口内炎の種類の見分け方について

口内炎は、口腔内に炎症やただれ、水疱ができることの総称です。

口内炎には種類があり、発症する原因によって名称が変わります。

一般的な口内炎は、アフタ性口内炎とよばれる軽度のものです。ほかにカタル性口内炎・カンジダ性口内炎などがあり、口内炎の種類を見分けるには、症状を確認する必要があります。

ここでは、口内炎の種類について詳しく解説していきます。

アフタ性口内炎

アフタ性口内炎は、栄養不足やストレス、疲労などの原因で発症すると考えられている口内炎のひとつです。

特定の原因は解明されていませんが、神経質な人にできやすいといわれています。

アフタ性口内炎の症状は、3〜5mmほどの白いただれが数個でき、周辺は赤くなります。また、患部に食べ物や飲み物が当たると、痛みをともないます。

アフタ性口内炎の多くは、発症から1週間前後で自然に治ります。しかし、再発する場合もあるため、再発性アフタ性口内炎ともよばれています。

再発性アフタ性口内炎を発症している場合は、ほかの病気も考えられるので注意が必要です。

カタル性口内炎

カタル性口内炎は、物理的な刺激に細菌が感染することが原因で発症する口内炎です。

物理的な刺激としてあげられるのは、誤って噛んでしまった際の傷や矯正器具、入れ歯、熱い食べ物を食べたときのやけどなどです。

カタル性口内炎の症状には、腫れ・焼けつくような痛み・熱感などがあります。また、アフタ性口内炎の炎症に比べると、炎症部分の境目が曖昧なのが特徴です。

カンジダ性口内炎

カンジダ性口内炎は、カビの一種であるカンジダが原因で発症する口内炎のひとつです。

カンジダは口腔内や皮膚に常在している菌ですが、免疫力の低下する病気によって、カンジダが異常繁殖しやすくなり発症します。また、子どもが発症shた場合は、鵞口瘡(がこうそう)とよばれます。

カンジダ性口内炎の症状は、白い苔のような炎症が舌や口腔内に付着することが特徴で、痛みを感じません。

ヘルペス性口内炎

ヘルペス性口内炎は、単純ヘルペスウイルスが原因で発症する口内炎のひとつです。7歳までの乳幼児に発症することが多くあります。

ヘルペス性口内炎は、口内炎以外にも歯茎の炎症や発熱などの症状が併発します。また、単純ヘルペスウイルスは、一度発症すると体内にウイルスが残ります。

体内に残った単純ヘルペスウイルスは、大人になって免疫力が低下したときなど、体調不良を起こすと活発化することがあります。

活発化した単純ヘルペスウイルスによって再発する原因の多くは、オーラルセックスなどの性感染によるものです。

口内炎を症状とする病気

口内炎を症状とする病気には、ベーチェット病や口腔白板症、子どもがかかりやすいペンパンギーナなどがあります。

特にペーチェット病は、数ヶ月の間に何回も口内炎を再発することがあります。また、口腔白板症は、口内炎の炎症部分が広がっていく病気です。

また、薬物や金属などのアレルギー物質によって引き起こされる、アレルギー性口内炎があります。

アレルギー性口内炎は、扁平苔癬や舌痛症などの病気が隠れている場合があるため注意が必要です。

口内炎を症状とする病気は、口内炎以外にも別の症状を併発している場合があります。

口内炎の症状が2週間以上続いているときは、病院を受診し医師に相談しましょう。

市販薬による治療について

口内炎の原因によって、市販薬を使用し治る可能性があるものと治せないものがあります。

市販薬で治る可能性がある口内炎は、アフタ性口内炎・カタル性口内炎です。

一方、市販薬を使用しても治せない口内炎は、カンジダ性口内炎やウイルス性口内炎、口内炎を症状とする病気です。

市販薬を使用できるアフタ性口内炎とカタル性口内炎ですが、市販薬の中にはアフタ性口内炎のみ使用できるものがあります。

購入前に市販薬の添付文書を確認してください。

また、市販薬を使用しても治らない場合や、アフタ性口内炎・カタル性口内炎以外の疑いがある場合は、病院を受診し医師に相談してください。

おわりに

口内炎はさまざまな原因が関与していると考えられ、種類も多くあります。口内炎によっては、市販薬を使うこともできます。

また、病気の症状として口内炎が発症することもあるので、口内炎ができたときには特徴を確認し、必要であれば病院を受診し的確な治療を受けましょう。