食品添加物が便秘の原因に?

便秘の原因のひとつに保存料や添加物が多く含まれる食品があることが近年、わかってきました。

保存料や添加物を多く含む食品には腸内細菌の環境を変えてしまうほどの影響力があるといわれています。

善玉菌・悪玉菌といった腸内細菌は、胃や大腸といった消化管内に生息している微生物です。

特に善玉菌は腸のぜんどう運動を促進し、消化をうながす重要な役割を担っています。

このほか、外からの菌の侵入や定着を防ぐことによる感染防御や発ガン物質の分解といった働きをするのも善玉菌の特徴です。

保存料や添加物には、こうした腸内細菌の増殖を抑制してしまう作用があるのです。

腸内細菌の増殖を抑制する食品添加物の種類

プロタミン

「しらこたん白」といった表示で書かれていることが多い添加物です。

サケ科、ニシン科の魚の白子から抽出したもので、和菓子や洋菓子、調味料など幅広く使用されています。

トランス脂肪酸

悪玉コレステロールを増やすことから心筋梗塞や狭心症の原因にもなるといわれるトランス脂肪酸は、近年では使用を規制する国も増えている添加物です。

ファーストフードのフライドポテトに多く含まれるほか、ケーキや食パンなどにも含まれています。

これはトランス脂肪酸がショートニングやファットスプレッドにも含まれているためです。

安息香酸(あんそくこうさん)・安息香酸ナトリウム

細菌やカビの増殖をおさえることで保存性を良くする働きがあり、食中毒の予防としては有効です。

安息香酸ナトリウムは主に清涼飲料等の保存料として使用されています。

ただし便秘の原因だけでなく、下痢が続く原因にもなる添加物です。

さいごに

忙しい生活の中でレトルト食品や冷凍食品は、手早く食事が摂れるので非常に便利です。しかし、添加物などによる腸内環境の悪化のリスクがあることも意識することが大切です。

慢性的な便秘に悩んでいる方は、普段食べているものにどのようなものが含まれているかチェックしてみましょう。また食生活を改善しても快便につながらない場合は、専門医の診察を受けましょう。

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