妊娠中お腹が張る理由は?妊娠初期~妊娠後期まで時期別に解説

なぜ妊娠中にお腹が張るの?主な理由を8つ解説します。妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期それぞれの時期別に注意したいお腹の張りも記載。気を付けるべきお腹の張りも紹介します。

時期を問わず妊娠中にお腹が張る4つの理由

妊娠時期を問わず、妊娠中にお腹が張る理由として以下の4つがあります。

動き過ぎ

仕事や家事で忙しいといった理由で動き過ぎると、子宮の収縮を促してしまい、これがお腹の張りにつながることがあります。

動き過ぎによる疲労も、お腹の張りを招くことがあるので注意が必要です。動き過ぎが原因の場合は、多くの場合、痛みをともなわない不規則なお腹の張りを感じます。

皮膚のつっぱり

妊娠によってお腹が大きくなり皮膚が引っ張られることで、お腹に張りを感じることがあります。

便秘

妊娠によってホルモンの分泌量が変化したり、子宮が大きくなって腸を圧迫するようになり、食べ物の消化・吸収に時間がかかるようになるため、便秘になることがあります。便秘が長引くと、腹痛のほかお腹が張ることがあります。

妊娠による便秘は妊娠初期に起こりやすいですが、体質によっては中期や後期にかけても起こることがあります。

羊水過多症

妊娠時期を問わず、羊水量が800mlを超えた場合を羊水過多といい、これにともない母体に症状が出てきた場合を羊水過多症といいます。羊水過多症になると子宮容積が大きくなるため、お腹がパンパンに張ることがあります。

早産のリスクが高まるため、早めに産婦人科医に相談しましょう。

こんな傾向がある人は注意

妊娠時期を問わず、安静にすればおさまる心配の少ないお腹の張りもあれば、早めに産婦人科を受診すべきお腹の張りもあります。

以下のような傾向が目立つ場合は、産婦人科を受診することを検討しましょう。

・張りに痛みをともなう
・出血もみられる
・お腹の張りの頻度や強度が増している
・発熱をともなう

妊娠初期にお腹が張る理由は?

妊娠初期は子宮の収縮が少ないため、基本的にはお腹が張ることはほぼありません。

ただし、妊娠初期は子宮が急激に大きくなる時期のため、子宮を支える靭帯が引っ張られる痛みとともに張りを感じる場合もあります。

このとき、しばらく横になることで張りがおさまるようであれば、まずは心配ありません。

妊娠のサインとしてのお腹の張り

妊娠初期にはさまざまな体の変化が起こります。お腹が張るだけでなく、以下のような体の変化もみられた場合は、妊娠したサインである可能性も高いです。

・基礎体温が高い時期が3週間以上続いている
・微熱が3週間以上続いている
・ちゃんと寝ているのに眠気が強い
・やる気の低下やイライラがみられる
・頭痛、吐き気、めまいなど不調がみられる
・トイレの回数が増えた

妊娠か確かめるためには、必ず産婦人科を受診しましょう。妊娠検査キットは、あくまで妊娠を確認する補助的なものです。

切迫流産によるお腹の張りに注意

流産の一歩手前の状態を切迫流産といいます。流産の約8割が、妊娠12週未満である妊娠初期に起こっているので十分な注意が必要です。

切迫流産の疑いがある場合、初期段階ではわずかな出血と軽い腹痛がみられるケースが多いです。しかし人によって症状は異なるので、お腹の張りが起こることもあります。

妊娠12週までの切迫流産には有効な薬がなく、少量の出血がみられても医療機関で行える対処はありません。まずは安静にして経過を観察するようにしましょう。

ただし、腹痛がひどくなるようであれば診療時間外であっても産婦人科を受診してください。

妊娠中期にお腹が張る理由は?

妊娠中期は、生理的な理由でお腹が張ることが多いです。母体・胎児どちらも落ち着いた安定期であるという証でもあります。

こうしたお腹の張りは、しばらく横になることで自然と張りがおさまるなら、まずは心配ありません。

切迫早産によるお腹の張りに注意

早産になりかかっている状態を切迫早産といいます。切迫早産は、周期的にお腹が張る、腹痛が起こることが多いのが特徴です。

お腹の張りの周期が1時間に2回以上、あるいは生理痛のときのように下腹部痛あたりがチクチク傷む場合は、特に危険な状態です。また、切迫早産は妊娠週数が早いほど、胎児への影響も大きくなるおそれがあります。

切迫早産の疑いがある場合は、早めに産婦人科を受診してください。

妊娠後期にお腹が張る理由は?

妊娠後期は、特にお腹の張りが起こりやすい時期です。これは、出産に向けての体の準備によるものです。

特に妊娠10か月の臨月は、お腹が張ることが多いです。また、人によっては出産前に起こる前駆陣痛の段階でお腹の張りを感じることがあります。

常位胎盤早期剥離によるお腹の張りに注意

常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)とは、出産前に子宮の中で胎盤が剥がれてしまった状態です。お腹の張りのほか、激しい腹痛が起こることもあります。

量は少なめですが、出血をともなうこともあります。母子ともに危険な状態なので、早急に産婦人科を受診してください。

おわりに

妊娠中のお腹の張りは、原因を自分だけで特定するのが困難なケースも少なくありません。見極めが難しいと感じたら、1人で悩まず産婦人科医に相談しましょう。

母子ともに健康に、マタニティライフを過ごしてくださいね。

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