はじめに

おりものが水っぽく生臭い。痛みとかは特にないけど・・・。
そんな症状が出たらもしかしたら細菌性膣症かもしれません。

症状がでたらしっかり対応したい「細菌性膣症(さいきんせいちつしょう)」についてまとめてみました。


(image by Photo Ac)
 

細菌性膣症とは?

細菌性膣症の特徴は以下の通りです。

  • おりものが増える。灰色もしくは黄色の水っぽいおりものが出る。魚のような生臭い臭いのおりものが出る。
  • STD(性感染症/性病)ではない。
  • 膣症(膣の病気)としてはカンジタ膣炎と並んで多い。
  • 症状がないので気づかないこともあり、自然治癒することもある。

 

原因は体力低下と細菌の関係にある

カンジタ膣炎やトリコモナス膣炎のように外から入ってきた病原体によって起こるのではなく、もともと体の中にいる常在菌で起こるので、STD(性感染症/性病)ではありません。
健康な方の体にもいるものなんです。

ただ、いつもは悪さをしない常在菌でも、「免疫力の低下」や「妊娠によるホルモンバランスの変化による膣内環境の変化」などで膣炎をおこすことがあるのです。
 

細菌性膣炎と早産や流産の関係

妊婦さんが細菌性膣症にかかると絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)という炎症を起こすことがあります。
発症すると子宮を収縮させたり、子宮の出口を広めたり、破水を起こしたりして早産の原因となることがあります。

細菌性膣症に気づいた時点で早期に治療をすれば早産を防ぐことができます。
早めの治療がカギになるので妊娠14週までには治療をするようにしましょう。

また、妊娠時は必ず感染症の検査をしておくようにしましょう。
 

まずは病院で検査をしましょう

細菌性膣症の検査と治療は以下のようなものになっています。

◎検査◎
膣分泌液を検査して細菌の有無などをチェックします

◎受診科◎
婦人科・レディースクリニック・産婦人科などで検査が可能です

◎検査・治療費用◎
検査・治療費は医療機関によって変わりますが、以下のような金額を目安に検討しましょう。
検査代 3000~5000円
診察料 3000~5000円
薬代 3000円~
保険が適用されれば3割負担となります。

◎治療◎
症状によっては膣内の洗浄(膣洗浄)を行います。
抗生剤や膣錠・膣用クリームなどを7~10日ほど使って様子を見ていきます。

 

日常生活・習慣をよくすることが最大の予防法となる疾患です

免疫力の低下が大きな要因になります。
規則正しい生活を心がけ、体力をつけていくことが根本的な対応に繋がっていきます。

(image by freeimages)

喫煙は非喫煙者より細菌性膣症のリスクが高いと言われています。
喫煙が膣内の健全な乳酸菌の破壊につながると考えられています。

女性器周りを清潔にするように心がけて、ナプキンやタンポンの長時間使用は避けましょう
こまめに清潔なものを使用するようにしましょうね。


(image by Photo Ac)

 

おわりに

細菌性膣炎は性病ではありません。

パートナーの男性にうつることはないでしょう。
しかし、症状が似ている他の膣炎の場合もありますので疑わしい症状があったらまず病院で検査を受けましょう。