かかと・足裏に水虫?症状と見分け方を解説

ひび割れなどのかかとや足裏の水虫の症状について詳しく解説。水虫と乾燥肌の違いがわかりにくいため、水虫の見分け方をどうすればいいのかも説明します。また、かかとや足裏の水虫に効果のあるミナカラ薬剤師おすすめの市販薬もピックアップ。病院における水虫の治療法と治療期間についても、具体的な治療薬とあわせて紹介します。

水虫といえば、足の指の間がジュクジュクしてかゆくなるイメージがある人もいるのではないでしょうか。

実は、水虫は足の指だけでなく、かかとや足の裏にも感染することがある病気です。

この記事では、かかとや足の裏の水虫の症状と見分け方、そして治療法などについて詳しく解説します。

かかと・足裏の水虫の症状

水虫は、「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種に感染することで起こる皮膚の病気です。

白癬菌はケラチンというたんぱく質を栄養源としていて、皮膚であればどこでも感染しますが、ほとんどが足に感染します。

また、水虫にはいくつかの種類があり、かかとや足の裏にできる水虫は次のようなものがあります。

角質増殖型水虫(かくしつぞうしょくがたみずむし)

角質増殖型水虫は、かかとを中心として足の裏全体の皮膚が硬く分厚くなり、皮膚表面が荒れるタイプの水虫です。

かゆみはほとんどありませんが、足の裏がカサカサと乾燥して皮がむけたり、かかとがひび割れて痛みをともなったりすることもあります。

1年を通して症状に大きな変化はありませんが、冬場になると角質が乾燥する影響で症状が現れやすくなるのが特徴です。

角質層が分厚くなっているため、塗り薬の効果が薄くなるので、飲み薬との併用での治療が必要です。

小水疱型水虫(しょうすいほうがたみずむし)

足の裏や側面などに、かゆみをともなうたくさんの細かい水ぶくれができるタイプの水虫です。

水ぶくれが渇いてかさぶたができたり、破けることによって皮がむけたりすることもあります。

気温と湿度が高くなる梅雨から夏にかけて症状が現れたり悪化したりすることが多く、秋から冬に改善する傾向があります。

かかと・足裏の水虫の見分け方

水虫にかかっているかどうかは、症状が現れている部位に白癬菌が存在しているかどうかで見分けます。

水虫は自覚症状に乏しいものが多い上に、たとえ症状が現れてもほかの病気と症状が似ていることが多い病気なので、見た目では見分けがつきません。

特に、角質増殖型水虫の場合は、かかとや足の裏のカサカサが通常の皮膚の乾燥によるものなのか水虫の症状によるものなのかを見た目で判断するのは困難です。

かかとや足裏の角質化などの症状が、皮膚の乾燥など別の原因によるものか水虫によるものかを正確に見分けるには、皮膚科で検査を受けてください。

また、水ぶくれとかゆみが主な症状である小水疱型水虫の場合でも、「汗袍(かんぽう)」という別の病気のおそれもあるので、一度皮膚科を受診しましょう。

ただし、市販の水虫薬を2週間程度使用しても症状の改善がみられない場合は、水虫でない別の原因が疑われます。

市販薬による改善の有無も水虫かそうでない病気かの見分け方の一つの目安になります。

検査方法

水虫の検査は、水虫と疑われる部分の角質の一部をハサミやメスなどで取り、顕微鏡で白癬菌がいるかどうかを確認することによって行われます。

なお、白癬菌の顕微鏡検査は比較的簡単にできますが、検査するにはどの部位から検査材料を採取すればよいか、どれが白癬菌なのかを判断できる能力が必要なため、信頼できる皮膚科専門医を受診しましょう。

