日本産婦人科学会によると、月経の開始年齢(初潮年齢)は10~14歳の間といわれており、平均で約12.3歳です。実際にはこれよりも早く生理が来ることもありますし、遅れることもあります。

生理がはじまるとともに、子どもも大人と同じように生理痛が起こりはじめます。

痛みをおさえるために生理痛の薬を使用するときに注意したいのは「15歳未満の方は使える成分と使えない成分がある」ということです。

子どもの初めての生理痛には年齢に合った選び方をする必要があります。

この記事では、小・中・高校生の生理痛の市販の薬の選び方について解説します。

15歳未満の小学生・中学生が生理痛に使える市販薬(痛み止め)

15歳未満でも使用できる生理痛の薬の成分は「アセトアミノフェン」のみです。15歳未満の方は、アセトアミノフェン単一の成分でできている薬を選択しましょう。

小児用バファリンC2 16錠(第2類医薬品)

小中学生用ノーシンピュア 12錠(指定第2類医薬品)

15歳未満は使用できない痛み止めの成分

次の成分を含んだ市販薬は小学生・中学生(15歳未満)は使用できません。ご注意ください。

◼︎ロキソプロフェン…ロキソニンSなど

◼︎アスピリン(アセチルサリチル酸)…バファリンA、バイエルアスピリン、エキセドリンA錠、ケロリンなど

◼︎イブプロフェン…イブ、イブA錠、バファリンルナ など

◼︎エテンザミド…ノーシン、新リングル、新パトシック錠 など

15歳以上の高校生・大人・成人が使える生理痛の市販薬

15歳以上の高校生は、アセトアミノフェン以外の成分を服用することも可能です。

生理痛などで使う市販の痛み止めの多くは「非ステロイド性抗炎症薬:NSAIDs」と呼ばれるグループの薬です。

NSAIDsは痛みや熱を下げてくれる効果がある一方で、胃腸を荒らしてしまうような副作用も知られています。

胃腸が弱い方は「アセトアミノフェン」「イブプロフェン」といった成分を使用した市販薬がおすすめです。イブプロフェンはNSAIDsの一種ですが、胃腸への副作用が比較的少ないことが知られています。

アセトアミノフェンはNSAIDsとは異なり、血液の凝固作用に影響を与えず、胃に対する有害な作用がほとんどありません。

つらい生理痛におすすめの薬(ロキソニン・ロキソプロフェン)

ロキソニンSは鎮痛効果の高さを保ちながら、プロドラッグと呼ばれる製法で胃腸への副作用が少なくなるように工夫された薬です。いつもより痛みが強い生理痛に特におすすめです。

第1類医薬品】ロキソニンS

 

その他、15歳以上の高校生が使える生理痛の市販薬については関連記事をごらんください。

おわりに

生理痛の痛み止めは、女性にとっては最も身近な市販薬といえます。痛み止めの効果の感じ方には個人差があります。自分の体にあった薬を見つけて、つらい生理痛を和らげましょう。

市販薬を服用して違和感を感じた時は、早めに婦人科などの医療機関を受診してください。