はちみつは口内炎に良い?

はちみつには殺菌作用や炎症をおさえる働きがあると考えられており、傷に塗るなどして古くから民間療法として使われてきました。

中には口内炎にもはちみつを使用する人がいますが、スーパーなどで売られているはちみつは口内炎に効果があるといい切ることはできません。

食用のはちみつと医薬品のはちみつがある

はちみつが口内炎に使われる理由は、医薬品である「日本薬局方ハチミツ」の効能効果に、口唇の亀裂やあれに効果があると記載されているためだと考えられます。

日本薬局方ハチミツに口内炎を治す効果はありませんが、粘膜を保護する働きがあるため、口内炎が悪化しないようにする働きは期待できます。

【第3類医薬品】日本薬局方 ハチミツ 500g

効能・効果

栄養剤,甘味剤,口唇の亀裂・あれ。
内用:妊娠授乳期・肉体疲労・病中病後などの場合の栄養補給

日本薬局方ハチミツ 添付文書

日本薬局方ハチミツが口内炎を和らげる働きが期待できることから、スーパーなどで売られている食用のはちみつも同様の効果を期待して使用するケースがみられます。

しかし、日本薬局方ハチミツ以外のはちみつは医薬品として効果が認められていないため、食用のはちみつは口内炎への効果が期待できません。

ただし、はちみつに含まれる「グルコン酸」には殺菌消毒作用があります。グルコン酸の殺菌作用によって口内の衛生状態を改善し、自然治癒をうながす働きはあるといえます。

はちみつに含まれるビタミンB2の働き

はちみつには、豊富な栄養素が含まれています。特に、はちみつに含まれる「ビタミンB2」には皮膚や粘膜の成長を促進して健康を維持する働きがあります。

口内炎はビタミンB2が不足することで起こりますが、はちみつを食べることでビタミンB2を補うことができ、口内炎で傷ついた粘膜の成長を助ける働きが期待できます。

はちみつの中には砂糖が加えられているものがありますが、糖分は分解される際にビタミンを大量に消費してしまうおそれがあります。

口内炎の粘膜の修復を助けるためにはちみつを摂取する際は、砂糖が含まれていない天然の純度100%のものを選びましょう。

はちみつで口内炎が悪化することはある?

はちみつを口内炎に塗ると、口内炎に激痛をともなうことがあります。これは、口腔内のph値が中性であるのに対してはちみつのph値が酸性であるためです。

酸性であるはちみつを口内炎に塗ると粘膜を溶かして刺激してしまうため、口内炎に痛みが生じます。

口内炎に刺激を与えると口内炎が悪化することがあるため、食用のはちみつを口内炎に塗ることはおすすめできません。

はちみつ以外の原因で口内炎が悪化することも

はちみつを塗ることの他に、以下のような原因で口内炎が悪化することもあります。

■生活リズムが安定していない
■ストレスが溜まっている
■バランスの取れた食生活を遅れていない
■からいものや酸っぱいものなど刺激物を食べている

口内炎の効果的な治療法

出来てしまった口内炎の痛みや炎症を確実におさえるには、薬を使用するのが効果的です。

口内炎の薬には、塗り薬や貼り薬、飲み薬やスプレーなどさまざまな種類があり、口内炎ができている場所に応じて薬が届きやすい形状のものを選ぶことができます。

さらに、しっかりとした効き目が欲しい場合はステロイド配合のものを、軽度の場合はステロイドが入っていないものを選ぶなど、症状の程度に適した薬を使用することが大切です。

口内炎の治し方について、詳しくは関連記事をごらんください。

おわりに

口内炎を治療したい場合は、医薬品を使用するのが最も効果的です。口内炎の早期治療と再発予防のために、食生活や生活習慣にも気をつけましょう。