手荒れの原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年01月20日

手荒れの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

手あれの症状

手あれは肌細胞が傷つき、指先がめくれる、皮膚がぱっくり割れる、粉をふくなどの症状が現れた状態です。おもに進行性指掌角皮症(しんこうせいししょうかくひしょう)という疾患名で、一般的には「手湿疹」や「主婦湿疹」と呼ばれ、身近に起こりやすい症状です。

生活の中で考えられる原因

洗剤(界面活性剤)

水仕事で使用する洗剤(界面活性剤)などによって皮脂や角質がはがれ落ち、バリア機能が低下したところに、さらに洗剤が刺激となって生じます。

界面活性剤は合成洗剤やシャンプー、石けんなどに含まれます。

アレルギー物質

髪の毛の染料、ゴム、消毒薬、金属類、植物などのアレルギーの元になるものに触れることで、手あれを起こします。

乾燥

手は体の中でも乾燥や刺激から守る皮脂を分泌する皮脂腺が少ない部位です。そのため、体のほかの部位にくらべて乾燥しやすいため、荒れやすくなります。

手は皮脂腺が少ない分、角質層が厚くなって皮膚のバリア機能を補っていますが、角質層が厚いということは、皮膚のターンオーバーに時間がかかり治りにくい症状であるといえます。

気温や湿度の変化

気温が低下し湿度の低い冬は、特に症状が悪化しやすい傾向があります。皮膚のバリア機能の状態が良くないと、これまでは刺激と感じなかった物質にも反応しやすくなるためです。

手あれの対処法

刺激物を避け手を休ませると手あれは改善していきます。しかし日常生活を送る上で手を刺激物から完全に遠ざけること難しいため、薬を使用しながら外部刺激を避けることが重要です。

洗剤は低刺激性のものを使用する

洗剤や石けんなどをまったく使用しないことは難しいため、低刺激のタイプのものに変えたり、量を意識的に少なめに出すなど工夫しましょう。

水仕事のときは手袋を使用する

水仕事のときはゴム手袋やポリエチレンの手袋を使用してください。手袋を使用できない場合、皮脂を落としてしまうためお湯の使用は避けましょう。

室内を乾燥させない

肌と同様に手の乾燥をふせぐためにも、とくに冬場は暖房による室内の乾燥に注意します。タオルや洗濯物を室内に干したり、植物を置いたり、加湿器を使用して、空気中の水分を調整しましょう。

外出時には手袋をする

冬の乾燥時には手の乾燥を防ぐために手袋を着用します。手袋着用の前にはクリームを塗っておくことで、外気の冷たさから保護することができます。

こまめにクリームを塗る

皮膚を保護するため、水仕事の前後にワセリンやハンドクリームを塗りましょう。手を洗ったあとなどは、こまめにハンドクリームを塗る習慣をつけて手が乾燥している時間を少なくすることを意識します。

薬の使用

殺菌・消毒効果のあるイソプロピルメチルフェノール 、消炎・鎮痛効果のあるサリチル酸メチル、傷ついた患部の修復を促すトコフェロール酢酸エステルなどの成分が配合されている薬を使用します。また、皮膚の保湿には、ワセリンやヘパリン類似物質を含んだ薬を使用します。

かゆみや痛みがある場合は、医療機関を受診することをおすすめします。湿疹の状態に合った薬やステロイド剤が処方されます。ステロイド剤は、重症度に合った適正な強さのものを使用することで、湿疹をすみやかにしずめることができる薬です。

ステロイド剤は手荒れを完治させるのではなく、あくまで炎症をおさえていくための薬なので、同時に保湿も行い、外部刺激から手を守ることも並行して行いましょう。

手荒れに関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

手荒れに使われるお薬の総合情報

薬剤師に相談する

疑問に思ったことは薬剤師に相談してみましょう。

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