突然赤ちゃん口の中に白いカビのようなものがたくさんあったら、びっくりしてしまいますよね。

赤ちゃんにかかりやすい口の病気も色々ありますが、今回は乳児に多い「鵞口瘡がこうそう」について紹介します。

慌ててティッシュなどでゴシゴシと拭いてしまう知っておきましょう。

鵞口瘡とは?

カンジダという真菌(カビ)の一種に感染して起こります。

鵞口瘡(がこうそう)または口腔カンジダ症といいます。

カンジダとういうと、性器の病気を連想する方もいると思いますが、カンジダは健康な人の皮膚や口の中にもいる常在菌です。

健康な時は問題ありませんが、生後間もない赤ちゃんや、大人でも体力が無いときなど免疫力が弱まると繁殖します。

ウイルスのように感染してうつるというよりは、自分の菌が原因になります。

鵞口瘡の症状

以下のような症状が特徴になります。ただし、痛みもなく赤ちゃんは無症状です。

・舌や口の中の粘膜に白いコケのようなものが見られる

・ミルクかすのように見えるが、こすっても取れない

・次第に数が増えて口いっぱいに広がる

・ひどくなると潰瘍ができる

鵞口瘡の感染経路

主に不衛生な哺乳瓶や乳房、おもちゃなどから感染します。

また、妊婦の約20%は産道にカンジダ菌を持っているといわれ、分娩時に産道を通るときに感染することが多いようです。

そのため生後1週間くらいの赤ちゃんにかかることもあります。

鵞口瘡の治療法と注意点は?

赤ちゃんが元気でお乳の飲みも普通なら様子を見ましょう。

通常自然に治りますが、広がったり何度も繰り返すようであれば小児科を受診しましょう。

治療としては、坑真菌薬の塗り薬を1日1~2回綿棒で口の中に塗ります。抗菌用のシロップが処方されることもあります。

ケアの注意点

ミルクや母乳のかすと間違えてしまうことが多いため、無理に取ろうとすると出血したり痛みを伴ったりします。

はがした部分が炎症を起こし、2次感染を引き起こします。授乳にも影響があるため注意しましょう。

授乳の際は哺乳瓶や乳首の清潔を心がけ、付着した母乳は拭き取りましょう

赤ちゃんが口にするおしゃぶりやなどは熱湯消毒などで常にきれいにしましょう

赤ちゃんは体が柔らく、自分の手足をなめるので、こまめに拭き取りましょう

おわりに

鵞口瘡は、赤ちゃんにとっては痛みもありません。

ほとんどの場合、症状は軽く自然に治りますが、カンジダが全身に広げたりしないよう、赤ちゃんの身の回りのものは清潔にしておきましょう。