気になる残尿感…その原因は?

トイレにいったのに、まだ残っている感じがする…
このような残尿感に悩む人は多く、また人に相談しにくい悩みであるため不安になることも多いかと思います。

残尿感の原因はさまざまですが、男女でその原因が全く違うことが特徴です。
女性の場合は膀胱炎が原因であることが多く、男性の場合は前立腺肥大症が原因であることが多いといわれています。

男女どちらの場合も残尿感の症状は泌尿器科で診察を行っていますが、女性の場合は産婦人科を受診するのも良いでしょう。
特に生理前後更年期妊娠中の残尿感の場合は産婦人科に相談してみてください。

しかし軽い残尿感の場合や、しばらく自宅で様子をみたい場合などは市販薬で対処することもひとつの方法です。
そこでこの記事では、残尿感を改善する市販薬やおすすめのサプリメントを紹介していきたいと思います。

女性の残尿感の原因:膀胱炎に注意!

■膀胱炎
膀胱炎は特に女性に多い疾患であり、多くの女性が一度はかかってしまうといわれています。
女性は男性に比べて尿道が短くまっすぐであるため、膀胱に細菌が侵入する可能性が高くなっています。
さらにトイレを我慢する生活がつづいたり、疲労や冷えが原因で免疫力が落ちるなども膀胱炎の原因になります。
残尿感のほか、排尿の際に痛みを感じたり、尿の色が白っぽかったりする場合は膀胱炎の可能性が高いです。

■生理や更年期障害
生理の前後や更年期障害などでホルモンバランスが崩れることで残尿感が起こることがあります。
特に生理前は妊娠に備えて子宮のサイズが大きくなっていくため、膀胱が圧迫されて刺激が与えられ残尿感を感じることが多くなるようです。

■その他
その他にも、加齢や肥満、出産などが原因で骨盤が開いてしまい膀胱や子宮などが落ちてしまう骨盤性器脱という病気が原因で残尿感が起こっていることがあります。
さらには、ストレスが原因で過活動膀胱という膀胱活動の異常が起こっていたりすることがあります。
いずれの場合にも、慢性的な残尿感が長く続く場合には一度泌尿器科や産婦人科を受診してみると良いでしょう。

男性の膀胱炎:前立腺肥大症に注意!

■前立腺肥大症
男性の尿トラブルの原因として代表的なものが、前立腺肥大症です。
男性ホルモンのはたらきが関与して前立腺が肥大し、残尿感や頻尿などの尿トラブルを起こします。

■前立腺炎
前立腺の中で炎症が生じる前立腺炎が原因で残尿感が起こることがあります。
炎症というと感染性のイメージが強いですが、この前立腺炎は細菌などが関係しない”非細菌性前立腺炎”の方が多く見られるようです。
比較的若い30~40代の男性に多く見られる疾患で、残尿感や頻尿のほか下腹部の痛みをともなうことがあります。

残尿感を改善するおすすめの市販薬4選!

残尿感を改善する効果のあるおすすめの市販薬を紹介していきます。
残尿感など泌尿器の不調に対する市販薬には漢方薬が多いですが、中には膀胱の動きを抑えるような西洋医学の薬もあるため、自分の目的に合ったものを選んでください。

腎仙散(ジンセンサン)

15種類の生薬が配合された市販薬で利尿作用だけでなく抗菌作用もあり、膀胱炎やそれにともなう残尿感に対して効果があります。
ウワウルシ(アルブチン)という抗菌作用と利尿作用の両方を持つ漢方薬が配合されているため、膀胱炎の原因の菌類に対して効果を発揮します。
また、膀胱壁の炎症を抑える抗炎症作用を持つインチコウやボウコンのほか、痛みを抑える作用のあるシャクヤクやボウイが配合されています。
利尿作用が高いため菌を早く洗い流すことが可能で、体内の余計な水分を排出するためむくみの解消にも効果が期待できます。

ユリナールb

清心蓮子飲(せいしんれんしいん)という漢方薬を配合した市販薬です。
清心蓮子飲(は、頻尿や残尿感、排尿痛をやわらげる効果のある漢方薬で、尿路の炎症や腫れをひき、痛みを和らげて尿の排出を促す効果があります。
利尿作用のあるブクリョウや腫れなどを抑えるオウゴン・バクモントウなど9種類の生薬が配合されています。
どちらかといえば体力がなく虚弱気味で、心身の疲労もあるような人に向いている薬です。

ツムラ漢方猪苓湯エキス顆粒A

猪苓湯(ちょれいとう)は残尿感や血尿などに使用される漢方薬で、尿路の熱や腫れを抑える効果があります。
また、尿の出を良くする効果もあるため、膀胱炎による残尿感に対して効果が期待できます。
水分循環を改善して排尿を促すチョレイ・タクシャ・ブクリョクという3種類の生薬のほか、炎症を鎮めるカッセキなど全部で5種類の生薬が配合されています。
体力の有無にはそれほど関係なく服用できますが、冷えの症状のある人には向いていない薬のため注意してください。

