歯の着色の原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年11月22日

歯の着色の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる歯の着色の原因

飲食物による着色汚れ

歯の表面はエナメル質に覆われており、エナメル質の内側にある象牙質の色によって歯の色はもともとある程度の個人差があります。

歯が着色する原因の多くが、表面のエナメル質が日頃から口にしている飲食物などによって黄ばみを起きることです。飲食物の色素が、エナメル質の表面の膜と結びつくことで着色汚れ(ステイン)となり歯に付着して蓄積します。

歯に着色を起こしやすい飲食物は、コーヒー、紅茶、ウーロン茶などに含まれるタンニンやカテキンの影響、赤ワイン、ぶどうジュース、チョコレートなどに含まれるポリフェノールによるものなどがあります。他にカレー、ケチャップ、ソース、醤油、コーラ、ココアなど色の濃い飲食物や、合成着色料などを使用した食品、タバコのヤニなどが原因となり歯に着色を起こします。毎日少しずつ蓄積することにより、歯の表面に見えるようになります。

加齢による色の変化

加齢につれて、歯の内側にある象牙質は色が濃くなります。加齢に加えて歯のブラッシングのやり過ぎにより表面のエナメル質が薄くなり、内側にある象牙質の色が透けて見えるようになることで、歯が黄ばんでいるように見えます。

虫歯や歯の治療の影響

虫歯や神経がない歯、治療後の詰め物による変色なども歯が着色する原因となることがあります。

歯の脱灰・再石灰化の乱れ

食事をすると、ミュータンス菌が増殖して歯のエナメル質にあるカルシウムやリン酸などのミネラル成分が溶け出る脱灰(だっかい)が起こります。その後時間の経過により、溶け出したミネラル成分も唾液により戻る「再石灰化」が起こります。

脱灰と再石灰化は口の中で常に繰り返されているので、おやつなど間食が多いと脱灰や再石灰化のバランスが崩れてしまいます。脱灰のみが進むことでエナメル質が削られたり、歯の表面に凹凸ができることで光の乱反射により歯は黄ばんで見えるようになります。

歯の着色の対処法

着色汚れを落とす

歯に着色を起こしやすい飲食物やタバコなどはできるだけ避けたほうがよいですが、完全に避けることは難しいため、摂取した後はしっかり歯磨きなどで汚れを落とすことが大切になります。

食後に歯磨きをすることが難しい場合は、うがいや口をゆすぐだけでも効果があるので意識して行いましょう。

唾液の分泌を促す

唾液は食事の後に酸性に傾いている口の中を中性に戻し、歯のミネラル分が溶けだしてエナメル質が削られるのを防いでくれます。日頃から唾液の分泌を盛んにしておくことで再石灰化が促されるので、ガムを噛んだり、舌を動かして唾液分泌を促進させましょう。

また、食事はよく噛んで食べ、唾液の分泌を促進させて歯の再石灰化を促しましょう。梅干しや柑橘系の果物に含まれるクエン酸は唾液分泌を促進させる効果があります。

歯科医院に行く

付着してしまった着色汚れは落ちにくいため、歯磨きで落とせない場合は歯科医院で綺麗にしてもらうことが手早い方法です。着色汚れや磨き残しによる歯垢が固まって歯石となったものによって歯の着色は強く見えるので、ステインと一緒にクリーニングしてもらいましょう。

現在では、歯のホワイトニングを行える医院も数多くあるので、歯を完全に白くしたい方は専門医に相談してみましょう。

薬の使用

歯磨き粉には歯の黄ばみを落とし、ホワイトニング効果があるものを選ぶと良いでしょう。色素沈着を落とす効果がある成分は、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドンなどがタバコのヤニなどの着色を溶解します。

フッ素(フッ化ナトリウム)は、再石灰化を促進してくれる成分であり、歯の表面のエナメル質を酸性にして、歯質を強化、むし歯を予防する効果があります。

殺菌作用成分のイソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジニウムなどが口の中の細菌の増殖を抑えて、歯垢ができるのを防ぐ効果があります。

歯ブラシは硬めのタイプだと歯の表面のエナメル質にダメージを与えることがあるので、やわらかめか普通のタイプのものを選ぶと良いでしょう。

歯の着色に使われるお薬の総合情報

薬剤師に相談する

疑問に思ったことは薬剤師に相談してみましょう。

歯の着色に使われるお薬をブランド名から探す