冬の感想した季節になると、目が乾燥するドライアイが酷くなるという人も多いかと思います。

ドライアイの原因は涙の分泌量の低下やコンタクトの使用など、様々なものがありますが、「マイボーム腺機能不全症」と「結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)」という2つの病気が原因となる可能性があるのをご存知でしょうか。

そこで今回はこの2つの病気の症状についてご説明したいと思います。

マイボーム腺機能不全症とは?

マイボーム腺機能不全の症状

眼球の涙の層の上には油の層があり、これが涙の蒸発を防いでくれています。

この眼球の油を出すのが、上まぶたのふちにあるマイボーム腺というもので、これが眼球の潤いを保つのに非常に大切な役割を果たしています。

マイボーム腺機能不全症とは、マイボーム腺から出る油分が正常に分泌されなくなってしまう病気です。

マイボーム腺機能不全症になると、点眼をしても涙の蒸発が止まらないため、ドライアイの症状や目の疲れ、異物感、しょぼつき、充血などの症状が現れます。

マイボーム腺機能不全症の原因は目のふちに付着する油分の塊です。

ドライアイに悩む人は一度上まぶたのふちに油の塊が付着していないかチェックしてみてください。

上記のような症状が思い当たる人は一度眼科を受診してみましょう。

マイボーム腺機能不全症の治療法

目を温めることにより、マイボーム腺の油を溶かし詰まりを解消する「温罨法(おんあんぽう)」や、油を拭き取る「眼瞼清拭(がんけんせいしき)」という方法があります。

上記の方法で改善しない場合、マイボーム腺の中で固まった油を機械的に外に押し出す「マイボーム腺圧迫法」という方法がとられます。

結膜弛緩症とは?

結膜弛緩症の症状

目の周りのシワを気にする女性が多いかと思いますが、実は眼球にもシワができるというのをご存知ですか。

白目の一番表面にある層を結膜と言いますが、この結膜は眼球が上下左右の運動をしやすいように適度なゆるみがあり、加齢によってたるんできてしまいます。

この結膜のたるみが強くなった状態を「結膜弛緩症」と呼びます。

結膜弛緩症によってたるんだ結膜が原因で涙がうまく溜まらず、まばたきをしても涙がうまく角膜全体に広がらないため、眼球の表面に細かい傷ができてドライアイや目の違和感の原因となります。

結膜弛緩症は60歳以上の方にはほとんど見られる症状です。加齢やコンタクトレンズの使用が原因といわれています。

結膜弛緩症の治療法

基本的には、医師に目薬を処方してもらい、経過を見ます。

結膜のたるみを手術で取る方法もありますが、あまり一般的ではありません。

さいごに~ドライアイは放置すると危険です~

「目薬すれば問題無いから、病院に行く程でも無い」と割と軽視されがちなドライアイですが、放置をすると重大な目の病気を招く危険性もあります。

ドライアイになると目の表面が乾燥しがちになるため、角膜に傷ができてしまい、角膜がはがれてしまいます。この症状が進むと視力が徐々に低下していき、目が開けられないほどの痛みに襲われる場合もあります。

目は交換がきかない大事な感覚器です。少しでも違和感を感じた場合は早急に眼科を受診するようにしましょう。

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