悪阻(つわり)の原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年08月18日

悪阻(つわり)の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられるつわりの原因

つわりは女性が妊娠に慣れていくための生理現象で、妊娠初期から中期にかけて症状が重くなる傾向があります。はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、妊娠初期の急激なホルモンバランスの変化やストレスが起因しているのではないかと考えられています。

ホルモンバランスの変化

妊娠をすると子宮内を妊娠に適した環境にするために、絨毛性ゴナドトロピンというホルモンが大量に分泌されます。つわりが発症する時期と、絨毛性ゴナドトロピンの分泌が高まる時期は一致するため、つわりの原因のひとつであると考えられています。

また、妊娠初期は黄体ホルモンの分泌も一気に増えるため、このような急激なホルモンバランスの変化に体がついていけなくなり、つわりを発症するのではないかといわれています。

ストレスや不安

出産を経験している妊婦よりも、初めて妊娠する妊婦の方がつわりの症状が強い傾向にあります。このことから、不安やストレスもつわりの原因になると考えられています。

またストレスは胃腸機能を弱らせるため、嘔吐などのつわりの症状を悪化させる要因となります。

つわりの対処法

つわりの症状は個人によってさまざまなため、症状に合った対処法を知っておくことが重要です。

水分はしっかり取る

つわりの代表的な症状に吐き気があります。しっかり食べないとお腹の中の赤ちゃんに悪影響なのではと不安になる方も多いですが、妊娠初期の赤ちゃんはまだ小さいため、母体にすでに蓄えられている栄養だけでも十分成長します。

そのため吐き気を感じる時は無理には食べず、食べられる時に食べたいものを食べてください。ただし、水分をとらないと脱水症状になる可能性があります。水分はこまめにとるようにしましょう。

吐き気を感じる食べ物は避ける

妊娠前は何も問題なかったのに、特定のにおいをかぐと急に吐き気を感じるようになるのも、つわりの代表的な症状のひとつです。炊きたてのご飯やたばこなど、吐き気が起こるにおいは人によってさまざまです。

つわりの症状が出ているうちは、気持ち悪くなるにおいを避けることが重要です。家族が食べるものだからといって、無理ににおいのある食材を扱う必要はありません。妊娠期間は母体の健康を一番に考えてもらうよう、家族の協力をあおぎましょう。

少量を頻繁に食べる

つわりには空腹を感じると吐き気を感じる症状もあります。その場合は空腹を感じる前に食事をとりましょう。

食事をとる間隔を空けてしまうと、より吐き気の症状が出やすくなってしまうため、1回の食事量を少なくしてこまめに食べると良いでしょう。

また、朝は空腹で吐き気が一番強く感じやすい時間帯です。夜中に一度起きてご飯を一口だけ食べるなどの工夫をすると、朝の吐き気が軽減されます。

薬の使用

つわりの症状があまりにもひどく、体重が10%以上減少している場合は、妊娠悪阻の可能性があります。妊娠悪阻はつわりの症状が強く、母子ともに健康を害する可能性がある状態のことをさします。

妊娠悪阻の場合は病院での治療が必要になり、吐き気を抑える制吐薬や胃薬が処方されます。また、嘔吐で失われたミネラルなどの栄養素を補うために、チアミン、マルチビタミン、電解質などを輸液することもあります。

そこまでつわりの症状がひどくないようであれば、市販されている胃腸薬で様子をみても問題ありません。ただし、購入の際には薬剤師・登録販売者に相談しましょう。

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