鼻炎には色々な原因がありますが、「急性鼻炎」は主に「ウイルスが原因」で鼻の粘膜に炎症が起こる状態です。

一般に「鼻かぜ」と言われ、かぜ症候群や急性上気道炎などの中でも、特に鼻の症状が主な場合の疾患です。

原因となるウイルスは、アデノウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルス、エンテロウイルスなど多数のウイルスが存在します。

これらかぜウイルスは200種類もあると言われ、違う種類のウイルスには以前の免疫が役に立たないことがあります。

そのため何度でもかぜをひき、特に乳幼児は急性鼻炎にかかりやすくなります。

急性鼻炎の症状は?

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、発熱などかぜ症状が現れます。

鼻水はさらさらとした水様のものか、少し粘性の鼻水が出ます。

症状が悪化すると、鼻水の色は黄色や緑色など粘度が強くなり、鼻づまりもひどくなります

特に赤ちゃんはもともと鼻腔が狭いため、鼻が詰まってミルクを飲むのも困難になります。

また睡眠障害も引き起こします。

鼻炎は急性から二次感染、慢性化に注意!

急性鼻炎は、症状が出てから1~2週間程度で治っていきますが、細菌による二次感染を起こす場合があります。

❏主な二次感染

ウイルスに侵された鼻の粘膜に、肺炎球菌、溶連菌、ブドウ球菌、インフルエンザ菌などの細菌が感染し、合併症を引き起こすことがあります。

特に乳幼児には「咽頭炎」や「急性中耳炎」の合併が多く見られます。

赤ちゃんは耳の痛みを訴えられないため、原因不明の発熱や不機嫌さが続き、気が付かない場合もあります。

❏急性から慢性化による弊害

・副鼻腔炎(蓄膿症)

・いびき、嗅覚障害

・気管支炎や喘息

・口腔乾燥症による口臭、虫歯

なども起こります。

長引く鼻水、鼻かぜなどは軽視せず、しっかりとした治療が必要です。

ケアと治療法は?

ウイルスによる急性鼻炎については特効薬はないため、対症療法が中心です。

◯鼻すすりをやめさせ、鼻水を溜めないようこまめに鼻をかませます。

◯赤ちゃんは鼻をかむことができないため、鼻水吸引器などで吸い取ってあげましょう。

◯安静にして、湿度を60%前後に保ち、十分な水分補給をしましょう。

◯大人の点鼻薬は稀に中毒症状を起こすことがあるため控えましょう。

母乳やミルクが飲めないほど鼻が詰まっている場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

鼻の処置の治療、消炎薬、鎮痛薬、抗ヒスタミン薬などが用いられます。

おわりに

急性鼻炎は乳幼児にかかりやすく、また二次感染での合併症にもつながるケースが多くあります。

鼻水の色も一つのバロメーターですね。

長引くと慢性化してしまうため、適切なケアが大切です。