水虫は自然治癒する?放置するとどうなる?

足水虫や爪水虫をはじめとする水虫は放っておいて自然治癒するものなのかどうかについて詳しく解説します。また、水虫をちゃんとした治療をしないで放置し続けた場合にどんなリスクが考えられるのかについても説明します。そして、水虫を治療したい場合にどのような治療の選択肢があるのかについてもあわせて紹介します。

水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚に感染することによって起こる病気です。

白癬菌は皮膚があればどこでも感染するため、水虫は足・手・頭・体・股・爪・毛などさまざまな場所に発症します。

しかし、水虫は気になる自覚症状が現れないことも多いため、治療をせずに放置されやすい病気でもあります。

この記事では、水虫は自然治癒するものなのか、そして放置するとどうなるのかについて解説します。

水虫は自然治癒する?

足の水虫は自然治癒する?

水虫の原因菌である白癬菌は、薬を使用して殺さない限りいなくなることはないので、足の水虫が自然治癒することはありません。

白癬菌は気温や湿度が高い環境を好むため、足の水虫は気温が上がり始める春から夏にかけて発症したり症状が悪化したりする傾向があります。

そして、気温が下がり始める秋口にさしかかると徐々に症状が落ち着きだし、冬になるとまったく症状が現れなくなることが大半です。

症状がおさまったことによって水虫が自然治癒したと考えてしまう人がいるようですが、実際は菌の活動が弱まっただけで白癬菌自体は存在しています。

水虫は薬を使用して治さないと症状を繰り返す病気なので、自然治癒を期待するのはやめましょう。

爪水虫は自然治癒する?

水虫の中で、足水虫の次に多いのが爪水虫です。

爪水虫も足水虫と同様に、原則として自然治癒することはありません。

爪水虫は足水虫と異なりかゆみの症状が現れることはなく、爪の色が濁る・爪が厚くなる・爪がボロボロになるといった症状がほとんどです。

不快な自覚症状があまりないため、爪に異変を感じても放置されがちです。放置すると症状が悪化したり他の爪にも感染したりしてしまいます。

放置しても自然治癒することはないので、爪水虫にかかっていることに気が付いた段階で治療をしましょう。

水虫を放置するとどうなる?

水虫を放置すると、症状が悪化したり他の部位にまで白癬菌が感染したりしてしまいます。

また、治療せずに生活することによって家族など周囲の人へ感染するおそれが大きくなります。

周りに感染すると、自分が治ったとしても再度周りの人から白癬菌をもらってしまい再感染する場合もあります。

水虫にかかってしまった場合は放置するのではなく、早めに治療をしましょう。

足の水虫を放置した場合

足の水虫を放置すると症状が悪化するだけでなく治りにくくなってしまいます。

また、足水虫を長い間放置することで爪水虫を発症することがあるため、たとえ症状が軽くても足の水虫を放置することは禁物です。

爪水虫を放置した場合

爪水虫に関しても、放置すると悪化して爪が変形して痛みを生じることがあります。

症状が現れている部位が、最初は一つの爪だけだったものが他の爪にも広がるおそれもあります。

他の部位の水虫の場合は?

足水虫や爪水虫だけでなく、股にできる股部白癬(いんきんたむし)・頭にできる頭部白癬(しらくも)・手にできる手白癬・体にできる体部白癬といった水虫も、足水虫や爪水虫と同様に自然治癒が難しい病気です。

どこの部位であっても水虫が疑われる場合は放置しないようにしましょう。

水虫を治療するには?

水虫を治すことのできる民間療法は存在しないため、水虫を治療する場合は、市販薬を使用するかもしくは皮膚科を受診しましょう。

治療するにあたって白癬菌の増殖を防ぐためにも、水虫になっている場所だけでなく、周辺部位も常に清潔に保つように心がけましょう。

市販薬で治療する

水虫を自分で治療するには、市販薬の使用が効果的です。

薬を使用する場合は、患部を清潔に保つことも意識しておきましょう。

また、外用薬を塗るときは症状の現れている部位だけでなく、周辺の症状のない部位まで広めに塗りましょう。

薬を使用して1~2週間経っても症状が改善しない場合や悪化する場合は、他の病気のおそれがあるので皮膚科を受診しましょう。

ミナカラ薬剤師おすすめの水虫薬と薬の選び方については、関連記事をごらんください。

皮膚科で治療する

現れている症状が水虫かどうかわからない場合や、市販薬を使用しても改善しなかったりかぶれてしまったりする場合は皮膚科を受診して治療を受けましょう。

皮膚科を受診すると、まずは水虫かどうかを判断するために患部の角質を採取して顕微鏡によって検査をします。検査結果はその場でわかります。

検査後に水虫と診断された場合の治療法としては、抗真菌薬である塗り薬か飲み薬のいずれか、あるいは両方が処方されます。水虫の部位や症状の程度によって治療法が変わります。

水虫の治療方法や治療費などについて、詳しくは関連記事をごらんください。

おわりに

水虫は気温の低い季節になると症状がおさまってくるため、きちんとした治療をせずに放置されがちです。

しかし、放置しても自然治癒することはなく、むしろ症状が悪化したり感染を拡大させたりしてしまいます。

自分のためにも周囲の人のためにも、水虫の症状が疑われる場合は市販薬で治療をするか皮膚科を受診しましょう。

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