自分の舌をどれくらい気にして見ていますか?

地図状舌(ちずじょうぜつ)とは、あまり聞きなれない病名だと思いますが、子供や若い女性がなりやすい疾患です。

地図状舌は他の疾患を併発する可能性があるため、症状や注意事項を知っておきましょう。

地図状舌とはどんな病気?

地図状舌は、舌の表面に色々な大きさの円形、半円形のまだらな模様(斑紋 はんもん)ができる病気です。

班は舌全体に散在し、それが融合して地図のような模様に見えます。

幼児はなりやすく15%ほど発症しています。成人は1~2%で若い女性にみられます。

地図状舌の原因は?

はっきり分かっていませんが、ビタミンBやミネラル不足など栄養の偏り、かぜ、気管支炎、鼻炎、睡眠不足など、体調を崩しているときに出やすいとされています。

そのため、食生活の乱れや、ストレスや睡眠不足による不規則な生活などに原因があるとも考えられています。

また、金属アレルギー、他の粘膜疾患、顎の病巣が関係している可能性も指摘されています。

地図状舌の症状は?

◇白く縁取られた赤班模様の斑紋が広がっている

◇自覚症状が無い

◇まれに舌がしみる、ピリピリするなどがある

◇日によって班の位置、形、広がりが変わる

上記のように、特に生活に大きな支障が無いため、鏡を見たり人から言われて気づくことが多いようです。

その他、「溝状舌(こうじょうぜつ)」という舌の表面に多数の深い溝がみられる疾患があります。

幼児は「先天性溝状舌」で「地図状舌」を伴うものもあります。

先天性溝状舌は通常は無害ですが、溝にプラーク(歯垢)などの細菌がたまりやすいため、感染症などを抑えることが大切です。

地図上舌の治療法と注意点は?

痛みなどが無い場合は特に治療の必要はありません。

通常は数日で消えることが多いのですが、完治の日数は定かではなく、体力のつく年齢まで何度も繰り返すことがあります。

痛みや炎症を伴う場合には、うがい薬や口腔用の軟膏を使用することもあります。

口腔用のステロイド軟膏(アフタゾロン口腔用軟膏など)を用います。

注意として、口腔内が不潔になることで、炎症やカンジダ症を起こすこともあります。口腔内を清潔に保つようにしましょう。

食べ物は、刺激がある場合はなるべく避けるようにしましょう。

また、規則正しい生活や栄養のバランスの取れた食生活を心がけましょう。

おわりに

舌にまだら模様があったら気になりますが、地図状舌は病的なこととは考えにくいため、あまり心配は要りません。

ただしお口の中は細菌がいっぱいあるため、他の炎症に発展しないため口腔内を清潔にすることが大切です。

気になる場合は歯科医院を受診しましょう。

赤ちゃんや子供は自分では管理ができないため注意してあげましょう。