアレルギー症状があらわれたことがある方は使用できません。注意すべき人の詳細は以下のとおりです。

禁忌

次の方は使用できません。

該当患者 備考・理由など
フェキソフェナジンの成分に対し過敏症の既往歴のある患者  

薬効・薬理

体内侵入した花粉やホコリなどの刺激によって、ヒスタミンや他の化学伝達物質が放たれると、ヒスタミンがH1受容体に結合し、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー反応が起きてしまいます。フェキソフェナジンはヒスタミンの受容体の働きを抑えることで、鼻炎や皮膚炎などのアレルギー症状を緩和していきます。
また、フェキソフェナジンの特徴として、副作用に対して比較的安全性の高いことが国内や海外の臨床実験においても確認されています。特に他の抗ヒスタミン薬に生じやすい鎮静作用による眠気が起きにくいとされ、他の抗ヒスタミン薬と異なり、自動車や危険を伴う機械操作に対する注意がありません。

その他

ジェネリック医薬品

アレグラの錠剤はフェキソフェナジン塩酸塩という名称でジェネリック医薬品が販売されており、ジェネリック医薬品の方が安く購入できます。ジェネリック医薬品を希望する場合は医師や薬剤師に相談しましょう。
ドライシロップ剤にはジェネリック医薬品がありませんのでご注意ください。

市販薬

フェキソフェナジンが配合されている市販薬にアレグラFXという鼻炎薬が販売されています。用量・用法や注意事項が異なりますので、ご使用の際には購入先の薬剤師に相談するようにしましょう。