近年感染者数が減ってはいますが、難治症例も多いトリコモナス膣炎。

この病気は感染率が非常に高く、互いに病気を移しあう『ピンポン感染』を繰り返すやっかいな疾患です。

トリコモナス膣炎という性病の正しい知識を身につけ、病気から身体を守りましょう!

トリコモナス膣炎の症状と原因

トリコモナス膣炎の主な症状は、悪臭の強い黄色味を帯びた泡のようなおりものが異常に増え、このおりものの刺激で性器に強いかゆみを覚えます。

また排尿時、性交時の痛みや不快感、膣壁からの出血が起こる場合もあります。

主に性交が原因で、『膣トリコモナス』という原虫が膣内に寄生する事からトリコモナス膣炎に感染します。

トリコモナス膣炎の感染経路は性交渉だけではない!?

トリコモナス原虫は水気のある所であれば生息が可能であると考えられている事から、公共施設のトイレや温泉、プールなどで感染するケースも稀にあります。

実際にトリコモナス膣炎に感染している母親が娘と一緒に入浴をし、これが原因で娘が母親から感染をしたという例があるようです。

プールや温泉など、公共施設のトイレや椅子は水気をよく拭いてから使用するようにしましょう。

トリコモナス膣炎によく見られる『ピンポン感染』とは?

トリコモナス膣炎は女性に限らず、男性にも感染する病気です。女性がトリコモナス膣炎に感染した状態で性交渉をした場合、パートナーの男性にも病気を移している可能性があります。

この状態で女性のみがトリコモナス膣炎を治療し、完治したとしても、男性が治療をしなければ再び性交渉により再感染することになります。

このように病気を移しあう事を『ピンポン感染』といいます。

トリコモナス膣炎は男性が感染した場合、女性に比べ感染症状が出にくく自覚症状が少ないケースが多いです。

この為、ピンポン感染を繰り返し難治状態に陥る可能性が高いやっかいな病気なのです。

パートナーがいる場合は必ず2人揃って治療をするよう心掛けて下さい。

トリコモナス膣炎の治療法

トリコモナス膣炎は一度感染したら、自然治癒する事は無い為、必ず治療が必要です。

治療法としては、飲み薬の服用が一般的ですが、女性の場合だと膣内に軟膏を塗る局所治療が併用される場合が多いです。

治療薬は市販されていない為、基本的に医師の処方箋が必要です。

おわりに

トリコモナス膣炎は女性の約5%から10%が感染しているといわれている、非常に感染率の高い病気です。

少しでも不安な症状がある人はすぐに医師へ相談し、早期治療を心掛けましょう!