風邪のときに口内炎ができるのはなぜ?

風邪をひいたときに口内炎ができた、という経験をしたことはありませんか?風邪の時に発生した口内炎が治りづらかった、という方も多いのではないでしょうか。

風邪をひくと口内炎ができる理由はいくつかあります。

風邪による免疫力低下で口内炎が起こる

風邪のときに口内炎ができるのは、免疫力が低下するためと考えられます。

免疫力とは、人間に本来備わっている体を守る防衛機能です。免疫力が低下していると、口の中の細菌の増殖を抑える力が弱くなり、口内炎を引き起こすことがあります。

夏風邪で口内炎ができることも

口内炎を併発する風邪もあります。子どもがかかりやすい夏風邪の一種で、ヘルパンギーナ手足口病でも口内炎ができます。

◼︎ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは5歳以下の乳幼児がかかりやすい夏風邪です。39℃〜40℃の高熱と喉の痛み、ひどい口内炎が症状の特徴です。

口内・歯茎・舌・唇・喉などに水疱ができ、数十個と大量に発生することもあります。水疱は破れて黄色っぽい潰瘍(かいよう)になり、しみて強い痛みを感じるようになります。

◼︎手足口病

手足口病も5歳以下の乳幼児に流行しやすい夏風邪です。その名のとおり、手・足・口に水泡性の発疹があらわれます。口内にできる水泡は、強い痛みを伴うのが特徴です。

ヘルパンギーナと異なるのは、手や足にも2~3mmの発疹があらわれることで、手や足の発疹は痛みがない場合もあります。

発熱しない場合もあり、熱が出ても37℃~38℃程度です。 

風邪で口内炎が治りにくいときはどうする?

口内炎は通常1週間〜2週間で自然に治ります。ただし、風邪をひいていると治るまでにさらに時間がかかることがあります。

まずは十分な休養・睡眠をとって、栄養のバランスの良い食事で免疫力を高めましょう。

ビタミンは風邪にも口内炎にも有効で、とくにビタミンB2・B6は口内炎に効果があるといわれています。ビタミンCも抗酸化作用で免疫力を高めるためおすすめのビタミンです。食事で摂取するのが理想的ですが、難しい場合はビタミン剤で取り入れましょう。

市販薬で口内炎を治す

できてしまった口内炎の痛みや炎症をすぐに抑えたい場合は、市販薬を使用するのも効果的です。しっかりとした効き目のあるステロイド配合のものを選ぶと、治りは早くなります。

口内炎の薬の選び方について、詳しくは関連記事をごらんください。質問に答えるだけであなたに合った口内炎の薬を選ぶことができます。

ヘルパンギーナ・手足口病の診察は病院へ

ヘルパンギーナや手足口病の疑いのある場合は、小児科を受診しましょう。

診断は症状から確定する他、患者の口腔内の水疱や糞便などを検査材料としてウイルス抗原を検出します。

治療はいずれも対症療法で、鎮痛剤や解熱剤を使うなどで対処し自然に治癒するのを待つことになります。

ヘルパンギーナと手足口病は、大人もかかることがあります。疲労やストレスなど体力や免疫力が低下している時に、感染した子どもから二次感染します。

ほとんどの場合、大人は子どもより症状が重くなるため、早めに医師の診察を受けましょう。

さいごに

口内炎は食べる、話すなどが困難になることが多いため、日常生活に大きな支障が生じます。

口内炎は重度になると水を飲むもの大変なほどつらい時期を過ごすことになり、完治にも時間がかかることが多く厄介なものです。

たかが口内炎と軽視せず、日頃からうがい・手洗いの風邪予防とともに、食事や睡眠など免疫力を高めること意識して過ごしましょう。