声のかすれの原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年10月22日

声のかすれの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

声のかれの症状

声のかれのことを医学的には嗄声(させい)といいます。かすれ声やガラガラ声、高音が出にくいなど、普段の声と異なる音になる状態のことです。

声のかれでは、声の出しにくさとともに喉に痛みや違和感を感じることもあります。

声のかれの原因

喉には食べ物が通る咽頭(いんとう)と、空気の通り道である喉頭(こうとう)という器官があり、声を出すには喉頭の中央部にあるひだ状の声帯という器官が重要な働きをしています。

声帯は声を出すとき閉じていて、息を吐くときの圧力によって細かく振動します。この声帯の振動が口や鼻の奥にある空洞部分に響いて声になります。声帯が炎症などの異常により振動しにくくなると声のかれが起こります。

声の出し過ぎ

カラオケで歌い過ぎた、スポーツ観戦などで大声を出し過ぎたなど、いつも以上に大きな声を長時間にわたって出すと声帯が炎症や充血を起こします。腫れてむくんだ声帯はうまく振動しなくなるため、声のかれが起こります。

たばこやお酒の影響

たばこの煙にはニコチンやタールなどの刺激物質が含まれています。この煙が呼吸とともに声帯を通り抜けて喉頭から肺へ入っていく際に粘膜を傷つけて、炎症を起こします。

アルコール度数の高いお酒も喉の粘膜を刺激するので炎症を起こしやすく、声のかれを起こします。

加齢

声帯は筋肉であるため、加齢によって少しずつ変化していきます。女性の場合は閉経によりホルモンバランスが変わると声質が変化することがあります。また声帯が痩せて衰えると声が出にくくなることがあります。

病気による声のかれ

風邪やインフルエンザによる喉の腫れ、声帯に腫れ物ができる声帯ポリープや声帯結節などのほか、喉頭がんの初期症状として声のかれが起こることがあります。

その他、甲状腺機能が低下する橋本病や蕁麻疹、アレルギーなどで喉の粘膜が腫れると声が出にくくなり、声のかれを起こします。

生活の中でできる予防法

声帯を酷使するようなことを避けることが、声のかれ予防の基本です。お酒を飲んだりたばこを吸いながら大声を出し続けるのは、声帯に最も負担をかける行為です。空気の乾燥でも粘膜は炎症を起こしやすくなるので、室内が乾燥し過ぎないよう気をつけましょう。

仕事で声を出すことが多い人は発声法を工夫し、喉に負担がかかり過ぎないように腹式呼吸も取り入れてください。

声のかれの対処法

声帯を休める

声帯の炎症は数日から1週間程度で治まるのが一般的です。声が出にくいと思ったら無理に出そうとせず、まずは声帯を休めましょう。声を出さず、うがいをしたりマスクなどで喉の乾燥を防ぐと治りが早まります。

刺激物を避ける

辛いものや熱いもの、コーヒーなどの刺激物も避けた方がいいでしょう。

薬を使用する

一次的な声のかれには市販薬が効果的で便利です。

抗炎症成分のアズレンスルホン酸ナトリウムや、殺菌成分の塩化セチルピリジニウム、同じく殺菌成分のポピドンヨードなどが入っている薬を使用します。トローチ剤では、抗炎症作用を示すカンゾウなどの生薬成分配合のものがおすすめです。

なお、風邪による喉の炎症には風邪薬も併用すると良いでしょう。

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