はじめに

歯ぎしりとは、上の歯と下の歯を合わせて擦り合わせたり、食いしばる事をいいます。

基本的に歯ぎしりと聞くと夜起こっている症状と考える人が多いかと思いますが、実は昼間も無意識に歯ぎしりをしている人が多いんです

昼間パソコンに向かって集中して仕事をした後、頭痛を感じる事はありませんか?

それは歯ぎしりによって引き起こされた頭痛かもしれませんよ!

 

歯ぎしりの原因はストレスなど

昼夜かかわらず、歯ぎしりの原因は何といってもストレスです。

人間はストレスを感じると、そのストレスを排除する為に様々な行動を起こします。

好きな事に没頭したり、アロマでリラックスしたりと、自発的に上手にストレスを逃がす事が出来る人は問題ありませんが、ストレスを自覚する事すらできない人も中にはいます。

知らず知らずのうちにストレスが溜まっていき、身体が無意識に起こすストレスを排除する為の行動の1つが『歯ぎしり』というわけです。
 

歯ぎしりをしやすい人の性格

以下のようなことにピンとくる方は要注意!

  • 目的意識が高く、目的達成の為に精力的に動く
  • 忙しく、時間に追われている
  • 負けず嫌い
  • 攻撃的
  • 頑張り屋
  • ストレスをため込む

 

歯ぎしりが引き起こす様々なトラブル

歯ぎしりは顎や歯に大きな負担をかける為、様々なトラブルを引き起こします!

1.歯が割れたり削れる

食べ物を咀嚼している際は歯や顎にはあまり負担がかかりませんが、歯ぎしりの時に歯や顎にかかる負担は食事の時の10倍以上といわれています。
これだけの負担が長期間かかると歯が削れていき、これが進行すると歯の神経を守るエナメル質が破壊され、知覚過敏になってしまう可能性が高くなります。
 

2.歯周病にかかりやすくなる

歯ぎしりによる負担は、歯だけでなく歯茎にもかかります。

歯茎に強い負担がかかると、歯茎内の血管が収縮し血流が悪くなります。
そうすると歯茎内の免疫力が弱まる為、細菌の繁殖がしやすくなり、歯周病にかかりやすくなるといわれています。

実際、25〜35歳の80%は歯肉炎を持っています。
 

3.顎関節症になる

歯ぎしりによる負担はもちろん顎にもかかります。

顎の関節や筋肉に大きな負担がかかり疲労が溜まる為、顎関節症に繋がりやすいです。

顎関節症にかかると、顎の開け閉めをするだけで痛みがでる為、食事や会話などの日常生活にも痛みが伴い、精神的なストレスも強くなります。
 

4.頭痛を引き起こす

歯をずっと食いしばっていると、噛む筋肉にずっと負担がかかり続ける為筋肉が凝り、張ってしまいます。

歯を噛みしめる為の「咬筋」という筋肉は頭の横の「側頭筋」という筋肉に繋がっています。

これが原因で歯ぎしりが長時間続くと頭が張ったような頭痛に襲われる、というわけです。




出典元:http://yumetowa.com/seitai/column/kamisime.html
 

歯ぎしりの予防法はなんといっても気持ち!!

えー!そんな事ー!と思う人も多いかと思いますが、歯ぎしりのほとんどの原因はストレスですので、主な予防策はストレスをなるべく取り除く事と、歯ぎしりをしない!という気持ちを持つ事です。

また、歯ぎしりをしている事にすら気が付いていないという人も多いかと思います。

最近頭痛や歯の痺れなどに悩んでいる人は、自分が歯ぎしりをしていないか注意してみてください。
人間の歯は口を閉じた時に上下の歯が離れているのが通常の状態です。

集中して仕事をしている時や、テレビを見ている時など、あなたの上下の歯はぐっと噛みしめをしていませんか?

まずは、歯ぎしりをしている事に気が付く事が大事なんです!

 

さいごに ~病院での歯ぎしり治療とマウスピースの活用について~

どうしても歯ぎしりが治らないという人は医師に相談してみましょう。

病院での歯ぎしりの治療に多く使われるのが「マウスピース」です。

その人の歯に合った形のマウスピースを作り、歯に装着する事で歯ぎしりの際にかかる歯や顎などへの負担を軽減してくれます。
また、マウスピースを付ける「安心感」が歯ぎしりへの緊張感を和らげ、根本的な治療に繋がるとも言われています。

さらに、歯ぎしりの原因が歯の噛み合わせであった場合は、噛み合わせ矯正の治療もしてくれます。

しかし、歯ぎしりの原因がストレスによるもので、歯科医での根本的な治療が難しい場合は、心療内科を勧められる場合もあります。

日頃からストレスを取り除く事が、歯ぎしりの治療には一番良いという事ですね。