排卵痛は排卵日周辺にやってくる!

健康な女性であれば、毎月やってくるのが「生理」ですね。

生理になると下腹部痛や腰痛を伴う生理痛を感じる人は多いですが、実は排卵日周辺に起こる排卵痛というものがあるのをご存知でしょうか。

排卵痛は人によってその症状の大小は様々。

かなりの痛みを感じる人もいれば、まったく何も感じない人もいます。

女性と生理は切っても切れない関係です。

自分の体を知るためにも、排卵痛の原因と対策について知っておきましょう。

排卵の仕組み

そもそも排卵とは、赤ちゃんを産むために卵子を卵巣から排出することです。

排卵がおこることによって、卵巣から卵子が子宮へ飛び出し、精子と出会って子宮へ着床すれば妊娠が成立します。

子宮は排卵が起こると、卵子を迎え入れるためにフカフカのベッドのような膜を子宮内に作り始めるのですが、妊娠が成立しなかった場合はこの膜が不要になるため、体外へ排出されます。

これが生理です。(不要になった内膜が生理の経血)。

排卵日は、生理が始まった日の約14日前に起こっていますが、生理のように経血が出たりなどの大きな体の変化が無いため、排卵日を特定することが難しいです。

しかし、基礎体温を計測する事によって排卵日を予測することができます。

女性の基礎体温は低温期と高温期の2層に分かれています。

生理が始まると約2週間は低温期が続き、排卵日を迎えると体温は一気に上昇します。

体温は高温期のはじめに急激に上昇する前に、一旦ガクッと下がります。これが排卵日です。

この排卵日の2.3日前後の期間に腹痛や、眠気、頭痛などを感じる場合は、排卵痛が起こっている可能性が高いです。

排卵痛の症状と原因

排卵痛の症状は人によって様々ですが、主に以下のような症状を感じる場合が多いです。

・下腹部の痛みや張り

・腰痛

・頭痛

・吐き気

・胸の張り

上記のような症状を排卵日周辺に感じる原因は、生理に伴う女性の身体の変化にあります。

まず、排卵とは卵子が子宮へ飛び出していく現象ですが、その際に卵子は卵巣の壁を突き破ってくるため、卵巣が少しだけ傷ついてしまいます。

この時、少量の出血が起こることがあるのですが、この量が多いと下腹部の痛みや張りの原因になります。

また、排卵が起こることによって女性ホルモンのバランスも変化します。排卵が起こると子宮は卵子を迎え入れるためベッドの役割となる厚い膜を作り始めます。

この膜を作るためのホルモンが黄体ホルモンで、排卵日になると黄体ホルモンの分泌が多くなります。

黄体ホルモンには眠気を促す作用があるため、排卵日周辺になると体がだるくなったり、眠くなる原因はここにあります。

排卵痛の対策は?

我慢できない痛みは市販薬で対処

排卵痛によく使用される市販の痛み止めで「非ステロイド性抗炎症薬:NSAIDs」と呼ばれるグループのお薬があります。

NSAIDsは胃腸を荒らしてしまう副作用もあります。そのため、胃腸が弱い方はなるべく胃腸を荒らしにくいお薬を選ぶのがポイントになりますが、市販薬で使われる成分としては「アセトアミノフェン」「イブプロフェン」が推奨されています。

特に、アセトアミノフェンはNSAIDsとは異なり、血液の凝固作用に影響を与えず、胃に対する有害な作用がほとんどありません。

また、赤ちゃんや子どもにも使われる成分なので、胃腸に対する副作用の弱さだけでなく、授乳中のママにもオススメできる成分になります。

<アセトアミノフェン、イブプロフェンが入った市販薬>

① アセトアミノフェン

● タイレノール (アセトアミノフェン)

② イブプロフェン

● イブ (イブプロフェン)

● イブA (イブプロフェン+カフェイン+催眠鎮静成分)

● ノーシンピュア (イブプロフェン+カフェイン+催眠鎮痛成分)

● バファリンルナi (イブプロフェン+アセトアミノフェン+カフェイン)

日々の生活の工夫を

排卵痛は基本的に病気ではなく、生理現象に伴う自然な症状ですので、多少の痛みであれば治療の必要はありませんが、排卵痛と上手に付き合うためには以下のことを実践してみるのがいいでしょう。

1.身体をポカポカにしよう!

女性にとって身体を冷やす事は厳禁です。

特に下半身が冷えている場合、排卵痛を強く感じやすい傾向にあります。

生理中も勿論ですが、排卵日周辺も身体を温め血流を良くする事を心がけましょう。

2.食生活に気を付けて!

排卵痛は食事によって和らげる事ができます。

排卵痛が強い場合は、以下の食材を沢山食べてみましょう。

◼︎排卵痛を和らげる食べ物

・豆乳
・温野菜
・グレープフルーツ
・プルーン
・魚
・アーモンド etc...

3.排卵痛を改善するツボ:三陰交

三陰交は内側のくるぶしから、指の横幅4本分程上に位置するツボです。

このツボを親指の先で強く押し込み、マッサージをしましょう。

三陰交は排卵痛以外にも、生理痛や冷え、更年期障害などの改善にも効果があり、女性の健康に欠かせないツボです。

さいごに

排卵痛はそもそも病気ではなく、女性の生理現象に伴う自然的なものではありますが、あまりにも痛みが強い場合は、子宮や卵巣の病気が潜んでいることも考えられます。

あまりにも痛みが強いという人は、症状を放置せずに一度婦人科へ相談してみましょう。