口内炎のなかでも多くの方が経験するのが、表面が白く痛みをともなう「アフタ性口内炎」です。

口のなかをかんでしまったり、疲れているときにできやすいとされています。数か所に発症し、痛みで食事ができなくなってしまう場合もあります。

この記事では、白い口内炎である「アフタ性口内炎」の原因と対処方法について解説します。

アフタ性口内炎の特徴

口内炎は口の中の粘膜に炎症を起こす病気であり、もっとも一般的なものが「アフタ性口内炎」です。

アフタ性口内炎には以下のような特徴があります。

表面は白く縁は赤い

表面が白か黄色の膜でおおわれ、浅いくぼみがあります。また、縁が赤くなっていて潰瘍の境界線がはっきりとしています。2~10mm程度の円形または楕円形です。

ほおや唇の内側、歯ぐき、舌といった口の中の粘膜にできます。1か所だけでなく、数か所にできる場合もあります。

1~2週間で治る

通常は1~2週間程度で自然に治り、痕は残りません。

しかし、繰り返しできやすく、再発を繰り返す場合は「再発性アフタ性口内炎」といわれています。

痛みをともなう

アフタ性口内炎は潰瘍であり、粘膜の上皮が欠損して下層にまで影響が及んだ状態です。そのため痛みをともない、食べ物や飲み物などがしみます。

アフタ性口内炎の原因

アフタ性口内炎は、子供・若い方・神経質な方などに多くみられます。また、女性は生理前や妊娠中にはホルモンバランスが乱れたり体力を消耗しやすいため、発症しやすくなります。

アフタ性口内炎のはっきりとした原因は明らかになっていませんが、次のことがアフタ性口内炎を発症させている主な要因と考えられています。

疲れ・ストレス・栄養不足

疲れやストレスによって免疫力が下がっているとき、風邪などにより体調が悪いときにできやすいとされています。

また、栄養不足・ビタミン不足も発症の原因となります。

口の中を傷つけた

口の中をかんで粘膜を傷つけてしまったり、口の中をやけどしてしまったときにできやすくなります。

入れ歯や歯並びの悪い歯、歯科矯正中の矯正装置によって粘膜が傷つくことも発症の原因となります。

ベーチェット病などの疾患によるもの

アフタ性口内炎の場合は、放っておいても1~2週間程度で治ります。しかし、白い口内炎がなかなか治らない、広範囲に発症している、再発を繰り返すなどの場合は注意が必要です。

ベーチェット病・潰瘍性大腸炎などの全身疾患や口腔癌が原因で発症している場合があります。

このような場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

アフタ性口内炎に効く市販薬

痛みが強いと、食事ができなくなったり、話したり笑ったりすることもつらくなります。

そのような場合は、薬を使用することで痛みを軽減することができます。

口内炎の市販薬には、塗り薬・貼り薬・スプレー剤・飲み薬といったさまざまな剤形があります。それぞれの特徴を理解して、使用する方に適した薬を選びましょう。

剤形 特徴 市販薬名
塗り薬 粘着力があり患部に長時間とどまる 口内炎軟膏大正クイックケア
サトウ口内軟膏 など
貼り薬 患部を覆うので食事がしみにくい
※10mm未満の口内炎のみ
口内炎パッチ大正クイックケア
口内炎パッチ大正A など
スプレー薬 様々な場所に使えて汎用性が高い トラフルクイックショット
コウナキッズ など
飲み薬 塗り薬や張り薬を使用しにくい場所の場合に トラフル錠
ぺラックT錠 

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自分のアフタ性口内炎にあった薬を選ぶ

ドラッグストアやインターネットで購入できる口内炎の薬は100種類以上存在します。

その中から自分の症状にあった薬を選ぶのは難しいもの。

「キュアナビ」は年齢や部位からあなたにあった口内炎の薬を見つけることができます。

さっそく自分の口内炎にあった薬を選びましょう。

アフタ性口内炎の対処法

アフタ性口内炎ができているときには、次のことを心がけましょう。

口の中を清潔にする

口の中を清潔にして、細菌を増殖させないようにしましょう。

頻繁にうがいをしたり、食後の歯磨きをしっかりと行うことが基本です。習慣づけることで発症予防にもつながります。

炎症部分に刺激を与えない

炎症部分には刺激を加えないようにしましょう。

からいものや熱いものなど刺激のある食事は避けてください。食べやすいように柔らかく調理したり、細かく刻むなどの工夫をしましょう。

歯磨きは小さくて毛の柔らかい歯ブラシで行い、炎症部分に刺激を与えないようにします。歯磨き粉の使用も控えるとよいでしょう。

疲れやストレスをためない

睡眠や休息をしっかりとりましょう。ストレスをためないことも大切です。

生活習慣を見直し、規則正しい生活を送るようにしましょう。

ビタミンB群を補給する

栄養バランスのよい食事を心がけてください。ビタミンB群・ビタミンC・動物性たんぱく質などが不足しないようにしましょう。

特に、ビタミンB2は粘膜を修復する作用をもっているため、積極的に補いましょう。

ビタミンB2はレバー、うなぎ、卵、納豆、乳製品、葉菜類などに多く含まれます。水溶性ビタミンのため、洗いすぎないように注意したり、調理した煮汁ごと利用することで効果的に摂取することができます。

おわりに

アフタ性口内炎は痛みを伴うことと通常2週間以内に治るのが特徴です。

痛みがなかったり治るまでに2週間以上かかる場合は、別の病気である可能性もあります。

その場合は病院を受診して医師の診断を受けましょう。