歯周病(ししゅうびょう)の原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年11月22日

歯周病(ししゅうびょう)の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

不十分な歯みがき

歯周病は細菌の感染によって起きる炎症で、歯を支える歯茎や骨が壊されていく病気です。

唾液成分である糖たんぱくが歯の表面に薄い膜を作り、膜の上にくっついた虫歯菌がネバネバした物質を作ります。そこに口の中にいる細菌が付着して増えていきます。こうしてできた細菌の集まりがプラークです。

このプラーク1mgの中には10億個の細菌が住み着いていると言われており、歯周病を引き起こす原因になっています。

みがき残しがあるとプラークが溜まってしまい、歯周病の原因になります。プラークは取り除かなければ硬くなり、歯みがきでは取り除くことができなくなります。

食生活の乱れ

砂糖をとりすぎると細菌のえさになりプラークを作ります。ミネラルやビタミンが少なく、砂糖や脂肪が多い食生活は歯周病になる原因になります。コーヒーや炭酸飲料などの嗜好品をとることが多い方も歯周病になりやすい傾向があります。

ストレス

長期間のストレスも歯周病を悪化させる原因となります。ストレスを抱えると免疫機能が低下することが影響すると言われています。

喫煙

喫煙者は歯周病にかかりやすい上に重症化しやすく、治療しても治りにくいことがわかっています。

タバコにはタール、ニコチン、一酸化炭素などの多くの有害物質が含まれています。タールはヤニとして歯に付着して、その上にはプラークが付着しやすくなります。

一酸化炭素は細胞への酸素の供給を妨げ、ニコチンは血管を収縮させるため、体が酸欠・栄養不足状態になります。さらにニコチンは免疫機能を狂わせるため、病気に対する抵抗力が落ち、傷を治すために組織を作ってくれる細胞の働きまで抑えて歯周病を治りにくくしてしまいます。

かみ合わせや歯ぎしり

悪いかみ合わせや歯ぎしりや食いしばりも歯周病の原因・悪化に繋がります。

かみ合わせが合わずに歯肉を痛めていることでも歯周病にかかりやすくなります。歯にかぶせるクラウンが原因になることもあります。クラウンは歯と歯の間の歯肉を痛めることが多く、クラウンの形がその部分に合わないと歯周病にかかりやすくなります。

細菌の感染で炎症している歯に歯ぎしりや食いしばりなどの強い圧力が加わると歯ぐきが簡単に壊されやすくなってしまいます。

歯周病の対処法

病院を受診する

歯周病が進行すると歯がグラグラと揺れるようになったり、歯周病菌が原因で全身に悪影響を及ぼすことがあります。早めに病院を受診しましょう。

歯みがきでは取れない硬くなってしまったプラークや歯石の除去、歯のかみ合わせの調整などをしてもらいます。歯石が歯周ポケットの深いところに入り込んでいて除去できない場合は手術をすることがあります。

生活の中でできる予防法

適切な歯みがきをする

鉛筆を持つように歯ブラシを持ち、一個ずつ丁寧に歯をみがきます。

基本のみがき方はありますが、個人に適したみがき方を歯科医師や歯科衛生士から指導を受けると良いでしょう。

食生活を見直す

砂糖や脂肪の多い食事を過剰にとることを控え、食物繊維の多い野菜、ビタミンA・C・D の豊富な食べ物や野菜、果物をとり、バランスの良い食事を心がけましょう。

清涼飲料水にも糖分が多く含まれています。清涼飲料水やコーヒーやアルコールも控えめにしましょう。

ストレスを解消する

適度な運動やリラックスをする時間を日常に取り入れるなど、ストレスを解消させることも大切です。

禁煙する

喫煙は歯周病にかかりやすく悪化させる原因です。タバコは免疫機能を低下させて治りにくくするため、歯周病を治すためには禁煙することが望ましいです。

薬の使用

腫れをおさえて歯周炎や口臭を防ぐビタミンC・殺菌成分・抗炎症成分・フッ素などが配合された歯みがき粉があります。

止血・歯茎を引き締める作用・抗炎症作用・抗菌作用のあるハーブが配合された歯みがき粉や塗り薬、飲み薬もあります。

病院へ行くまでのつなぎとして、抗炎症成分を含む飲み薬を使用することもあります。

歯周病(ししゅうびょう)に使われるお薬の総合情報

歯周病(ししゅうびょう)に関するお役立ち情報

薬剤師に相談する

疑問に思ったことは薬剤師に相談してみましょう。