レディガードコーワ20錠

フラボキサート塩酸塩という、膀胱の収縮を抑制して排尿回数の増加を抑える成分が配合された市販薬です。
残尿感は尿を溜める器官である膀胱の感覚が過敏になっていることでおこるため、膀胱機能を調節して残尿感を改善する効果があります。
約1週間ほどで効果があらわれ、残尿感などの尿トラブルに効果を発揮します。

■男性や妊娠中の使用は禁止!
残尿感に対して効果がある薬ですが、男性が服用すると尿が出にくくなるおそれがあります。
また、妊娠中の使用に関しても安全が確率されていません。
男性や妊娠中の人は服用しないようにしてください。

残尿感におすすめのサプリメント3選!

サプリメントや健康食品は「医薬品」とは違い、症状に直接効果があるわけではありません。サプリメントはあくまで食事などでの栄養成分の不足を補うことを目的に使用されるものです。残尿感に良いとされる栄養成分を摂りたいが、そういった成分の食材を探すのは大変という方は、まずはサプリメント等を利用するのも一つの手です。

なお、排尿痛などの他の症状を伴っている場合は、まずは病院を受診するようにしてください。

ファインエイドのすっきりさわやか習慣

男性で頻繁にトイレに行く方におすすめな、ノコギリヤシを配合したサプリメントです。
さらに女性の残尿感にも良いとされる西洋カボチャも配合されているため、男女両方の残尿感におすすめのサプリメントです。

購入:株式会社ファインエイド すっきりさわやか習慣

宝ヘルスケア かぼちゃ種子+イソサミジン<90粒入り(1日の目安:3粒)>

女性の残尿感のある方やトイレの回数が多い方におすすめな、西洋カボチャに加えて、男女の過活動膀胱などに良いとされるイソサミジンを配合したサプリメントです。
西洋カボチャもイソサミジンも男女両方の残尿感で悩む多くの人におすすめです。 

希望光 1箱(120粒)

残尿感のある方やトイレの回数が多い方におすすめの西洋カボチャのほか、抗炎症作用を持つグランベリーが配合されたサプリメントです。

残尿感への対処方法:水分をしっかりとって生活習慣に気を付けよう!

残尿感を改善するための、薬やサプリメント以外の方法を紹介します。
原因が膀胱炎の場合も、ホルモンバランスの崩れの場合もストレスをためずに規則正しい生活を送ることが大切なため、生活習慣には気を付けるようにしましょう。

水分を多くとろう!

残尿感の原因が膀胱炎であった場合は、水分を多くとり尿を多く出すことが一番の改善方法になります。
残尿感があるときはつい水分をとることを避けてしまいがちですが、菌を体外に排出するために水分を多く摂るように意識しましょう。

このとき、コーヒー紅茶などはカフェインが作用して残尿感の原因になることがあります。
カフェインの利尿作用がトイレの回数を増やす原因にもなるため、水分をとるときにはカフェインを含まないものを飲むようにしましょう。

また、男性の残尿感の場合は前立腺炎の予防のためにもアルコールの摂取は控えるようにしましょう。

衛生面に気を付けよう!

膀胱炎は膀胱に細菌が入り込むことで起こるため、患部の周辺が不衛生だと発症する確率が上がり、再発する危険性も高くなります。

下着は必ず毎日替えるようにするとともに、生理用ナプキンなどもこまめに取り換えるようにしましょう。
また、性交渉の際に菌が侵入することも多いため、性交渉の前には自分もパートナーも陰部を良く洗い清潔にするよう心がけましょう。

■トイレのあとの拭き方に注意!
排便後に後ろから前に向かって陰部を拭いている人は膀胱炎にかかりやすくなります。
大腸に生息する菌類が膀胱に入り込むことで膀胱炎が起こることがあるため、トイレのあとの拭き方には注意しましょう。

規則正しい生活で免疫力を高めよう!

免疫力が弱ることで、普段は感染しない菌類にかかりやすくなっている場合があります。
膀胱炎の改善や予防のためにも、免疫力を高める生活を心がけましょう

■睡眠はしっかりとろう!
睡眠不足は免疫力を下げる原因になります。
膀胱炎による残尿感を感じた場合には、しっかり睡眠をとるようにしましょう。
また残尿感の原因が膀胱炎でなく自律神経やホルモンバランスの乱れである場合も、睡眠不足が症状を悪化させることがあるため、注意してください。

■下半身を冷やさないようにしよう!
下半身の冷えは機能を弱らせる原因になります。
お風呂にゆっくり浸かるなどして下半身をよく温め、冷やさないようにしましょう。

おわりに

なかなか人に相談しにくい残尿感ですが、症状が軽い場合には対処が可能な市販薬も販売されています。
早めに対処するとともに生活習慣などに気を付け、改善していくようにしましょう。
また、慢性的な残尿感やトイレに行く回数があまりにも多い場合などは一度病院を受診するようにしてください。