市販の漢方薬ダイエットの代表格ともいえる「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」は、いくつかのメーカーが製造販売しています。

今回はロート製薬「和漢箋(わかんせん)」シリーズをご紹介。

「新・ロート防風通聖散錠T」「新・ロート防風通聖散錠Z」「新・ロート防風通聖散錠満量」の違いや効果について解説します。

防風通聖散の効果と成分

防風通聖散は、18種類の生薬が血流や神経、ホルモンバランスなどに働きかけ、体の「余分な脂肪を分解」し「燃焼」させる効果があります。

防風通聖散の特徴と効果

◼︎肥満症の改善

生薬が脂肪代謝経路をスムーズにし、お腹に溜まった脂肪の分解や燃焼に働きかけます。

◼︎便秘の解消

体の代謝を良くして、体に溜まった老廃物の排出に働きかけ、肥満による便秘を解消させます。

「新・ロート防風通聖散」は、18種類の生薬がそれぞれの働きを助け合うように処方され、肥満症の改善と便秘の解消にすぐれた力を引き出すよう、成分と抽出方法にこだわっています。

新・ロート防風通聖散に含まれる漢方成分

新・ロート防風通聖散は、特に生薬の1つ「麻黄(マオウ)」に着目し、より多くのエキスを配合しています。

【麻黄(マオウ)】には、エフェドリンが発汗作用や神経興奮作用があるため、血行を良くし交感神経に働きかけます。

その他の有効生薬

【連翹(レンギョウ)・甘草(カンゾウ)】
全身の緩和作用があり、脂肪代謝経路をスムーズにする働きがあります。

【生姜(ショウキョウ)】
血行促進作用があり体の代謝を良くする働きがあります。

【防風(ボウフウ)】
発汗や解熱作用があり、関節炎や筋肉痛の痛みを止める作用があるとされています。

【黄ごん(オウゴン)・山梔子(サンシシ)】
消化薬や排泄系薬などに配合され、解熱作用や消炎作用などがあるとされています。

【芒硝(ボウショウ)・当帰(トウキ】
腸を潤し腸の運動を促進させる効果があり、便秘に効果的とされています。

【石膏(セッコウ)】
イライラやほてりを取る効果があり、強い消炎効果があるとされています。

【白朮(ビャクジュツ)・薄荷(ハッカ)・滑石(カッセキ)】
消化促進や利尿作用など、血糖値を下げる効果があるとされています。

【荊芥(ケイガイ)】
発汗作用や発散作用があるとされています。

【桔梗(キキョウ)】
他の漢方の効果を病変部に運ぶ働きがあるとされています。

【芍薬(シャクヤク)】
血行不良や筋肉の緊張をゆるめるとされています。

【川きゅう(センキュウ)】
偏頭痛や肩こりに効果的と言われています。

これらの18種類の生薬がそれぞれ助け合い、体の代謝や排泄に働きかけ脂肪を分解し燃焼させてくれます。

防風通聖散が向いているのは人はこんな方

防風通聖散は以下のような方に向いた漢方薬です。

●皮下脂肪が多い、ぽっちゃりお腹の人
●便秘がちな人
●肩こり、のぼせ、むくみ(高血圧症の随伴症状)がある人

この中でも、体格もよく体力のある方が適応です。逆に、体力のない方、胃腸の弱い方は注意が必要です。

新・ロート防風通聖散シリーズの違いは?

新・ロート防風通聖散には、「T」「Z」「満量処方」の3種類があります。

違いは含まれている成分の量と飲む回数・錠剤の数です。

成分量が最も多いのが「満了処方」で5000mg、「Z」は3750mg、「T」は3333mgです。

成分量が多い順に価格も高くなっています。

新・ロート防風通聖散錠T

1日2回・4錠を食前または食間に、水やお湯で服用します。
15歳未満は服用できません。

新・ロート防風通聖散錠Z

1日3回・3錠を食前または食間に、水やお湯で服用します。
15歳未満は服用できません。

新・ロート防風通聖散錠満量

1日3回・4錠を食前または食間に、水やお湯で服用します。
15歳未満は服用できません。

まとめ

ストレスや食生活などの影響により、ある調査によると日本人の肥満の割合は、男性で3約3割、女性で約2割と言う結果がでています。

30年前と比べると女性に関しては、ほとんど肥満の割合は変わっていないのに対し、男性は倍増していることが分かっています。

お腹周りの脂肪が気になる方は、食生活の改善や適度な運動に加えて、防風通聖散の使用も検討してみましょう。