多くの女性が悩みを抱えている生理トラブル。

病気に気が付けばまだいいのですが、症状が身体に出ないものが多いため非常に厄介です。

 

症状が出にくい生理トラブルの中でも、特に多いのが無排卵月経。

無排卵月経は毎月の生理はきているのに、妊娠するために肝心な排卵が起こっていないことを指します。

 

「別に今は妊娠する予定も無いし」と症状を放置していると、排卵ができない身体になってしまい、今後妊娠が出来なくなってしまう可能性もあります。

 

将来元気な赤ちゃんを産むためにも、無排卵月経の原因と症状、治療法について知っておきましょう。

無排卵月経の原因は生活習慣にあり

そもそも排卵とは、赤ちゃんを産むための卵子を卵巣から排出することです。

 

排卵を起こすためには、卵巣から十分な女性ホルモンを分泌する必要があります。

つまり、排卵が起こらない原因は卵巣が女性ホルモンを分泌する力が無くなってしまっているか、脳から卵巣へ「女性ホルモンを出しなさい!」という指令がいかなくなってしまっているか、このどちらかが考えられます。

 

卵巣や脳が機能不全を起こす原因は様々なものが考えられますが、これらの器官はストレスに大変弱く、トラブルが起こる一番の原因となります。

他にも多い原因が過度なダイエットによるバランスの悪い食生活、不眠や過労などの生活習慣の悪化などがあげられます。

茶色のおりものが1週間続いたり、腹痛や吐き気などの生理痛が無い場合は無排卵月経かも

無排卵月経は症状が殆ど出ないため自覚することが難しく、不妊治療の診断の際に初めて病気に気が付くというパターンが多いようです。

 

しかし、症状は軽度ですが無排卵月経の場合は生理に以下のような症状が出る場合があります。

自分の生理の状態に当てはまらないかどうかチェックをしてみましょう。

  • 茶色良いおりものが1週間以上続く
  • 腰痛や腹痛、吐き気などの生理痛があまりない
  • いつもより生理の経血量が少ない
  • 生理周期が不順
  • ひと月に何度も生理がくる

基礎体温を測って無排卵月経かどうか調べよう

無排卵月経が起こっているかどうかを確認する一番わかりやすい方法が基礎体温を計測することです。

 

女性は排卵や月経の周期に合わせて体温の変動があります。

上記のグラフのように、体内のホルモンバランスが正常であれば、排卵日を境にして低温期と高温期に分けられるのですが、無排卵の人は常に体温が低温状態で、グラフのような体温変化が見られません。

 

つまり、生理がきていても基礎体温の計測結果が常に低温状態であれば、無排卵月経が起こっている可能性が非常に高い、というわけです。

無排卵月経の治療法は?

無排卵月経になってしまった場合、病院での治療を早急に受ける必要があります。

治療法は基本的に薬物療法で、妊娠を望むか望まないかによってその方法が分かれます。

クロミフェン療法

妊娠を希望する場合はすぐに排卵を起こす必要があるため、排卵を促す作用のある排卵誘発剤を使用したクロミフェン療法が適用されることが多いです。

 

この薬には卵胞を発育させるゴナドトロピンという成分の分泌を促し、排卵を起こりやすくさせる作用があります。

飲み薬で十分な効果が得られない場合は、注射によって卵巣を強く刺激する方法もあります。

 

クロミフェンの効果は約70~75%の方が排卵をし、そして約30~35%の方が妊娠をしています。

ホルモン療法

今すぐの妊娠を望んでいない場合は、ピルなどのホルモン剤を使用してホルモンバランスを整える治療をおこないます。

 

ホルモン療法はクロミフェン療法のように直接的に排卵を促す治療法ではなく、ホルモンバランスを整えることで子宮や卵巣の機能を回復させ、正常な生理周期や排卵を促すことを目的としたものです。

さいごに~まずは基礎体温を測ってみよう!~

妊娠を望む女性の場合、無排卵月経は絶対に避けたい病気ですが、この病気は自覚症状が少ないのが非常にやっかいなところです。

 

まずは自分の状態を知るためにも基礎体温を測ることから初めてみましょう!

基礎体温を測ることは排卵の状態を知るだけでなく、美容やダイエットなど、女性の身体を調整するための健康手帳となります。