爪白癬とは?

足の爪が白く濁ってきたり、厚くボロボロしてきたらそれは爪の水虫「爪白癬(つめはくせん)」と言われる感染症です。

爪の病気の中ではもっとも多くの人がかかっている病気で、日本人では10人に1人がかかっていると言われています。

原因は白癬菌(はくせんきん)

白癬菌はカビの一種で水虫の原因菌です。

特にジメジメした場所を好むので足の裏や爪の間は白癬菌にとって、かっこうの住処となります。

白癬菌は角質層のケラチナミンと言うタンパク質を栄養にして繁殖します。爪には神経が無いので、特にかゆみや痛みがなくても繁殖します。

 

爪白癬の治療法

かゆみや痛みがないので放置しがちですが、治療しないで放っておくと、爪が黄白色、茶色へと変色していき、いずれ黒くなってきます。

爪は白癬菌に浸食されてボロボロと剥がれ落ちるようになります。
そこまで末期になってしまうと靴を履くたびに痛みを感じたり、歩くことさえ困難になってきますので早めの治療が大切です。

市販薬は初期段階まで

爪白癬は超初期段階なら市販の塗り薬やスプレーで多少の効果は得られますが、悪化してきたら塗り薬で治すのは難しくなります。

表面的に薬を塗っても爪の深部までは浸透しにくく、患部まで有効成分が届かないからです。

爪白癬を見つけたらなるべく早い段階で病院へ

爪白癬の治療は飲み薬が最も効果的です。飲み薬なら有効成分が血流に乗って患部にまで送られ、体の中から白癬菌に作用し死滅させることができます。

治療期間は6ヶ月~10ヶ月。完全に新しい爪に生え変わるまで気長に飲み続けながら治していきます。

なお、2014年に日本で初めて爪白癬に効く塗り薬「クレナフィン爪外用液」が発売になりました。詳しくは関連記事をごらんください。

 

爪白癬の感染予防法

毎日お風呂に入り足の裏までしっかり洗う

白癬菌は温度・湿度の高いところを好みます。1日の終わりにお風呂に入る時は足の裏、足指、指の股もしっかり乾かして白癬菌の繁殖を防ぎましょう。

家族に水虫の人がいる場合、感染する可能性が非常に高くなるので気をつけましょう。

スリッパや靴を履きまわさない

水虫の人は共用のスリッパは履きまわさず、履いたら必ず消毒するようにしてください。

お風呂の足ふきマットは使いまわさない

お風呂の足ふきマットは菌が増殖しますので共用しないでください。水虫の人はタオルでよく足を拭いてタオルはそのまま洗濯機へ入れましょう。

感染者がいる場合は床掃除をこまめにする

拭き掃除や消毒をして感染が広がらないように協力してもらいましょう。

 

まとめ

爪白癬は初期段階での治療が大切です。

治療は長期に渡り治療費もかかるため、特にかゆみや痛みがないからと放置せずに、早めに皮膚科を受診して下さい。