はじめに

おむつかぶれは暑い夏に多いトラブルですが、長時間おむつを替えていなかったり、下痢が続いたりした時など季節を問わず起こります。

毎日毎日オムツをしている赤ちゃんにとって、おむつかぶれは大変なダメージです。

おむつかぶれの原因やケア方法、治療法を知っておきましょう。

おむつかぶれの原因は?

1、おしっこ

赤ちゃんは膀胱におしっこを溜めておけないため、一日に10~20回ものおしっこをします。

おしっこに含まれるアンモニアなど、尿は体の老廃物が含まれているため皮膚にダメージを与えやすくなります。

2、汗、ムレ

夏も冬も赤ちゃんは汗っかきです。

そこにおしっこをすると湿気でムレムレになり、ふやけた皮膚はダメージを受けやすくなります。

3、うんち

生後間もない赤ちゃんは、授乳の度にうんちをすることもあり、1日少なくとも7~10回ものうんちをします。

うんちが付いたままでいると、大腸菌などの細菌や酵素が皮膚のたんぱく質や脂分を溶かしていきます。

特に下痢のうんちは刺激が大きく、長時間経つとたちまち炎症が起こります。

4、摩擦

肌が薄くデリケートなため、少しこすれたりしてもダメージを受けます。

普段の拭き取りの時に強く拭いていないつもりでも、細かい傷が付きやすいものです。

また新しい種類のおむつに変えたときなどに起こることもあります。

5、菌の感染

ムレたオムツの中はカビが繁殖しやすくなります。

特に「カンジダ菌」による感染「カンジダ性皮膚炎」という病気になることもあります。

このように、赤ちゃんにとっておむつの中は、思っている以上にとても不衛生な環境です。

おむつかぶれの症状は?

基本は「おむつが当たる部分」だけに炎症が起きて、触るととても痛がります。

◇肛門のまわり、ウエストや太ももの付け根に起きやすい

◇お尻全体になることもある

◇赤い湿疹、ただれて真っ赤になる

◇皮膚がジクジクする

◇ひどくなると水泡ができて皮がむけることもある

そのままにして悪化すると

・カンジタ性皮膚炎

・肛門の周囲が化膿する「肛門周囲膿瘍:こうもんしゅういのうよう」になる可能性もあります。

普段のケアと早めの治療が大切です。

おむつかぶれのケアは?

日頃以下のことに注意しましょう

◇オムツは濡れたらすぐに変える

◇通気性を良くする(たまには日の入る部屋でお尻を出しておくなども◎)

◇うんちの後はお尻をぬるま湯で洗うか、湿らせたガーゼやティッシュで拭く

◇拭きすぎやこすりすぎに注意する

◇良く乾かしてからワセリンやオムツかぶれ用のクリーム、オリーブオイルなどで保護する

少しの発疹など軽い症状の時は、毎日の自宅のケアをきちんとしていれば治ります。

ひどい時には小児科や皮膚科へ

ひどくなったり長引いたりしているときは、早めに受診しましょう。

薬は炎症を抑える亜鉛華軟膏などが処方されますが、ひどい場合はステロイド軟膏を使うこともあります。

症状が長引き、カンジダ性皮膚炎や肛門周囲膿瘍を起こしている場合は、おむつかぶれの薬を使うと症状が悪化する場合があります。必ず受診しましょう。

おわりに

おむつかぶれは多くの赤ちゃんに見られますが、思っている以上に痛々しく長引くこともあります。

低月齢の赤ちゃんほどかかりやすいため、毎日のケアが大切ですね。