ピルは現在、さまざまなメーカーから、多くの種類が販売されています。

その中でも、とくに多く使われているのが低用量・超低用量ピルです。

低用量ピルには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類のホルモンが含まれていますが、その種類や配合の割合が異なります。

自分の体質に合ったピルを選ぶためにも、違いを知っておきましょう。

ピルの分類方法

ピルは、そのホルモンの種類の違いから、第1世代、第2世代、第3世代、第4世代の4つに分けられます。

それぞれ入っている黄体ホルモンの種類が異なります。

また、世代別の分類の他に、「相性」と呼ばれる分類方法があります。

これは、錠剤一つ一つに配合されているホルモンの量によって分けられるものです。

1シートの錠剤すべてが同じホルモンの配合量になっているものは「1相性」、1シートの錠剤の中で、配合量が3段階に分かれているものを「3相性」と呼びます。

国内で認可されている低用量&超低用量ピルリスト

現在日本国内で認可されている、主な低用量ピルと超低用量ピルを紹介します。

第1世代のピル

●オーソM

●オーソ777

●シンフェーズ

●ルナベル

黄体ホルモン剤である「ノルエステロン系(NET)」を使用した第1世代のピルは、子宮内膜の発育を抑制する作用があり、月経量が減るといわれます。気持ちを安定させる作用もあり、PMS緩和にも効果が期待できるといわれています。

オーソMは1相性、オーソ777は3相性で、成分は同じですが、錠剤への黄体ホルモンの配合量に違いがあります。

オーソ777は、オーソMよりニキビができにくく、むくみも少ないといわれています。

シンフェーズは3相性で、実薬の後半5日間は黄体ホルモンの量が減るという特徴があります。

ルナベルは、成分がオーソと同じの1相性のピルで、月経困難症の治療薬としても使用されている健康保険が適用される薬です。

第2世代のピル

●アンジュ21(28)

●トリキュラー21(28)

●ラベルフィーユ21(28)

これらはいずれも3相性のピルで、よく流通している一般的なピルです。

アンジュには、「レボノルゲステロル」という黄体ホルモンが使われています。

サイクルコントロールがよくされており、不正出血が最も少ないといわれています。

ただし、少し男性ホルモン作用があるので、ニキビの原因となるところがあります。

とはいえ、ピルを飲み続けていれば、ピルに含まれる卵胞ホルモンの影響で、ニキビは改善していくといわれています。

トリキュラーは、21日間実薬を飲み、後の一週間は休薬するようになっています。

ラベルフィーユは、トリキュラーのジェネリック薬です。

第3世代ピル

●マーベロン21(28)

●ファボワール21(28)

第3世代のピルには「デソゲストレル(DSG)」「ゲストデン(GSD)」という黄体ホルモンが使われており、男性ホルモン作用が弱いので、ニキビに効果が高いといわれています。

マーベロンは1相性のピルで、ファボワールはマーベロンのジェネリック薬です。

第4世代ピル

●ヤスミン21

●ヤーズ

第4世代のピルは、体重増加の心配がより少なく、男性ホルモン抑制作用もあるため、ニキビにも効果があるといわれています。

ヤスミンは1相性のピルで、ヤーズはPMSや生理痛、月経過多などに効く、健康保険が適用される薬として登場したものです。

おわりに

それぞれのピルには、さまざまな特徴があります。

体質や月経にまつわる状況によってふさわしいピルは異なるので、医師の指示の下に選ぶようにしましょう。