何度も繰り返し起こる口内炎。

口内炎の痛みで食事ができない!話すときに歯がぶつかってとにかく痛い!できるだけ早く治したい!という方にはレーザー治療という方法があります。

今回はレーザー治療の特徴や、治療が受けられる科、費用などについて詳しく紹介します。

口内炎のレーザー治療について

口内炎のレーザー治療は、主に歯科口腔外科でおこなっています。

一般に虫歯や歯周病の治療、歯の黒ずみ除去などにレーザー治療がおこなわれることが多く、「痛みの少ない歯科治療」として注目を集めているものです。

レーザー治療の特徴と作用

レーザー治療は痛みが少なく、短時間で終わるのが大きな特徴です。1回あたりの治療時間は平均3~5分ほどです。大きめの口内炎でも2~3回の照射で治療が終わり、即効性があるのもレーザー治療のメリットです。

レーザーの作用には消炎・鎮痛・殺菌・消毒・止血・麻酔などがあります。レーザー照射の鎮痛効果で麻酔を使わずに歯肉や粘膜の細胞組織を活性化するため、口内炎の回復が早くなるという報告があります。

またレーザー治療のあとでは、従来の口内炎治療のように患部に軟膏を塗る必要もほとんどありません。

レーザー治療は周りの健康な組織への影響や副作用が少ないので、妊娠中の方や高血圧の方、ペースメーカーを使用している心臓病の方なども、医師の適切な診断のもと、レーザー治療を受けることができます。

【レーザー治療の特徴】​
・痛くない
・短時間で治療が終わる
・治療効果に即効性がある
・傷の治りが早い
・妊娠中やペースメーカーを使用している方も受けられる

レーザー治療の費用

レーザー治療は、保険適用で治療を行っている病院もありますが、基本的には保険適用外です。自由診療になるため、料金は病院によって異なります。

目安としては1か所1000円程度、治療回数は2~3回ほどです。

なお治療の際は初診料や再診料も別途必要です。現在の歯科初診料は2,340円、再診料は450円です。保険が適用される場合は3割負担で初診料は700円、再診料は140円となります。※2017年3月現在

詳しい料金を知りたい場合は、事前に病院に問い合わせるのが確実です。

レーザーのしくみ

レーザー光にはさまざまな種類がありますが、おもな特徴は水を含んだ生体組織に対する蒸散能力が高く、それも表層のみに起こるということです。水分を含んだ患部(粘膜)がレーザー光によって気化し、その部分だけ水蒸気になって発散してしまうというわけです。

レーザー光の照射による痛みはありません。虫歯の治療はもちろん、口内炎のレーザー治療でも麻酔を使わないことがほとんどです。ただし、口内炎の場所や範囲により少し痛みがあるときは、麻酔をして治療をおこないます。

口内炎治療で使われるレーザーの種類

・炭酸ガスレーザー
歯科医院で最も普及しているタイプ。レーザー光は99%水分に吸収されます。痛みのある粘膜部位には水分が多く、その炎症部位にだけ作用して、ほとんどが吸収されます。他の部位に熱影響を及ぼす可能性がほとんどありません。

・Er:YAGレーザー
止血効果に優れていて、医療全般で広く使用されています。水などに吸収されやすい波長で、レーザー光の影響は照射部分(治療部分)に限られます。周囲の健全な組織を無駄に傷つけることがなく、人体に無害です。

レーザー以外の口内炎の治療法は?  

病院では、レーザー以外の治療も行います。

医師が口内炎の原因を診断し、症状に応じた薬を使用するのが一般的です。

また、歯科で歯の治療が必要なケースもあります。

口内炎の病院での治療について、詳しくは関連記事をごらんください。

おわりに

レーザー治療に使用する機器は、以前なら1装置1000万円以上もして大変高価でした。このためレーザー治療が受けられる医療機関は限られていましたが、レーザー光を患部に的確に照射する光ファイバー技術の進歩と量産効果により、どんどん普及しています。

口内炎だから仕方がない・・・と痛みを我慢することは、これからますます少なくなりそうですね。