子どもの頭痛の原因は様々

頭痛には、様々な症状がありますが、子どもは上手く症状を伝えられないため、まずは、いつ、どんな時に痛くなるのか聞いてみましょう。

■急に痛くなった

■朝、昼、晩などの時間帯

■登園・登校時または学校内

■習い事やその他の外出時

■家にいる時、休日

■運動後

■ゲームや読書の際、その後

■時間や場所を選ばず慢性的

これにより頭痛が器質的(病気)な問題か、心理的な問題かを知る手掛かりが得られます。

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病気の可能性:急性頭痛に注意

子どもが頭痛を訴えてきた場合、以下のような子どもにかかりやすい病気の可能性があります。

■風邪

■副鼻腔炎

■中耳炎

■虫歯

■髄膜炎

■脳炎

■脳腫瘍

■頭蓋内出血 

■視力障害

この場合、急な頭痛の他にどんな症状を伴っているかよく見てあげましょう。

中には慢性的な頭痛を伴っていることもあります。

頭痛の他に、発熱、めまい、鼻水、嘔吐、けいれん、ろれつが回らない、意識障害などが伴う場合は、至急病院を受診しましょう。

頭部MRIなどできちんと検査し、治療する必要があります。

心因性による慢性頭痛

慢性頭痛には「片頭痛」「緊張型頭痛」「混合型頭痛」があります。

検査により病気など器質的に問題がない場合で生じる慢性的な頭痛は、心理社会的ストレスによるものだと考えられます。

▶学校、友人関係がうまくいっていない(いじめが隠れている可能性)

▶家庭環境、親の無関心または過干渉

▶習い事、学力、受験などのプレッシャー

など、子どもは親が思っている以上にストレスを抱えこんでいることが多くあり、年齢が低いほど表現力に乏しいことや上手く発散することができないためどんどん抱え込んでしまいます。

年少の頃から片頭痛を経験していると思春期に頭痛が慢性化することがよくあります。

頭痛を起こしやすい要因に注意しましょう

慢性頭痛は子どもの場合、まずは薬に頼らないようにし、日常生活を見直してみることが大切です。

生活習慣の見直し

日頃から、以下に注意してあげましょう。

●猫背、姿勢の改善。気が付いたら姿勢を注意してあげる

●長時間、ゲームのやりすぎをさせない。時間を決める

●眼精疲労、光過敏対策。PC用メガネの使用など

●好き嫌いをなくさせ栄養バランスが偏らないようにする

●早寝早起きをさせ不摂生、睡眠不足にならないようにする

子どもの頭痛は姿勢や目の疲れ、栄養バランスなど、一見関係なさそうなことが大きく関わることが多いため、成長途中には生活面に注意が必要です。

心因性の問題に対して

慢性頭痛は心因性の問題が深くかかわることが多いため、家庭・学校・その他、ストレス要因になるものはないか、1人で悩んでいないか気を配ってあげましょう。

子どもが親に気兼ねなく話せる環境作りを心がけましょう。

痛み止めとして薬が必要な場合、主に解熱鎮痛薬(イブプロフェン、アセトアミノフェン)が使われます。

学校に行くときは1回分持たせてあげて、痛む時に飲むように教えましょう。

ただし心の問題が深く関与していると思われる頭痛は、鎮痛薬などが効きにくく、メンタル面のケアが重要になります。

カウンセリングや場合により抗不安薬などが必要になることもあります。

治療法については医師とよく相談しましょう。

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おわりに

頭痛の原因は様々ですが、子どもの場合、詳しく「話せない」また「話さない」ということが見受けられます。

病気が原因なのか、親に言えない心の問題なのか、いずれにしても子どもが頭痛を訴えたら軽視しないことが大切ですね。