PMDD(月経前不快気分障害)が生理前のイライラの原因?!

生理前になると無性にイライラしたり、頭痛やむくみ、腹痛などの心身の不調を訴える女性は少なくありません。

これらの生理前におこる不快症状を「PMS(Premenstrual syndrome:月経前症候群)」といいます。

 

PMSの症状は人によって様々で、その種類はなんと150種類以上もあるんだとか。

その中でも特に多くの女性が悩んでいるのが、イライラ感や抑うつ感などの精神症状です。

 

さらに、PMSの精神症状の中でも日常生活に支障きたす程の強いものを「PMDD(Premenstrual dysphoric disorder:月経前不快気分障害)」と言い、これはうつ病性障害に含まれます。

PMDDの精神症状は他人には理解されにくいため、周囲との衝突の原因となることも。

 

そこで今回はPMDDの症状チェックリストと、病院での治療について解説します!

PMDDの症状チェックリストで自己診断してみよう

生理前のイライラ感や不安感がひどい!という方は、以下のPMDD症状チェックリストで自己診断をしてみましょう。

「何個以上当てはまったらPMDD」という明確な判断基準はありませんが、目安として2~3個以上当てはまり、その症状が日常生活に支障をきたす程強い場合はPMDDである可能性があります。

また、以下のような症状が生理が始まる約1週間前から出現し、長くても生理が始まってから4日以内には消失する、という点もPMDDを診断するうえでの重要な判断基準となります。

  • イライラする
  • 気力が無い
  • 絶望感を感じるうつ状態
  • 緊張する
  • 情緒不安定になる
  • 無性に悲しくなる
  • 不安感を拭えない
  • 怒りっぽくなり攻撃的
  • ものごとに対して興味、関心が薄れる
  • いつもより疲れる
  • 引きこもりがち
  • 集中力や判断力がおちる
  • 強い眠気に襲われる
  • 不眠症状が出る
  • 性欲がコントロールできない
  • 食欲がコントロールできない
  • 感情がコントロールできない
  • 下腹部痛がある
  • 乳房が張って痛い
  • 頭痛や頭が重くなる
  • 手足がむくむ
  • 便秘症状が出る

     

     

     

PMDDはあくまでも病気ですので、専門の病院で適切な治療を受ける必要があります。

今回のチェックリストで「PMDDかも?」と思った方は、医師の診断を受けるべきでしょう。

さいごに~PMDDの治療は何科へ行けばいいのか?~

 

生理前の総合的な心身不調があらわれるPMSは、婦人科や女性外来で治療を受けることができますが、精神症状が強いPMDDの場合は心療内科や精神科での受診をおススメします。

 

PMDDの治療に効果的とされているのが、SSRIなどの抗うつ剤や抗不安剤の処方です。

PMDDの明確な原因はまだ分かっていませんが、生理前のホルモンバランスの乱れにより低下した「セロトニン」という喜びを感じる脳内物質の減少が1つの主な原因と考えられています。

 

SSRIにはセロトニンを補う効果があるため、PMDDの治療に用いられることが多いのですが、吐き気などの副作用が出る場合があります。

軽度の症状であれば、漢方薬の処方や心理カウンセリング、食生活の改善などでも効果があるため、その人に合った治療を受けるためには専門医の診断をしっかり受けることが重要です。

 

PMDD(月経前不快気分障害)に効果的な漢方薬「半夏厚朴湯 (はんげこうぼくとう)」生理前になるとイライラしたり、頭痛、むくみ、めまいなどの心身の不調を感じる病気を「PMS(Premenstrual syndrome:月経前症候群)」と言います。

PMSの症状は人によって様々で、その種類は150以上もあると言われていますが、その中でも特に多いのがイライラ感や抑うつ