かかと・足裏の水虫に効くおすすめの市販薬

かかとや足裏の水虫の症状が重い場合には医師の治療を受ける必要がありますが、症状が軽い場合は自分で改善できることがあります。

水虫の症状を自分で予防・改善したい場合は、市販薬を使用することも有効です。

かかとや足裏の水虫の改善が期待できる、ミナカラ薬剤師おすすめの市販薬は次のようなものがあります。

カサカサやひび割れをともなう水虫に

メンソレータムエクシブWディープ10クリーム

足の裏やかかとが硬くなり、ひび割れができるガサガサな水虫に優れた効果を発揮します。

尿素10%が配合され、硬くなった皮膚を軟らかくすることによって有効成分を浸透させやすい状態にし、かかとや足の裏の奥深くに潜む水虫菌にも効きます。

1日1回塗るだけでよく、さわやかなせっけんの香りがするのも特徴です。

水ぶくれやかゆみをともなう水虫に

ブテナロックVαエアー

かゆみや水ぶくれの症状がある小水疱型水虫に優れた効果を発揮します。

クロルフェニラミンマレイン酸やジブカインなどのかゆみ止めの成分のほか、冷却効果の働きによってかゆみを抑制します。

患部にピンポイントで噴射できるスプレータイプの薬なので、水虫に直接手を触れることなく使用することができるのが特徴です。

薬を使用する場合は、患部を清潔に保つことも意識しておきましょう。

また、外用薬を塗るときは症状の現れている部位だけでなく、症状のない周辺まで広めに塗りましょう。

薬を使用して1~2週間経っても症状が改善しなかったり悪化したりする場合は、他の病気のおそれがあるので皮膚科を受診しましょう。

そのほかミナカラ薬剤師おすすめの水虫薬と薬の選び方については、関連記事をごらんください。

かかと・足裏の水虫の治療法と治療期間

病院での水虫の治療法は薬物治療が中心です。

かかとや足裏の水虫の治療に使われる薬の種類には飲み薬と塗り薬があり、病院では次のような薬が処方されます。

処方される主な塗り薬

水虫の塗り薬は数多くありますが、主に次のようなものがあります。

ラミシールクリーム​

ニゾラールクリーム

アスタット軟膏

上記の薬は1日に何度も塗る必要がなく、1日1回塗ることで治療ができる薬です。塗り薬の治療期間はだいたい3~6か月程度です。

塗るタイミングは、角質がやわらかくなる入浴後がおすすめです。塗り薬の塗り方のポイントは足全体に塗るということです。

症状がない部分にも白癬菌が感染していることがあるので、塗り残しがないよう足裏・側面・指・指の股と全体に塗ることが重要です。

ただし、角質増殖型水虫は、足の裏やかかとの皮膚が分厚くなる影響で塗り薬の吸収が悪くなり効果が薄いため、飲み薬と併用での治療がすすめられます。

飲み薬

現在、爪水虫の治療に使用される飲み薬は「ラミシール」と「イトリゾール」の2種類です。

角質増殖型水虫と小水疱型水虫にも使用されます。

◼︎ラミシール

ラミシールは効果が高いのが特徴で、爪水虫の治療でもっともよく使われる薬です。

ただし、ラミシールはごくまれに肝機能障害や血球減少などの重篤な副作用をおこすことがあるため、治療前と治療開始後2か月は月1回の定期的な血液検査が必要です。

ラミシールは錠剤タイプで、治療期間は1日1回6か月以上の服用が必要です。

◼︎イトリゾール

イトリゾールは、ラミシールに比べて副作用の少ない薬です。

しかし、飲み合わせの悪い薬が非常に多いため、使用する際には細心の注意を払う必要があります。

イトリゾールによる治療では、薬を服用する期間と服用しない期間を周期的に繰り返す「パルス療法」という治療法が取られます。

薬の形状はカプセルタイプで、1日2回を1週間服用したあと3週間休薬するというサイクルを合計3回繰り返します。

治療期間は3か月程度で、ラミシールよりイトリゾールの方が短くなります。

薬を使用する際の注意点

症状がなくなったからといって、自己判断で薬の使用を中止するのはやめましょう。

水虫の薬は原因である白癬菌が完全にいなくなるまで使い続ける必要があり、白癬菌が完全に死滅していない場合は症状が再発してしまいます。

薬の使用期間については医師の指示に必ずしたがいましょう。

かかと・足裏の水虫を予防するには?

足を清潔にしてよく乾燥させることは水虫の予防法の一つです。

白癬菌は付着しただけですぐに発症するわけではなく、発症するまで約24時間かかるため、毎日足をしっかりと洗うことが有効な予防法となります。

バスマット・タオルを清潔にする

白癬菌は温かくて湿った場所を好むので、入浴後はバスマットやタオルで足の水分をしっかり拭きとるとともに、一度使用したバスマットやタオルは洗濯するように心がけましょう。

また、水虫にかかっている人と同じタオル・バスマット・スリッパを使用しないようにしましょう。

靴の履き方に気をつける

毎日同じ靴を履かないことも水虫の予防が期待できます。

靴や靴下は通気性のあるものを選び、靴を長時間履き続けることは避けましょう。毎日同じ靴を履き続けるのではなく、何足かでローテーションさせると良いでしょう。

詳しい水虫の予防法については関連記事をごらんください。

おわりに

水虫は治りにくいといわれますが、根気よく治療を続ければ治るものです。

そのためにも早期発見・早期治療で完治を目指しましょう。

角質増殖型水虫は気づかないうちに発症していることが多い、やっかいな水虫です。

家族など周囲の人にうつさないためにも、おかしいな?と思ったら一度皮膚科を受診してみましょう。

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