月経周期の乱れを中心に、多くの女性が月経不順(生理不順)に悩んでいます。

その主な原因としていわれているのが“ホルモンバランスの乱れ”

生理の悩みで病院に行ったとき、医師に「ホルモンバランスが乱れてますね」と言われた経験がある女性も多いのではないでしょうか?

そして、ふと疑問に思ったりしませんか?

「ホルモンバランスの乱れって具体的にどういう意味なの?」
「なにが原因でバランスが崩れるの?」

そこで今回は、女性の健康のカギを握る女性ホルモンの仕組みと、ホルモンと月経不順(生理不順)の関係をお話しします。

ホルモンバランスの乱れって具体的にどういう意味なの?

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

これらを管理するのが脳の一部である「視床下部」です。

ホルモンが必要だと判断されると視床下部の指令によって脳下垂体で女性ホルモン分泌を刺激するホルモンが分泌され、それが卵巣を刺激することによって女性ホルモンが分泌されます。これが女性ホルモン分泌までのサイクルになります。

よって、エストロゲンが多いときはプロゲステロンは少なくなる、というように通常はうまくバランスが取れているのです。

エストロゲンが活発な時期は体調が優れ、お肌の調子も絶好調!!気持ちも明るくなる傾向があります。

子宮ではこの時期に、内膜が作られています。プロゲステロンが活発になると排卵が起こります。

この時期は生理前のむくみによる体重の増加やお腹の張りといった症状が起こります。

気分が落ち込んだり、イライラするという精神面での不快な症状に悩まされる女性も多いのではないでしょうか?

しかし、これも月経が来て、ふたたびエストロゲンが活発になれば解消されます。

女性ホルモンのバランスの乱れは、このサイクルがうまくいっていない状態を指します。

では、何が原因でホルモンバランスが崩れてしまったのか?考えられる原因をまとめてみました。

月経不順の1番の原因はストレス!祝い事や楽しいことでも感じてる?

ホルモンバランス乱れの原因として1番言われているのが、ストレス

ちなみに語源は、物体に外から力や刺激を与えることで物体にゆがみが生じた状態からきています。

ストレスを与えるなんらかの刺激するものをストレッサー」といい、与えられた刺激に適応するために反応することを「ストレス反応」といいます。

つまり、私たちはストレッサーによる刺激に適応しようと頑張った結果、精神的にも体力的にもストレスがかかりすぎて体調を崩すのです。

ストレッサーは騒音や暑さ・寒さといった外的な不快感や、人間関係や仕事上の問題だけではありません。

結婚や転職、引っ越しといった嬉しいことやおめでたいことも、刺激が強いことからストレッサーになります。

責任感が強い人、繊細で感受性が強い人は特にストレスを感じやすいです。

ストレスが原因で自律神経が乱れるとよく言われますが、自律神経も女性ホルモンと同じく視床下部が管理しています。

また視床下部は人間の感情や行動、本能をつかさどる性質上、外からの刺激にも反応しやすいため、ストレスの影響を受けやすいのです。

月経不順の原因2・3は過激なダイエットと肥満

「1ヶ月で体重が3キロ減った♪」 というダイエッター女子は要注意!!

それは過激なダイエットである可能性が大です。

ダイエットでは1ヶ月にマイナス1キロの減量(あるいは、体重の5%)が理想されています。

過激なダイエットをするとエストロゲンの分泌が減って、ホルモンバランスが崩れてしまう危険が!!

一方で肥満も月経不順の原因になるので注意が必要です。

肥満によって過剰に女性ホルモンが分泌されると、卵巣の機能が停止して排卵もなくなる可能性があるのです。

月経不順の原因・4は薬の副作用

特に抗うつ剤をはじめとした向精神薬を服用している女性に多いです。

また婦人科の薬でなくても、ホルモンに作用する薬の場合はその副作用で月経不順が起こることもあります。

日常的に服用している薬がある方はチェックしてみると良いかもしれません。

月経不順の原因・5は乱れた食生活

偏った栄養バランスの食生活も月経不順の大きな原因になります。

そこで今回は、正常な月経に必要な栄養素を3つピックアップしてみました。

レバーやマグロ、大豆食品に多く含まれる「ビタミンB6」

ビタミンB6を多く含む食品は、体内の水分量を一定に保ち血流を良くしてくれます。

血液循環が良いと、子宮が柔らかくなる効果が。

月経不順の解消には、子宮がリラックスした状態であることが必要不可欠なのです。

アーモンドやいわしに多く含まれる「ビタミンE」

抗酸化作用によるアンチエイジングで知られている、ビタミンE。

実は女性ホルモンの生成を助ける性質もあって、月経不順にも効果バツグンです。

肥満のイメージが強い「コレステロール」も実は必要だった

卵に多く含まれることで知られるコレステロール。

脂質の一種で、動脈硬化の原因など悪いイメージがついていますが

実は、ホルモン作りに欠かせない大事な栄養素なのです。

通常の食生活で不足することは稀とされていますが

食事制限など過激なダイエットを行っている女性は、不足している可能性があります。

月経不順の原因・6は病気

特に、生理の出血量が増える、レバー状のかたまりがでる、生理痛がひどいなどの過多月経の方は、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜炎などの病気が原因となっていることがありますので注意が必要です。

前より、生理時の症状が重くなった場合には、婦人科を受診しましょう。

規則正しい生活と適度なストレス発散が月経不順の解消につながる

いかがでしたか?

女性ホルモンも視床下部も非常に繊細で、些細なことにも影響を受けやすいので、ベストコンディションを保つことはとても難しいです。

だからこそ、ほとんどの女性が月経の悩みを抱えているのではないでしょうか?

また、忙しい生活の中でストレスから解放されることは難しいですよね。

しかし一方で、ストレスをためない人は気持ちの切り替えがうまいと言われています。

心も体もオンオフをきっちり使い分け、リフレッシュする時間を作りましょう。そして規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事を心がけることが

月経不順の解消につながるのではないでしょうか。