妊娠検査薬で妊娠をチェック

妊娠するとhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンが分泌されます。hCGは受精卵が着床すると体内で作られ、生理予定日頃から尿の中に出てきます。

妊娠検査薬は、尿の中にhCGが含まれているかどうかを検出する試薬です。尿中にhCGが含まれていれば陽性、含まれていなければ陰性となり、妊娠しているかどうかの判定ができるしくみになっています。

妊娠検査薬は現在さまざまな製品が販売されています。判定率はどの製品も99%以上とほとんど変わりません。

検査するタイミングや値段など、自分の目的にあった製品を選びましょう。

妊娠検査薬はいつから使える?使用日の目安を解説

妊娠検査薬の使用時期は、一般的に生理予定日の1週間後以降です。

妊娠が成立した直後はhCGの分泌は少量で、生理予定日から急激に増え始めるため、生理予定日の1週間後が判定に最適な時期の目安なのです。

検査を開始できる生理予定日1週間後の目安の出し方です。あくまで目安であり、特定するものではありません。

①生理周期と前回の生理日がわかる方

妊娠検査薬は「前回の生理開始日+生理周期+1週間後」から使用しましょう。

例)生理周期が28日、前回の生理開始日が4月1日の場合

4月1日+28=4月29日(今回の生理予定日)
4月29日+1週間後=5月6日

検査開始日の目安は5月6日になります。

②生理周期がわからない・不規則な方

妊娠検査薬は「前回の生理開始日+(前回の生理開始日-前々回の生理開始日)+1週間後」から使用しましょう。

例)前々回の生理開始日が4月1日、前回の生理開始日4月26日の場合

4月26日-4月1日=25日(生理周期)
4月26日+25日=5月21日(今回の生理予定日)
5月21日+1週間後=5月28日

検査開始日の目安は5月28日になります。

③生理周期も前回の生理開始日もわからない方

妊娠検査薬は「性行為をした日+3週間後」から使用しましょう。

例)性行為をした日が4月1日だった場合

4月1日+3週間後=4月22日

検査開始日の目安は4月22日になります。

生理不順の方の検査開始日

上記の計算方法の②の「前回の生理開始日+生理周期+1週間後」か、③の「性行為をした日+3週間後」を参考に計算してください。

また、普段から基礎体温をつけることも妊娠を知る助けになります。

生理周期は、「前の生理開始日から次の生理開始日の前日までの日数」を表します。生理周期は25日~38日が正常範囲とされています。この範囲内であれば、数日前後することは正常範囲内です。

フライング検査とは?

一般的な妊娠検査薬は生理予定日1週間後から使用しますが、その基準より前に検査をすることをフライング検査といいます。

フライング検査を行うためには早期妊娠検査薬を使う必要があります。

フライング検査ができる「チェックワンファスト」

フライング検査ができる日本製の早期妊娠検査薬は、「チェックワンファスト」のみです。日本製で唯一、生理予定日当日から検査ができます。

判定結果が残るため、パートナーに結果を見せることも可能です。

一般的な妊娠検査薬はドラッグストア・薬局・インターネットで購入できますが、チェックワンファストは医療用医薬品に分類されているため、薬剤師から説明を受けて購入する必要があります。

フライング検査はいつからできる?

フライング検査は、生理予定日当日から可能です。

生理予定日1週間後から使える一般的な妊娠検査薬は、hCG濃度が50IU/Lで反応するのに対し、早期妊娠検査薬は25IU/Lで反応します。早期妊娠検査薬は少量のhCGに反応する感度の高さから、生理予定日から使えるのです。

フライング検査の注意点 

■生化学的流産を知ってしまう可能性がある

生化学的流産とは、受精卵が着床を続けることができずに排出されてしまうことです。フライング検査をして陽性が出ても、その後生理が来たり、もう一度検査をして陰性が出た場合は生化学的流産をした可能性があります。

生化学的流産は臨床的には流産の扱いにはされていませんが、何もしなければ気づかない生化学的流産に気づいて、心理的な負担がかかってしまう可能性は否めません。

■妊娠していても陽性判定が出ない可能性がある

hCGの分泌量は人によって異なります。一般的に生理予定日からhCGは増え始めますが、人によっては妊娠検査薬が反応する規定値まで達しない可能性があります。その場合は妊娠していても陽性判定が出なかったり、判定線が薄くて陽性か陰性かの判断がつきにくくなってしまう場合があります。

■再度検査が必要になる場合も

チェックワンファストは赤紫色の線が出た場合は薄い線でも陽性と判定します。

ただ判定が難しいと感じた場合や、陰性と出ても生理が来ない場合はさらに1週間後に再検査をしてください。生理予定日から1週間過ぎているときは、一般的な他の妊娠検査薬を使用しても構いません。

おわりに

妊娠検査薬は検査をする時期や使い方を守ることが大切です。規定の日より早く検査をすると正しい判定が出ない可能性が高くなります。

また、妊娠検査薬は補助的な検査として使うものです。正しく使用し、専門医の診断とあわせて総合的に判断しましょう。