赤ちゃんに痔ろう? よくあるお尻の病気「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」の症状と注意点

デリケートな赤ちゃんの肌は、ちょっとしたトラブルでも放置しているとあっという間に悪化!特におむつでムレやかぶれを起こしやすいおしり周りは注意ゾーンです。生後1歳までの赤ちゃんに多い肛門周囲膿瘍はひどくなると手術が必要になる場合はありますので、日頃のケアと早めの治療を心がけてください。

はじめに

赤ちゃんのおしりは、うんちの回数が多く、おむつをしているためムレやすくトラブルが起こりやすいものです。

おしりや肛門の炎症は大人でもとても痛いものです。

赤ちゃんになりやすい「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」の症状と対処法を知っておきましょう。

肛門周囲膿瘍とはどんな病気?

肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)は、細菌が感染して肛門のまわりにうみがたまる病気です。痔ろう(痔瘻)とも呼ばれます。

原因は

・おむつかぶれによる皮膚からの感染

・肛門のまわりの粘膜に大腸菌などの細菌が感染

などによるものです。皮膚も弱くうんちもゆるめなので、下痢をくり返したりして傷ついた肛門に炎症が起きやすいのです。

生後1か月前後から1歳位によくみられます。

ほとんどが男の子に多く、女の子にはまれです。

症状は?

以下のような症状が特徴ですので、チェックしておきましょう。

◇ 肛門のまわりが真っ赤に腫れあがる

◇ 肛門周囲の他の部分にも広がることがある

◇ 女の子の場合は外陰部が腫れることもある

◇ 細菌が繁殖するとおできができてうみをもつようになる

◇ 排便と関係なく触るだけで痛がる

◇ 強い痛みのため機嫌が悪くなる、泣く

治療法は?

小児科または小児外科を受診しましょう。

うみを出し、場合により抗生物資を服用します。

腫れあがって膿を持つようになると、溜まっている膿を外に出してあげなければ治らないため切開して膿を出します。

うみを出してしまえば痛みもやわらぎ、1週間ほどで治ります。

抗生物質については、副作用で下痢ぎみになり、症状を悪化させることもあるため様子を見ながらにします。

通常うんちが硬くなる1~2歳頃にはかかりにくくなります。

繰り返しに注意

肛門周囲膿炎を繰り返すと、肛門の奥の腸からの炎症が皮膚に及ぶ「乳児痔瘻(にゅうじじろう)」になります。

再発を繰り返す場合は、大人の痔ろうと同じように症状のある部位を切除する手術をすることもあります。

肛門周囲膿瘍はホームケアが大切

おしりを清潔に保つことが第一です。

下痢や軟便が続いた後は、おむつ交換のたびにぬるま湯できれいに洗ってあげましょう。

いちいちお風呂やシャワーは大変ですので、手軽な方法で清潔を保つようにしましょう。

また赤ちゃんが体調を崩した時になりやすく、再発もしやすいため注意しましょう。

おわりに

生後まもない赤ちゃんの肌は敏感で、特に生後半年頃になるとママからもらった免疫が落ちるため細菌が繁殖しやすくなります。

日頃からお尻や皮膚は清潔に保ってあげましょう。

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