紫外線が目に与える影響とは?

紫外線から肌を守ることは気にしていても、目のことは気に留めていなかったという人は少なくありません。 しかし、目も肌と同じように日焼けして、ときには健康面に影響を与えることがあります。

目に紫外線が入った場合、黒目にある角膜が吸収します。これは、紫外線の刺激から目を守るためです。 しかし、あまりに多量の紫外線を浴びると角膜は炎症を起こします。特に、表面にある角膜上皮層ではさまざまな症状が起こります。
目が痛い、充血する、涙が出る、乾燥するといった不調があらわれたら、それは目が出すSOSのサインです。

目で浴びた紫外線がシミの原因に?

シミの原因として知られている、メラニン色素。肌が紫外線を浴びた場合だけでなく、目が紫外線を浴びた場合も生成されることをご存知ですか?

メラニンは本来、紫外線から肌を守る物質です。メラニンがなければ、肌は紫外線によって水ぶくれや炎症を起こすことになります。 目が紫外線のダメージを受けたということは、肌も危険だと脳は判断します。 そのため、脳は「メラニンを作りなさい」と命令するのです。その結果、肌全体でのメラニン量が増えてしまいます。

肌の代謝によって排出しきれなかったメラニンが、のちにシミとなります。 シミのない肌をキープするためには、肌だけでなく目も紫外線から守る必要があるのです。

紫外線に効果的な市販の目薬・3選

目の紫外線対策として手軽に行えるのが、目薬の活用です。ここではドラッグストアなどで購入しやすい市販の目薬をご紹介します。

ロートUVキュア

有効成分・硫酸亜鉛水和物によって、紫外線による炎症を緩和。さらに、ナファゾリン塩酸塩が目の充血を改善します。 目が痛い、疲れたという症状を改善するため、ビタミンB6など新陳代謝を高める成分も配合されています。総合的なケアで紫外線から守ってくれる目薬です。

ノアールUV

ノアールUVは、紫外線による目の不快な症状を改善するための成分・FAD(ビタミンB2)を配合した、黄色い液体が特徴の目薬です。 このほか天然型ビタミンEも配合されており、血流を良くすることで紫外線による目の疲れを改善してくれます。 ハードコンタクトレンズを装着しているときにも使用可能です。

バイシンUV

バイシンUVは、紫外線による角膜のダメージをを修復し、保護する成分・コンドロイチン硫酸エステルナトリウムが特徴の目薬です。 硫酸亜鉛も細胞の新生をサポート。さらに塩酸テトラヒドロゾリンによる目の充血への高い効果が人気となっています。

紫外線によって起こる目の病気を知っておこう

目が紫外線を浴び続けることによって、目の病気にかかるケースもあります。ここでは代表的なものを紹介します。

紫外線角膜炎

強い紫外線を浴びることによって起こる目の病気です。比較的短期間で発症することが特徴で、目の充血や異物感といった症状がみられます。 重症化すると、他の病気と併発して目を傷つけるおそれがあります。 雪に反射した光による角膜炎(雪眼炎)や、溶接作業など機械から出る光による角膜炎(電気性眼炎)も紫外線角膜炎の一種です。

白内障

角膜で吸収しきれなかった紫外線が水晶体に蓄積することで発症する、目の病気です。 白内障が濁ることによる視力低下や、視界に白い霧がかかって見える状態、光が乱反射を起こし眩しいと感じるのが特徴です。 早ければ40代ごろから発症するとされています。

翼状片(よくじょうへん)

白目を覆う結膜の細胞が異常に増えることで黒目の部分にまで達してしまう、目の病気です。見た目に症状が分かるほか、乱視傾向や目の異物感、充血といった影響が出てきます。

瞼裂斑(けつれんはん)

白目の一部が変色したり、盛り上がる病気です。紫外線による刺激のほか、目の乾きも原因となっています。こまめに目薬でケアすることが大切です。

さいごに

目は肌のように日焼けしていると分かりにくい部位ですが、とてもデリケートです。
紫外線を溜めこまないためにも、毎日のケアを大切にしましょう。 目を紫外線から守るためには、目薬のほか、UVカット付きのサングラスやコンタクトレンズも有効ですよ。